2013年12月4日水曜日

今年の大会も終了の件

 今年のYPPが終わった・・・。まあ暫くはよく分からん世界大会の2次予選が年末にあると思って毎年生きるしかない。とにかく上半期に厄介なことは終わらせて、下半期に集中できる時間を確保する生き方をしないとちょっとどうにもなりそうにない。もう少し、「年末の夜中に5時間ぐらい拘束されるテストがある」ということに、年始から追い詰められるような実感を持って生活を送る必要がある。
 とりあえず今年の収穫は、俺の作戦変更が結果的に妥当で、50問のマークシートは専門科目の内容を問うものに変更され、General Paperの内容が英文要約だけになったことが分かった、という点だった。去年のGeneral Paper用の問題とは明らかに性質が違う。来年度のYPPがこの形式を踏襲するとすれば、出場選手はよりSpecialized Paperの対策に時間を費やす必要があるだろう。まあ「やっぱりまた戻します」とか来年の11月とかに公言されても困るのだが・・・。
 あと他に収穫があるとすれば、俺たちはミツバチ達を敬わなければならないということが分かった点である。

2013年11月23日土曜日

作戦変更が(多分)必要な件

 そう言えば今年の招待状を見るとGeneral Paperの方は要約だけで、Specialized Paperの方に50問の多肢式問題になってるような書き方がされてるように見える・・・。にも関わらず国連広報センター(UNIC)のYPP情報だと、


Q:筆記試験はどのような内容ですか。

A:筆記試験は2部構成となっています。
  • 一般筆記:全職種共通で、あなたの国際問題に関する知識と文書作成能力を問うものです。問題は消去法で、英語またはフランス語で受験できます。
  • 専門筆記:あなたの希望職種に関する実質的な知識と分析的思考を問うものです。国連公用語6カ国語のいずれかで受験できます。
 とか書かれてて、去年行われた試験形式のままである。YPPのページの文章だと、

Q: What is the structure of the written examination?
A:
The written examination consists of two papers:
  • The General Paper, which is the same for all job families, tests your drafting abilities and/or your knowledge of international affairs; this part can be drafted in either English or French.
  • The Specialized Paper, which tests your substantive knowledge corresponding to the job family you are taking the exam in and your analytical thinking; it can be taken in any of the six UN official languages.
という感じで、"knowledge of international affairs"に関する問題が問われる可能性を示唆している。
 しかし、実際に届いた招待状だと、

Exam Format/Content:
As advertised, the examination in each job family will consist of a General Paper and a
Specialized Paper. The General Paper is the same for all job families and applicants will be asked to summarize a text. The Specialized Paper varies by job family, and consists of the
following:
Finance: 50 multiple choice questions, 3 mandatory essays, and 6 short questions;
Administration: 50 multiple choice questions, 2 mandatory essays, and 10 out of 12 short
questions;
Public Information: 50 multiple choice questions, 2 mandatory essays, and 5 short questions
Statistics: 50 multiple choice questions, 1 mandatory essay, and 8 short questions,
Legal: 50 multiple choice questions and 3 out of 6 essays.

と書かれていて、General Paperの方はサマリー問題だけとも解釈可能な記述がされている。

そしてついにYPPの公式ページでも明確に

The General Paper 

* is the same for all job families, and 
* applicants will be asked to summarize a text. 
* Maximum score for General paper (summary): 150 points 


The Specialized Paper 

* is different for each job family in both substance and format. 
* All Specialized Papers include 50 multiple choice questions which will serve as first eliminatory portion. 
* In case of a large number of candidates, certain parts of the Specialized Papers other than the multiple choice questions may also be eliminatory.



 と記述され、マークシート方式のテストはGeneral Paperではなく、Specialized Paperの方でやることになった(らしい)と言及された。昨年度に比べてこれは大きな変更と言って良いと思う。つまり、俺が去年のPolitical Affairsの試験後の感想で書いたような国連組織の一般的な理解よりは、今年のテストでは各専門分野の知識を問われる問題として、マークシート方式のテストが使われる可能性があるということだ。
 毎年YPP試験の形式は変更されているようなので、実際12月3日に受験してみないと分からないが、個人的にはこれは受験者にとって対策しやすくなった変更だと思う。試験当日に去年と同じでGeneral Paperに課されていたマークシート問題がそのままSpecialized Paperの方に移されただけ、ということになると困るのだが・・・。まあ、何より3か月ぐらい前に言って欲しかったわけであるが。各国40位以内の猛者ならこの変化ぐらい対応してみせろということなのだろうか。

2013年11月7日木曜日

MH4地雷縛り用テンプレ

 MH4の感想の最後で、期待されたオンラインプレイがどうしようもない連中の巣窟になっていて、我々通常のプレイスタイルを有している立場からは不快感が募らない日が無い方が珍しい状態になっていることは言及した。今日はMH4オンラインプレイの「地雷縛り用テンプレ」なる行動様式をまとめたので記載しておく。地雷縛りでMH4をプレイしたい場合は下記を参照。
  1. ハンターの名前はできるだけ、「ゆうた」、「ゆうと」、「キリト」、「エレン」、「ひろと」に設定すること。これらの名前にしたくない場合はファーストネームをひらがなで入力。他の名前の使用は許されない。
  2. 武器は「エイム of トリック」か改造ギルクエで入手した「輝剣」を使用すること。「エイム of トリック」の強化は「エイム of イリューズ」までしか認められず、「輝剣」を使用する場合は、たとえ生産武器の方が優れていたとしても「輝剣」を使用すること。
  3. 装備はゴア一式、ゴルルナ一式、チートで手に入れたミラバル一式、チートで手に入れたスキル不発動の無意味な混合装備から選択すること。他の装備は許されない。特にチートで手に入れたスキル不発動のクソ混合装備は地雷ポイントが高く、評価できる。
  4. 旅団クエストを進めることは許されない。
  5. オンラインでは必ず他人の集会所に入り、無言でクエストを貼ること。既にホストがクエストを貼っていたとしても無視して貼ること。
  6. 他の人が何か苦言を呈してきたら、「てつだって」、「いこ」、「はやく」のいずれかの言葉をテキストチャットを通じて発すること。「ハチミツください」は使い古されており、地雷プレイをしていることがばれてしまうため注意。現在ではむしろ「改造ギルクエください」、「ギルクエください」の方が地雷ポイントが高く、評価できる。これら以外の発言は許されない。
  7. クエストが始まったらベースキャンプで待機するか、延々採取のみを行うこと。無理してモンスターを狩りたい場合は、操虫棍の場合は跳躍からの乗り攻撃ばかりを狙うこと。大剣の場合は振り回しと切り上げのみを使用すること。他の行動は一切許されない。また、必ず乗り攻撃は失敗すること。
  8. 死亡してしまった場合はベースキャンプで放置。放置したくない場合は無言で切断すること。やる気を見せることは許されない。
  9. 他のプレイヤーがモンスターを討伐したら全速力で剥ぎ取りへ向かうこと。他のプレイヤーに妨害されても無言で剥ぎ取り続けること。
  10. クエスト終了後は上記5に戻りまた無言でクエストを貼ること。他の人が苦言を呈して退出したら自分も退出して新しい寄生先を探し、上記5に戻ること。
 実に体感では4割以上の人々がこのような縛りプレイをしているので驚く限りである。是非このような厳しい縛りを付けてプレイしている素晴らしいハンターの方々には、我々のような愚昧の徒の与り知らない場所で更なる高みへ飛躍して頂きたいので、このような卓越した人格を持つ方々に、我々のような無知蒙昧の輩が使用している集会所から退席して頂くシステムを、カプコンに至急開発して頂きたいと願うばかりである。

2013年11月1日金曜日

2013年国連YPPのLegal Affairs 用推薦図書に関する雑感

今年のLegal Affairs用の推薦図書(というか実際には図書じゃなくて国際法条文そのもの)に関する(8番目以外の)雑感が下記。

1.The Charter of the United Nations

高確率で持っている条約集の最初に入っていてなぜか日本のポケット六法にすら確実に入っている国連憲章。2条4項、2条7項、6章ちょっとと7章大部分(と純粋な法学的視点からはこれがないと国際秩序が始まらない103条)は覚えていて当然じゃないと困る。

2.The Convention on the Privileges and Immunities of the United Nations

国際法主体としての国連について規定した条約。国連の法人格と国連職員に与えられる特権免除に解する理解が必須。一般的に「国際機構」単独で講義を構成しない場合は教育機関だと「国際法の主体としての国際機関」の時間に教える。問題の作り手としてはケーススタディで絡めやすく、実際配布されているYPPの過去問でも(多分試験作成者がにやにやしながら)その手の事例を作っているので、国連損害賠償事件、国連経費事件についてのICJの勧告的意見は読んどくべき。

3.The Universal Declaration of Human Rights

いわゆるUDHR。「国際人権法」という講義があったら担当教官は高確率でICCPRやICESRの前に部分的でも触れる国連総会で採択された宣言。ここに示されている内容を100%守っている夢のような国は世界中どこにも存在しないことは自明だが、それでも国際人権法の(象徴的な意味も含めて)最上位の法源には違いが無いので、国際人権法上の問題に関して論文を書く場合は法源っぽく言及するのが常套手段。

4.The Geneva Convention of 1949

いわゆる「ジュネーブ諸条約」でこっちは「国際人道法」の最上位の法源の1つ。国際人道法兄弟のもう一方の片割れである「ハーグ陸戦条約(ハーグ法)」が戦争の「方法」を規律することを重視するのに対し、こっちのジュネーブ法は戦争の「対象」を規律することを重視する。特に現代的な文脈では「戦時」と「平時」、「戦闘員」と「非戦闘員」の境界が曖昧になっていることもあり、4つ目の文民の保護に対する条約が大切。ロースクールだと教員は「戦闘員」と「非戦闘員」の現代的な区別に関する終わりのない議論で法の不確定性をアピールして無理して盛り上げようとする。

5.The 1982 United Nations Convention on the Law of the Sea

国際海洋法の最上位の法源。所謂「排他的経済水域」とか「領海」とかいう言葉の意味はこの条約を見ればわかる。日本は海洋国であることもありマニアがいっぱい居る。これも事例問題にしやすい。

6.The annual resolutions of the United Nations General Assembly on Oceans and the aw of the sea

上記の海洋法上の問題に関する国連総会決議(の数々)。今回のような試験でまともに相手にすると「実際は6問中1問しか出なくてしかも他の3つの方が簡単で選ばなかった・・・」という展開になるのが怖い。もっとも筆記試験の次の面接で面接官が国際海洋法マニアで「君は国際海洋法の問題は解かなかったが云々」みたいな展開になるともっと怖い。

7.The 1969 Vienna Convention on the Law of Treaties

いわゆる「ウィーン条約法条約」で、通りを歩いているおっさんおばさんは(国連憲章に比較して)まず知らないが何気に国連憲章と並ぶくらい国際法にとって大切かもしれない。特に「条約の留保」については、これに関する問題で世界中の国際法学者達が期末試験で学生達を苦しめようと舌なめずりしている。

2013年10月23日水曜日

「人間性を捧げよ」→「人間性を捧げよ」→「人間性を捧げよ」でもう俺は前しか見えない。

 結局今年の国連YPP試験(Legal Affairs)にも呼ばれたので、また1つ人間性を捧げることになり、もう俺は前しか見えない。

2013年10月16日水曜日

ビッグ・ドライバー 感想

 何かちょっと隙があるので本当はモンハンがしたいのだがスティーヴン・キングの「ビッグ・ドライバー」の感想を書くことにする。「ビッグ・ドライバー」は以前感想を書いた「1922」と日本語訳版では姉妹本になっている作品で、以前紹介したものと同様に「救いのない状況で救いを求めて行動する人々」を描く中編集である。
 「ビッグ・ドライバー」の方に収められている作品についていつも通り適当あらすじを書くと、まず表題作になっている「ビッグ・ドライバー」では、道に迷った女流作家がレイプされて屑としか形容のしようがない犯人に復讐する話が描かれている。次の「素晴らしき結婚生活」では実はシリアルキラーであることを隠して長年結婚生活を送っていた屑としか形容のしようがない夫の裏の顔を知った妻がその夫をぶっ殺す話である。つまりこの本には屑としか形容のしようがない人間を殺さざるを得ない心境に陥った他者が殺す話が2本収められている。「1922」と明確に違うのは「ビッグ・ドライバー」で殺される側の人間は「ローズ・マダー」の夫と同様、目の前にデスノートがあったら8割以上の人は名前を書くであろう存在だという点であろう。「1922」では他人面で立派な消費者らしく主人公たちの行動を糾弾できたかもしれない人々が、「ビッグ・ドライバー」では糾弾するのに困難を覚えるかもしれない。
 個別の作品の感想について、まず「ビッグ・ドライバー」の方は、キングの人間を描く能力が良く活かされた作品だと思う。舞城王太郎の作品に関する感想を以前書いた時には指摘しなかったのだが、舞城王太郎が本当に男だと仮定した場合に、スティーヴン・キングと共有し得る部分は、異性(女)を描写するのが上手いという点だと思う。舞城王太郎についてはこの点に関する俺と俺の彼女の見解は同じなのだが、キングに関してはこれまでそれほど女性を書くのが上手いという点は俺の中で意識されていなかった。しかし、今作で改めて俺は気づかされたのだが、このスティーヴン・キングというモダン・ホラーの巨匠(兼薬物中毒者)は、女性を描くのが上手い。女性を書く行為そのものが上手いのか、それとも人間を描く能力の延長線上に位置づけられるのかは明確ではないが、多分「ビッグ・ドライバー」の展開と女性の心理に共感する人々は多いのではないか、と思う。
 「ビッグ・ドライバー」も女性が主人公だが、実は「素晴らしき結婚生活」の方も女性が主人公である(だから余計「女を書くのが上手いな」と思ったのかもしれない)。年齢はこちらの方が上で、初老の夫婦の内、妻の方がシリアルキラーである夫の正体に気付き、彼を殺す。
 本作に収められている作品2点に共通し、かつかなり作品の本質的な部分に触れるような感想を書くと、人間にとって「正しさ」とはどのように決められるのか、それを考えさせる作品だったと思う。人間は経験したことしか理解はできても納得はできないので、どこまで行っても他人の「正しさ」を経験できない以上、他人事なのだ。他人だからこそレイプ犯への復讐や身内のシリアルキラーを殺すことは「犯罪」だと糾弾できるし、実際苦痛と不正を経験しなかった者が多数派だったという単純な事実によって、人間社会は人が人を殺すことを正当化しなくてよくなり、不正を不正で贖うことを間違っていると見せかけることに成功していると個人的には思う。
 しかし、このように社会で示されている「正しさ」に関する人間の対応が「真実」かどうかは、問われるべきだろう。あとがきでキングが珍しく真面目な話をしているのは、この意味での「真実」性を物語が放棄するべきではないという内容だと解釈できる。物語という手法は、嘘であるからこそ社会で示されている嘘を嘘と偽ってそのまま表現しなくても良いのだ。「ビッグ・ドライバー」で避妊もされずに殴られながらレイプされたテスの存在も嘘だし、「素晴らしき結婚生活」で殺人依存症に陥り他者を食い物にしているボブの存在も嘘なのだ。しかし、だからこそ物語は社会で正当化されている見せかけの正義に正当性を持たせて、個々の登場人物が抱く個別の「正しさ」という真実から逃げなくても良いのだ。現実世界では糾弾すべき行動であっても、その糾弾の根拠となる「正しさ」は、苦痛と不正を味わった個人の感情にとって本当の正しさではない。嘘である物語だからこそ、人間が抱く真の感情をそのまま伝えることができるのであり、そこから逃げた時、物語は価値を失うのだと思う。

MH4 感想 (終)

 もう既に集会所、村、訓練所全てクリアしてHRも120を超えたのだが、今作には「天地狩猟の覇紋」が存在しないという悲しい事実が判明した・・・。HR100集会所最後のクエストはちょっと攻撃が痛くなったダラ・アマデュラで、正直村最終の方がまだ最終クエストらしい感じだった。
 というわけで(天地狩猟の覇紋が無いのでぱっとしないが)MH4の感想もとりあえず今回で終わりである。MH4全体の評価についてはHR100までやっても俺については変わらなかった。途中1回謎のエラーが発生して3DSが強制終了して「もう今日は止めるわ・・・」となった以外は特段ゲームとしての不具合には遭遇しなかった、と思う。
 まあ実質G級の高レベルギルドクエストや異常な能力を持った発掘武器、運が要求される採集クエストや、行ってみたら地雷どころか歴代シリーズ屈指の馬鹿と無能と言わざるを得ない連中の巣窟となってしまったオンライン集会所の状況など、問題はあるにはあるのだが、どれも「絶対にどうにもならないシステム上の問題」というわけでもないので、ゲームそのものとしてはやはり歴代最高傑作のモンスターハンターだと思う。これらの問題の内、たぶん「行ってみたら地雷どころか歴代シリーズ屈指の馬鹿と無能と言わざるを得ない連中の巣窟となってしまったオンライン集会所の状況」については別個に書くと思う。それぐらいおかしい。
 今後のモンスターハンターについては、あとどれぐらいハンターそのものの強化をゲームとして許容するのかが1つの課題になるだろう。今作では垂直方向の挙動と強制ダウン攻撃が解禁されたわけだが、今後どこかのゲームのように「必殺技」とか「メガ進化」とか言い出さないかは心配ではある。もっともそれ以上にまたCAPCOMという企業が3年ぐらい「MH4系」のゲームを延々作り続けないことを祈るばかりではあるが。