2011年7月15日金曜日

ビザ面接の思い出

 実は先週の金曜日ぐらいにビザ面接を受けに東京の米国大使館に行っていた。
 なので、実は「思い出」と言うまで記憶が風化していないのだが、非常に印象的に俺の記憶に刻まれた。俺は面接時間が朝9時ぐらいだったのだが、初めてビザ面接を受けるので少し緊張して、8時20分ごろにはもう大使館近辺にたどり着いていた。多分俺が一番始めの順番だろうから、少し待たされるのかもしれないと思ったのだが、別の意味で待たされることになった。ディズニーランドのアトラクション前のごとく、長蛇の列ができていたのである。
 正直これには少しびっくりさせられた。子供連れの家族から外国人まで実に様々な人が既に列を成していたのだ。皆一生懸命である。受付も担当していた警察官らしき人も大変そうだった。
 かなり長い時間待たされた後、複数のセキュリティチェックを受けて内部に入るのだが、内部は俺の想像と全然違っていて、映画館のチケット売り場みたいな感じになっていた。「面接」も一瞬である。名前と渡米目的と俺がフルブライターだということぐらいしか喋っていない。指紋を採る時間の方が面接よりも長かったかもしれない。
 しかし、俺はDS-2019無しで面接を受けたので、当然不許可の通知が(その場では)降りた。実はビザ面接には抜け道っぽいものがあり、東京の米国大使館に限りDSなしでも面接が可能なのだ。当然DSなしでやった場合はその後に再び署名入りのDSを大使館に送らなければならないので、二度手間になるし手続き的な問題があるのでやるべきではないが、俺の場合は渡米まで3週間を切っているのにまだDSが来ていないという意味不明な状況だったのでやらざるを得なかった。人生初のビザ面接が抜け道っぽい手続きだったというのは本当にたどたどしくていかにも初めて外国に行く人らしい。フルブライトも狙って俺になかなかDSを出さなかったのかもしれない。

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