2011年9月18日日曜日

「次」のモンスターハンターについて

 俺がアメリカに来ている間に日本では新しいモンハンの話題が出ている。一見、もう今後のモンハンは全部3DSで統一されるように見えるような発表のされ方である。
 俺は3DSを持っていないので、今回も3の時のように「モンハンのために新しくハードを購入する」かどうかということが、今後のモンハンをやる上での前提となるらしい。しかし、今回のモンハンが俺のような者に対し、新しくハードを購入してまでプレイさせるような魅力があったかというと、少し説得力に欠ける気がする。何せ、そもそも3DSに興味が無いどころか、3D機能も、タッチペン?で操作する機能も俺は必要としておらず、店頭で触った限り画面が小さいし操作もしにくそうだったので、中立的な評価どころか、マイナスの評価をしているのだ。3DS自体で俺に3DSを買わせるインセンティブを持たせることができない以上、新しいモンスターハンター3Gがどれほど魅力的であるかが問題となる。
 この点、今のところ俺の印象は良くない。伝統的に各シリーズで「主役」の扱いを受けるパッケージモンスターはブラキディオスという、はっきり言ってパッケージモンスターとしては歴代最低のビジュアルを持つモンスターである。ボルボロスやハプルボッカみたいなキワモノポジションにしか見えない。また、何より3→P3→3Gという、3回目のモンスターの使い回しというのが少し気になる。今のところ有意な差異化が図られるどころか、上記→に沿ってバージョンアップしているだけのように(しかもめんどくさいことに全部ハードが違う)見えるので、上記→の根本である3にあった水中戦を増やした(元に戻した)だけではあまり魅力的だとは言えないと思う。
 操作については文句を言ってもやれば結局慣れるものなのでいいとして、さらに問題であるのは3DSが携帯機としてPSPと同程度のネットによる協力プレイの状況を作り出せるか、ということである。今のところ「公式」にはアドパのような特別なソフト(あったとしてWiiでやるのだろうか)も無いし、KAIなどの「非公式」のソフトを使うしかないようだ。中にはアドパよりKAIの方が良いという人もいるようだが、俺としては今のところ「公式」のソフトを介さないと安定しないので使い辛い。特にアメリカに居ると、以前の記事で書いたようにアドパ以外の有効な接続方法が無いので、代替する接続手段がないと結構俺の使い方に関して言えば購買意欲が削がれてしまう。購買意欲の構成要素として、3DSがネットワークに繋げるかどうかというのは個人的に結構大きいポイントなので、発売日までにこれが可能だという情報を手に入れない限り俺は新しいモンハンも3DSにも関心を持たないだろう。
 より根本的なことを言うと、売り方に関して言えば、なぜ基本的な世界観・システムが同様であるソフトをわざわざ3回別々のハードで出さなければいけないのか、少し意味が分からない。悪質な完全版商法にしか見えない。わざわざユーザーがこの流れに沿って3回別々のハードを買ってCAPCOMについて行く必要は今のところ無いのではないだろうか。今出ている情報を見る限り、MH3・MHP3・MH3Gは結局殆ど同じ話(モンハンには「話」が無いので「話」に当たる部分はシステムやモンスターになる。この3作品はそれが基本的に同じで言わば「モンスターハンター3系」)なので、Wii・PSP(PS3)・3DSの内、自分が持っているハードで出たものを買って楽しめばそれで済む話だと思う。俺に関して言えば「PSPバージョン(HD含む)」のものを買ってプレイしたので、もう「モンスターハンター3系」が持っていたコンテンツは消費してしまったということだ。
 というわけで、「次」のモンスターハンターについては、あのリオレウスの背中にハンターがしがみついてガシガシ剣を刺しまくっていた「モンスターハンター4系」に期待することにしよう。

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