2010年12月20日月曜日

MHP3 感想 (終)

 天地狩猟ノ覇紋を獲得した。すなわち、MHP3に存在するクエストの全てを一通りクリアした証である。ライトユーザーならこの勲章を持ってれば「俺もうMHP3飽きた」と言っても別に問題ない。発売前に書いていた通り、結局ソロで完走した。この勲章を取るまではネットの情報とアドパの利用を完全封印していたので、やっとそれができるのが嬉しい。1回行ってみたが、今回はギルカの送り易さは段違いに向上しているようだ。
 さて、個人的なラスクエはドリンク屋の「最強と最恐」だったが、まあ今回はミラ3兄弟に代わる、三界3兄弟、アカムトルム、ウカムルバス、そしてアルバトリオンについて書いておく方がいいだろう。

1.覇竜アカムトルム

 グラフィックがかなり美しくなった新・アカムトルムである。基本的な攻撃パターンは前作と共通しているが、全体的な挙動が早くなり、体を180度後ろにひねるような攻撃が新たに加わった。また、文字通り「必殺」のソニックブラストは健在であり、今作では微妙に横になぎ払うような動作があるので注意である。これでもっと大きくなぎ払いながら撃ってきたらもっと脅威だったかもしれない。
 しかし、結局の所アカムトルムはアカムトルムなので、前作のアカムトルムを100頭以上狩っている人にとっては問題なく狩れる。

2.崩竜ウカムルバス

 総合的な強さで言えば、ウカムルバスの方がアカムトルムよりも上かもしれない。アカムトルムと同様の180度体を後ろにひねる攻撃に加えて、必殺のブレスを真っ直ぐ以外に横払いでも撃ってくる。この横払いブレスは少し避けにくい。内側に居ても氷が弾き飛ばされて飛んでくる。アカムトルムの突進も同じであるが、今回の潜行攻撃は結構追ってくるので、前作のような簡単な挙動での回避が難しくなった。

3.煌黒龍アルバトリオン

 頭がリーゼント、というか完全にスネ夫になってしまっている古龍である。攻撃方法も含めて、FFの中ボスとかに居てもいい感じのモンスター。俺は知らなかったので結局いつものカラミティペインで鎖をチャリチャリ言わせながら斬っていたが、弱点属性が戦闘中に微妙に変わっているらしく、龍属性武器1択というわけでもないようだ。
 個人的に脅威だったのがこいつの猫パンチである。古龍の猫パンチは過去作の古龍種が使ってくる伝統的な技だが、こいつの猫パンチは文字通りマッハの速度で撃ってくるため、本当に避けにくい。後ろで尻尾を斬っていると頻繁にこれを食らうハメになる。
 上記したように属性変更に合わせて出す技を変えてくるようで、攻撃を食らうと頻繁にやられ状態にされる。しかし、肉質がミラ3兄弟のように異様に固いわけではないので、討伐だけなら正面に極力立たずに側面から攻めれば問題なく可能である。

 というわけで長らく同タイトルで上げてきたMHP3の感想も今回でラストである。世間的にはボリュームが無い、モンスターが弱すぎる、という声もあるようだが、個人的にはボリュームは(多分)多くの一般人には適量であり、モンスターが弱いというより、単純に当たり判定が見直されたことによる恩恵が大きいと考えている。
 しかし、不満が無いわけではない。特に武器の攻撃力の数値は、「どの武器も対等の関係ですよ」という開発側の意図せんとするところは分かるし、実質的にはそうなのだが、やはり表示上片手剣の攻撃力に劣る大剣というのは納得し難い。この結果、各武器の使用法は異なっているものの、武器そのものの個性が埋没してしまっているように見える。あの数値だけ見ても、大剣やハンマーが一発の武器なのか手数の武器なのか判断できない。
 と、まあ少し不満もあるものの、残りの要素はもう現在のPSPの性能を限界まで引き出しているのではないかと思う。特にグラフィックはもう次世代機が出ない限りこれ以上は難しい気がするというほど向上した。モンスターも表情豊かに描写されるようにはなった。しかし、やはり現在のPSPでは限界だと思う。ヘビーユーザーの多くがMHP3Gが早く出ることを待ち望んでいると思うが、個人的には(PSPgoではない)PSPの次で次のモンハンをやりたいと願う。

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