2010年12月27日月曜日

MHP3 マイセット装備 (1)

 まだ検証中のものも多いが、とりあえずMHP3になってからやっと各武器の性能を引き出せるような装備が揃った。今作で斬れ味レベル+1にこだわる人間にとっては、高い匠ポイントを持ちながら相反する斬れ味にマイナスを持たない荒天が欠かせない。


1.匠業物汎用(スラッシュアックス向け)

武器スロ1 速納【1】
ヴァイクSヘルム 匠【1】×2
荒天【衣】 
ヴァイクSアーム 全開【1】
荒天【帯】 斬鉄【3】
荒天【袴】 速納【2】
龍の護石(斬れ味4 笛-2) 匠【3】

斬れ味レベル+1、納刀術、水属性攻撃強化+1、力の解放+1、業物

今作では難しい匠・業物装備の1つ。納刀に時間のかかるスラッシュアックスやガンランスに向いている。


2.耳栓汎用

武器スロ1 流水【1】
荒天【冠】 防音【3】
荒天【衣】
アカムトサクンペ 防音【3】
荒天【帯】 研磨【1】×3
荒天【袴】 流水【2】
王の護石(匠2、龍属性攻撃1) 研磨【1】×2

斬れ味レベル+1、水属性攻撃強化+1、力の解放+1、耳栓、砥石使用高速化

ガードができない双剣や太刀に向いている。今作では咆哮後のハメが減ったので、耳栓は防御というより攻撃を続けるためのスキルになっている。


3.高級耳栓汎用

武器スロ不要(全開【2】)
荒天【冠】 研磨【1】×2、匠【1】
荒天【衣】
アカムトサクンペ 防音【3】
ダマスクコイル 防音【3】
荒天【袴】 研磨【1】×2
龍の護石(聴覚保護5、装填数2)

高級耳栓、斬れ味レベル+1、砥石使用高速化、(力の解放+1)

上記と同じコンセプトの高級耳栓装備。武器スロ2で力の解放も発動する。


4. 風圧無効匠ランス

荒天【冠】 防風【2】、防風【1】
荒天【衣】
ガンキンUアーム 鉄壁【2】
荒天【帯】 防風【2】
荒天【袴】 匠【1】×2
王の護石(風圧3、運気-1) 防風【2】

斬れ味レベル+1、ガード性能+1、力の解放+1、風圧無効

ランスの弱点である風圧を無効にした装備。そんなに使わない。


5.匠ガンランス(検証中)

武器スロ1 研磨【1】
荒天【冠】 研磨【1】×3
荒天【衣】
ガンキンUアーム 鉄壁【2】
荒天【帯】 砲術【1】×2、研磨【1】
荒天【袴】 匠【1】×2
王の護石(ガード性能3) 砲術【1】×3

斬れ味レベル+1、ガード性能+1、力の解放+1、砲術師、砥石使用高速化

ガンランス用の荒天。個人的には砲術師は砲術王にできそうな気がするのでまだ検証中。このままでも十分強いが。


6.匠狩猟笛(検証中)

武器スロ不要
荒天【冠】 跳躍【3】
荒天【衣】
ベリオUアーム 跳躍【1】
荒天【帯】 跳躍【3】
荒天【袴】 跳躍【1】、鼓笛【1】
龍の護石(匠5、笛9)

斬れ味レベル+1、回避距離UP、笛吹き名人、力の解放+1

笛用の荒天。2ndGの頃から個人的には狩猟笛を用いる際に回避距離が付いているとやりやすいので発動させている。まだ検証中。


7.(匠)ダブル抜刀減気

武器スロ1 抜刀【1】
ディアブロUヘルム 速納【1】
ディアブロUメイル 速納【2】、速納【1】
ディアブロUアーム 速納【1】
ディアブロUコイル 抜刀【2】、抜刀【1】
ディアブロUグリーヴ 速納【2】、速納【1】
龍の護石(抜刀会心5)

スタミナ奪取、納刀術、KO術、抜刀術【力】、抜刀術【技】 龍属性攻撃弱化

おなじみのダブル抜刀大剣運用装備。単純だが強い。


8.旧カイザミに近い装備

武器スロ不要
ネブラSヘルム 研磨【1】×2
荒天【衣】
ジンオウアーム 研磨【1】
バンギスコイル
荒天【袴】 研磨【1】×2
龍の護石(斬れ味4、笛-2) 全開【2】、全開【1】

力の解放+2、斬れ味レベル+1、砥石使用高速化、業物

匠・業物装備の1つ。力の解放の性質上、太刀よりもハンマー、双剣、ランスなどの攻撃や動作にスタミナを消費する武器に向いている。はっきり言って強い。


9.貫通弓用集中ランナー装備

武器スロ不要
陸奥・覇【烏帽子】 回避【2】、回避【1】
陸奥・覇【胴当て】 強走【1】
ネブラUガード 強走【3】
ネブラUコート 達人【2】
陸奥・覇【具足】 貫通【3】
王の護石(回避性能6、ガード性能1)

ランナー、集中、回避性能+1、貫通弾・貫通矢UP、見切り+1

貫通弓が鬼の強さになる装備。回避性能を捨てて護石を変更すれば見切り+3にもできたが、総合性能はこちらの構成の方が良い。稚雷やアミルバハルなどに向いている。


10.連射弓用集中ランナー装備(検証中)

武器スロ不要
陸奥・覇【烏帽子】 達人【3】
陸奥・覇【胴当て】 短縮【1】
ヴァイクSガード 短縮【1】
ネブラUコート 強弾【1】×2
陸奥・覇【具足】 強弾【3】
王の護石(スタミナ4、腹減り-2) 強走【3】

見切り+1、ランナー、集中、通常弾・連射矢UP

連射弓用の集中ランナー装備。このままでも十分強いがまだ検証中。


11.装填数UP覇弓専用装備(検証中)

覇弓レラカムトルム
陸奥・覇【烏帽子】 短縮【3】
蒼天【衣】
ダマスクガード 達人【1】
陸奥・覇【腰当て】
陸奥・覇【具足】 貫通【1】
龍の護石(装填数6、抜刀会心1)

装填数UP、集中、貫通弾・貫通矢UP、見切り+1

1人でアルバトリオンの頭と翼を破壊して討伐するために用いた装備。アマツマガツチに対しても有効。まだ発展の余地がある。


12.ボウガン用装填速度装備(検証中)

武器スロ2 早填【2】
ディアブロUキャップ 属攻【1】
エスカドラゼーレ 属攻【1】
エスカドラアルマ 早填【2】
エスカドラフォルス 属攻【1】、早填【2】
エスカドラスクレ 早填【2】、達人【1】
龍の護石(回避距離6、達人9)

回避距離UP、装填速度+2、属性攻撃強化、見切り+1

ボウガンを使いやすくすることをコンセプトに作った装備。スキル構成上属性弾を撃てるボウガンの方がいい。まだまだ発展途上。

2010年12月24日金曜日

抜刀減気おいしいです。

 太刀使いの癖に最近強いなあと思っているのがダブル抜刀術を発生させたディアブロU一式で大剣を担ぐスタイルである。俺が良く使っているのが、

武器スロ1 抜刀【1】
ディアブロUヘルム 速納【1】
ディアブロUメイル 速納【2】、速納【1】
ディアブロUアーム 速納【1】
ディアブロUコイル 抜刀【2】、抜刀【1】
ディアブロUグリーヴ 速納【2】、速納【1】
龍の護石(抜刀会心5)

スタミナ奪取、納刀術、KO術、抜刀術【力】、抜刀術【技】 龍属性攻撃弱化

の装備である。ハンマーの役割を殺すほどのスタン性能に加えて切断も可能という、大剣の万能性を飛躍的に増大させるスキル構成である。素で青や白ゲージが長い大剣を使うと(匠)ダブル抜刀減気という、ほとんどチートに近い性能を発揮する。スタンにはなっても減気が効かない古龍種以外に非常に有効。お守りにスロットがあれば武器スロを使わないか、あるいは龍属性攻撃弱化も消せるが、大剣にはたとえ発動していてもあまりマイナスにならないかもしれない。リオレイアやリオレウスの稀少種のように、肉質が硬い敵の場合も納刀術に代えて心眼を発生させることで対応できる。

2010年12月21日火曜日

「お前はもう死んでいる」

 Northwesternへ出すエッセイがいい感じに仕上がっている。まあ作年普通に合格した大学院だし、昨年度の水準のもので既に合格できるものになっている以上、あまりいじっても仕方が無い上に、俺は出願する前からこの大学院には確実に合格する気がする。「お前はもう死んでいる」だ。
 Northwesternは他のLLMと異なり、(MBAなら当たり前なのだが)選考過程に面接があるのが特色である。昨年度は修士論文がかなり佳境に入っていて余裕が無かったので、向こうとの約15時間もある時差を調べずに面接の予約を取ってしまって、結局朝4時30分に面接を受けることになってしまった。だが俺はTOEFLが要求点数に約20点ほど足りていないにも関わらず大逆転勝利を飾る英語面接がなぜかできたのであった。まあ、結局普通に合格しても金が無かったので行けなかったわけだが。
 今年は前年度の教訓を活かしてちゃんと下調べをしておいたので、こんな朝早くにやらなくて良いような時間に設定した。面接の形式はSkypeを使った面接である。俺はこの面接のために作年生まれて初めてSkypeを使い、パソコン用のマイクを3日前ぐらいに購入して面接に臨んだ。こんなんで本当に会話ができるのか半信半疑だったが、全然普通の電話と同じような感じで喋れたので面接を受けてる最中にすごいなあこれと思っていた。パソコン用のマイクはその後VC用のマイクとしてアドパで一時期使われたが、モンハンの音が聞こえない点と他人の生活音が異様に拾われる点が嫌になったので結局1年ほど封印されることとなった。多分今回も終わったらしばらく使わないことになるだろう。
 とりあえずNorthwesternに関しては面接の関係上正月をまたぐことになるので、また気合を入れ直してフルブライトと同じように俺が勝つつもりで臨む。

2010年12月20日月曜日

MHP3 感想 (終)

 天地狩猟ノ覇紋を獲得した。すなわち、MHP3に存在するクエストの全てを一通りクリアした証である。ライトユーザーならこの勲章を持ってれば「俺もうMHP3飽きた」と言っても別に問題ない。発売前に書いていた通り、結局ソロで完走した。この勲章を取るまではネットの情報とアドパの利用を完全封印していたので、やっとそれができるのが嬉しい。1回行ってみたが、今回はギルカの送り易さは段違いに向上しているようだ。
 さて、個人的なラスクエはドリンク屋の「最強と最恐」だったが、まあ今回はミラ3兄弟に代わる、三界3兄弟、アカムトルム、ウカムルバス、そしてアルバトリオンについて書いておく方がいいだろう。

1.覇竜アカムトルム

 グラフィックがかなり美しくなった新・アカムトルムである。基本的な攻撃パターンは前作と共通しているが、全体的な挙動が早くなり、体を180度後ろにひねるような攻撃が新たに加わった。また、文字通り「必殺」のソニックブラストは健在であり、今作では微妙に横になぎ払うような動作があるので注意である。これでもっと大きくなぎ払いながら撃ってきたらもっと脅威だったかもしれない。
 しかし、結局の所アカムトルムはアカムトルムなので、前作のアカムトルムを100頭以上狩っている人にとっては問題なく狩れる。

2.崩竜ウカムルバス

 総合的な強さで言えば、ウカムルバスの方がアカムトルムよりも上かもしれない。アカムトルムと同様の180度体を後ろにひねる攻撃に加えて、必殺のブレスを真っ直ぐ以外に横払いでも撃ってくる。この横払いブレスは少し避けにくい。内側に居ても氷が弾き飛ばされて飛んでくる。アカムトルムの突進も同じであるが、今回の潜行攻撃は結構追ってくるので、前作のような簡単な挙動での回避が難しくなった。

3.煌黒龍アルバトリオン

 頭がリーゼント、というか完全にスネ夫になってしまっている古龍である。攻撃方法も含めて、FFの中ボスとかに居てもいい感じのモンスター。俺は知らなかったので結局いつものカラミティペインで鎖をチャリチャリ言わせながら斬っていたが、弱点属性が戦闘中に微妙に変わっているらしく、龍属性武器1択というわけでもないようだ。
 個人的に脅威だったのがこいつの猫パンチである。古龍の猫パンチは過去作の古龍種が使ってくる伝統的な技だが、こいつの猫パンチは文字通りマッハの速度で撃ってくるため、本当に避けにくい。後ろで尻尾を斬っていると頻繁にこれを食らうハメになる。
 上記したように属性変更に合わせて出す技を変えてくるようで、攻撃を食らうと頻繁にやられ状態にされる。しかし、肉質がミラ3兄弟のように異様に固いわけではないので、討伐だけなら正面に極力立たずに側面から攻めれば問題なく可能である。

 というわけで長らく同タイトルで上げてきたMHP3の感想も今回でラストである。世間的にはボリュームが無い、モンスターが弱すぎる、という声もあるようだが、個人的にはボリュームは(多分)多くの一般人には適量であり、モンスターが弱いというより、単純に当たり判定が見直されたことによる恩恵が大きいと考えている。
 しかし、不満が無いわけではない。特に武器の攻撃力の数値は、「どの武器も対等の関係ですよ」という開発側の意図せんとするところは分かるし、実質的にはそうなのだが、やはり表示上片手剣の攻撃力に劣る大剣というのは納得し難い。この結果、各武器の使用法は異なっているものの、武器そのものの個性が埋没してしまっているように見える。あの数値だけ見ても、大剣やハンマーが一発の武器なのか手数の武器なのか判断できない。
 と、まあ少し不満もあるものの、残りの要素はもう現在のPSPの性能を限界まで引き出しているのではないかと思う。特にグラフィックはもう次世代機が出ない限りこれ以上は難しい気がするというほど向上した。モンスターも表情豊かに描写されるようにはなった。しかし、やはり現在のPSPでは限界だと思う。ヘビーユーザーの多くがMHP3Gが早く出ることを待ち望んでいると思うが、個人的には(PSPgoではない)PSPの次で次のモンハンをやりたいと願う。

2010年12月17日金曜日

MHP3 感想 (5)

 とりあえず現時点での今作の太刀殺しナンバーワンが(個人的に)決定した。それが下記のモンスターである。

 リオレウス稀少種

 こいつに太刀で挑むと疲れるばっかりである。斬りに行くとバックジャンプブレスでカウンター(+火やられ)、白ゲージでも攻撃を弾く頭部の鬼肉質、尻尾は微妙な打点の高さとふらふら振ってて斬りにくい、スタミナが減ると長距離移動で捕食阻止できない、スタミナが減ってても怒って疲れを吹き飛ばすという面倒くささ。大回転まで連撃を繋げにくいので錬気ゲージをずっと溜められない状況で戦いを強いられる。これでリオレイアのようにサマーソルトまでしてきたら全国の太刀使いがPSPを投げたかもしれない。
 そして何より厄介なことに、多くのハンターがこいつと戦う場合は部位破壊を前提にしており、さらに面倒なことになってしまうのだ。モンスターハンターの世界では、

(リオレウスの頭部破壊+リオレウスの尻尾切断+捕獲)×(やっている人の)運=火竜の紅玉

という公式が(水面下で)存在しており、さらに、紅玉を狙うハンターには等しく物欲センサーが最大出力となる運命にある・・・。なので結局何頭も狩るハメになってしまうのだが、斬撃属性しかない太刀で頭で餅付き→カウンター(+火やられ)→餅付き→カウンター(+火やられ)を繰り返すのは本当に苦痛である。意味が分からない。こいつは「強い」のか「面倒くさい」のか意味が分からない・・・と思いながら過酷なマラソンが続いていくのだ。
 なので、俺はこいつを前作のキリン等と同じように特殊モンスターに位置付け、上記の「前提」で臨む限り太刀で挑むことを止めた。いろいろ試したが、今の所1人で全部位破壊を安定的に行うには大剣がいい感じである。黒雷という、誰の得になるのか分からない夢の折りたたみ式大剣が(見た目以外)いい感じだ。頭部も横殴りは弾かない。
 そしてこうした苦労を経て作成する武器が強いことだけが救いである。今回は飛竜刀は銀までしか強化できないが、スロ2であの高攻撃力、高属性値、そして斬れ味レベル+1での白ゲージの伸びは、今作の太刀の中では多分最上位の性能だと思う。

2010年12月14日火曜日

MHP3 感想 (4)

 村クエを完全制覇した。これもいつも通り、全てクリアすると村長がとっておきのクエストを用意してくれる。今回は個人的に嬉しいクエストだった。

 「終焉を喰らう者」

 登場するモンスターはイビルジョー、ティガレックス、ナルガクルガの3頭である。3頭同時は今回はなさそうだから、やっぱり1頭ずつだろうし、だとしたら前作の「モンスターハンター」に比べて簡単過ぎる・・・と思っていたが、流石はカプコン。俺の予想を裏切ってくれた。
 最初のイビルジョーを討伐した後、次はティガレックスかな、と思って待っていた俺の前に突然ティガレックスとナルガクルガ2頭が同時に降って来たのだ。

 この時をずっと待ってたぜ!カプコン!!

 2ndGの頃からハンターなら誰もが1度は想像した夢の看板モンスタータッグである。しかもさらに素晴らしいことに、俺は(武器の伏雷を含めて)丁度ジンオウガ装備一式だった。すなわち、旧看板モンスタータッグVS新看板モンスター最強決定戦の構図である。ティガレックスかナルガクルガ1頭だったら一旦モドリ玉で帰ってトイレに行こうかな・・・と思っていたが、この2頭を同時に目にした時に俺はモドリ玉を捨てた。真正面から殴り合いたいと思ったのだ。
 俺はまずティガレックスを集中的に攻撃することに決めた。突進の追尾性能はこいつの方がナルガクルガより上なので、ナルガの一発を食らった後にハメ殺されることを防ぐための判断である。順調にナルガクルガのしつこい飛びかかり攻撃をかわしつつティガレックスに攻撃を叩きこんでいたが、面白いことに切れたティガレックスの咆哮でナルガクルガが怯み、こいつもブチ切れるではないか。 力の解放+2が発動して微妙に光る俺、ブチ切れるティガレックス、俺は何もしてないのにティガレックスのせいでブチ切れて俺を襲ってくるナルガクルガ。素晴らしい状況である。
 結構大変な戦いだったが俺の目論見通りティガレックスが先に落ちる。だが俺の体力は残り70/150ほど。回復系のアイテムはもう無い。客観的に考えればモドリ玉を調合してキャンプに帰るタイミングである。
 しかし、俺は最後まで筋を通すことにした。と言うより、俺はナルガクルガにこの状態で普通に勝利する自信があった。なぜなら、ナルガクルガは俺が2ndGで500頭以上狩った、全モンスターの中で最も狩猟数の多いモンスターだったからである。
 そして激闘の末、気刃斬りでナルガクルガが沈んだ時、これがモンスターハンターだ!と思ったのであった。次は最初のイビルジョーがジンオウガとタッグを組んで出てきてくれると嬉しい。

2010年12月13日月曜日

MHP3 感想 (3)

 とりあえずHR6での緊急クエストという、今作の表のラスボス戦が終了した。パターンが掴めるとジンオウガとイビルジョーは簡単に狩れるので、上位は途中まで発動スキルの多さに加えて弱点属性無しという非常に優秀なユクモノ・天一式から、イビルジョー戦で相性の良いジンオウS一式、最終的にはバンギスシリーズを用いた。バンギス一式は今作のスキル設定上、斬れ味レベル+1と業物が相反する関係になっているため、そのまま用いるとなまくらが発生する。なので、俺は足だけアシラSにして、斬鉄珠1つと、研磨珠5つ(スロ2のおまもり含む)を使って、斬れ味レベル+1、早食い+2、氷耐性小、砥石使用高速化のスキル構成にしていた。見た目は「統一感」という観点からはぎりぎり個人的な許容範囲に収まる。ちなみに端材でオトモを仮面ライダーのお面をかぶった子どもみたいにできる。
 さて、上位後半戦で印象に残ったのが下記の2体であった。

 1.ティガレックス亜種

 はっきり言って思っていたより強くは無い。しかし、地味だったナルガクルガ亜種とは異なり、個人的には亜種になってティガレックスの特徴を活かすより派手な強化がされていたので良かったと思う。
 何より特筆すべきなのは怒った後のでかい咆哮である。溜めからの挙動やエフェクトも合わせて本当に怖がらせる攻撃になっている。しかし、ティガレックスへの対応を知っている者からすれば、逆に隙が増えてしまったように見えてならない。普通に後ろに回り込むことができる。まあティガレックスはこういうでかい一発を持っててもいいモンスターだと思うのでこれでいいと思うが。

2.嵐龍アマツマガツチ

 舌を噛みそうな名前である。最初村に来る時のオープニングに映っていたモンスターが大多数の人の予想通りこいつだった。いつも通り、集会所最終緊急クエストは村の存続を賭けた戦いになるのだが、個人的にはこいつが接近すると豪雨になるという設定なのだから、緊急が発生した段階でクリアするまで村に雨を降らせるぐらいの演出はあってもいいと思った。結局十分な危機感を出せていないし、クリアしてもなぜかこのタイミングでムービーも無く、集会所のアル中のじいさんと村長にお礼を言われるだけである。どう考えても倒すとお祭り騒ぎとなったジンオウガとは害の規模が違うと思うのだが・・・・。まあいつものモンスターハンターらしい点ではある。
 さて、当然初見だったが、今回は村の人々からはっきり「古龍」と明言されていたので、龍属性武器で挑む点については困らなかった。俺は上述したバンギスシリーズを作るためにイビルジョーを狩りまくっていたので、その過程でついでに作った斬れ味レベル+1で白ゲージがかなり長くなるカラミティペインを使った。今回は設置してあるバリスタを使っても良いということだったが、結局めんどくさいので無視した。
 というわけでガチで殴ることになったのだが、総合的な戦いの感想を言うと、はっきり言ってわけがわからない。常にうようよしている+体がうねうねしている+常に風のエフェクトが出ている+雨がざんざん降りであるということで、こいつのどこを斬っているいるのかが非常に分かりにくい。見た目はリオレウス等と異なり、ドラゴンと言っても東洋系のドラゴンであり、古龍らしく謎のエネルギーで常に浮いている。打点が高そうに見えるので、俺は腹?らしきところに潜って斬りまくっていた。嵐龍ということで、クシャルダオラみたいに龍風圧がうっとうしいのかと思っていたが、そうではなかったので安心した。
 こいつはラスボスらしく、見た目が派手な技をいくつか持っている。特に上昇した後に撃って来るフィールド全体を斬るような規模の大きいブレスはエフェクト通りダメージがでかい。また、近接で戦っていると、それよりは小さいブレスで直下を狙ってくるので、本当に腹の下と言っても奥の方で戦っていた方が安全である。
 俺はカラミティペインでひたすら腹?らしき部分をザクザク斬りまくっていたのだが、なぜか尻尾が切れたり、足を斬ったりしたのかダウンを奪ったりした。やってみないと分からないのだが、本当にどこを斬っているのか分からなくなる。その意味で非常に戦いにくい相手だったが、まあラスボスなのでこれぐらい戦いにくい相手でもいいのかもしれない。4人で5分以内に余裕で討伐できる2ndGのラスボスよりはラスボスらしいと思う。

2010年12月10日金曜日

Certificate of Fulbright Candidacy 送付完了。

 HarvardとNYUにCertificate of Fulbright Candidacyを送付した。既に出願している3校の内、メールで確認を取って送ってくれと返信があったこの2校に先に送ることにした。とりあえずBerkeleyは来週の頭まで様子を見て送ることにする。
 というわけで、これで本命2校に関する出願作業は完全に終了である。Harvardの方はまだコンプリートメールが来ていないが、そもそも進捗状況はアプリケーション作成ページにあるTrack Your Statusで確認しろと願書受領メールに記載されていたので、わざわざ送って来ないのかもしれない。Berkeleyは俺のOutlookの故障なのか2通コンプリートメールを送ってきている。

2010年12月9日木曜日

MHP3 感想 (2)

 HRも6になり、そろそろ集会所の終わりが見えてきた。ここまで上位で印象に残ったのは何と言ってもイビルジョーである。

 恐暴竜イビルジョー

 初見はウラガンキン後の乱入クエストである。隣のエリアまで咆哮が聞こえてきたのにびっくりした。非常に有名なモンスターなだけあって個人的には会うのを楽しみにしていた1体である。
 さて、全体的な感想から言うが、確かにこいつは強いが、それほど絶望的に心が折られるほど強いというわけでもなかった。多分他のモンスターと一緒に出ると厄介かもしれないが、MHP3の乱入クエストは実質大連続狩猟みたいなものなので、1対1で戦えば十分勝てる。何より体力を半分以上持っていくような攻撃を豊富に持っているわけでもない。個人的には怒った後のブレスだけに気を払っておけば十分対応できた。俺は閃光玉や捕獲用途以外の罠はつまらなくなるので使わないが、どうしても勝ちたい人は使って封殺すれば案外普通に倒せると思う。
 このイビルジョーについては、太刀は結構相性が悪い方かもしれない。何よりデカイ上に常にうろうろしているので、足と尻尾以外はダウンを奪わないと狙って斬るのが難しい。結構モーションの早い攻撃があることと、打点が比較的高いことを考えると、ランスやガンランス、ガンナーの方が多分やり易い。1つ救いがあるとすれば、ラージャンと同じで強いが肉質は非常にやわらかい点である。俺はMHP2Gからおなじみの月影で戦ったが、あんなに斬れ味がなくてもやっていけそうだった。
 個人的に面白かったのは、イビルジョーは弱るとすぐ寝てしまう点である。吹っ飛ばされてエリア移動して戻るともう寝てる。面白かったので数回殴ってエリア移動を繰り返してみたが、どんなにやってもすぐ寝る。
 また、狩猟後に発見したことだが、今作の力の爪と守りの爪はこいつの爪と護符を調合しないと手に入らないのは意外だった。てっきりラオシャンロンポジションのジエン・モーラン素材かと思っていたが、これは3rdから始めた人には少し厄介かもしれない。
 

2010年12月7日火曜日

MHP3 感想 (1)

 適当に進めていたMHP3であるが、とりあえず村クエが終了して集会所も上位に入ったので、ここまでで印象に残ったことを記しておく。というか、経験者でも初見だと次元の違う対応が求められたのが下記の2体であった。

1.雷狼竜ジンオウガ

 こいつは別格に見えた。多分、3rdから始めた人は何も道具を使わない場合、こいつでひっかかるかもしれない。能力的にはラージャンとナルガクルガの特性を併せ持った感じだが、何より技の幅が広い。①通常、②超帯電状態、③怒り+超帯電状態で、出す技を変えてくる。ティガレックスのような純粋で直線的な強さというよりは、筋肉質な見かけに反して複雑な強さを持っている。
 しかし、ジンオウガを含め、モンスターを攻略する上で今回MHP3になってプレイヤーに大きなプラスとなったのは、当たり判定がかなり正確になったということである。MHP2Gをやっていたプレイヤーだと、多分素で回避性能+が発動しているかのような動きができると感じるだろう。ジンオウガも多分MHP2Gで出ていたらどのモンスターよりも凶悪だったかもしれないが、ティガレックスやディアブロスの突進のように継続的に当たり判定が発生するような攻撃が少ないため、紙一重でかわして反撃に転ずる動作はむしろやりやすい部類に入る。
 太刀で挑む場合、ここは今作での教科書どおり、まだ相手の動きを見切っていない場合は粘り強く戦った方が無難だろう。ジンオウガも疲労すると足が止まったり攻撃が単調になるので、その時にまとめて連撃から大回転斬りまで繋げて可能であればダウンを奪うといい。こいつは結構倒れている時間も長く、何より倒れると弱点の頭を斬って下さいと言わんばかりの位置に降ろすので、そこを狙う。尻尾は斬っても微妙に有利にはなるが、実は今作の太刀の特性上、錬気ゲージの色が変わっていないまま最初からずっと部位破壊を狙うとなかなか部位破壊ができずに討伐時間が長引く傾向がある。ダウンした時に集中して錬気ゲージを上げて、連撃を破壊可能部位に叩き込む方が個人的には楽に感じる。弱点属性は氷である。
 ジンオウガは普段偉そうに歩いている分、足を引きずって逃げる姿が本当に情けない。犬にしか見えない。まあジンオウガの生態ムービーに出てくるアオアシラは小物感たっぷりという点ではもっとかわいそうであるが。 

2.峯山龍ジエン・モーラン

 やる前に家の情報誌を読んでおいた方が良かった・・・と倒した後に後悔した。銅鑼とか撃龍槍とか1回試しに使うともう1回使うまでにかなり時間がかかる。全く知らない俺は試しにいろいろいじってみるついでに最初の数分で虚空に撃龍槍を放った・・・。
 さて、ジエン・モーランは前作で言うラオシャンロンのポジションである。なので、俺が驚いたのは初見で近接で弱点属性じゃない武器でやっても撃退じゃなくて討伐ができることである。撃退を狙っていたので討伐ができると本当にびっくりした。
 今回はオトモ2匹を連れて行くことを推奨する。彼らが勝手に大砲とかバリスタを撃ってくれるからだ。遠距離に居るときはバリスタを撃ち、近くに来ると大砲か飛び乗って斬りまくるといいらしい。攻撃されそうなときは銅鑼を鳴らす。普段使っていない道具でしかも初見なので、こいつはいつ倒れるのか、とスリルのある狩りになる。
 個人的に哀しかったのが、こいつの背中をピッケルで掘ってもシーブライト鉱石ばっかり採れるということである。そんなもん水没林に行けばいくらでもあるだろ・・・。ラオシャンロンみたいに素材を採らせてくれよ・・・と激しく思った。
 ある程度ダメージを与えると決戦の場に舞台を移すのであるが、そこで撃龍槍を当てると英雄の証が流れる。これはずるい。絶対盛り上がっちゃうだろうが、カプコン!と思った。俺はライキリで一心不乱に斬りまくっていたが、弱点は氷と当然古龍なので龍である。今回氷属性武器は体験版から出ずっぱり感がある。

2010年12月3日金曜日

2011年度フルブライト奨学金 内定

 2011年度フルブライト奨学金受給の内定を獲得した。


 だから俺が勝つって書いたでしょ。とか言ってみる。


 これで2010年度の第1の目標を達成。残るは第3の大学院の合格のみ。

 

2010年12月2日木曜日

祝!MHP3発売!!

 フルブライト奨学金の面接のためにこの半年があったと書いたが・・・

 MHP3のためにこの1年があった。

 MHP3までに太刀の使用回数を丁度2000回にするということと、総クエストクリア回数を丁度6000回にするという、自己満足でしかない努力を積み重ねていたのであった・・・・。まあ発売1ヶ月前ぐらいに太刀の使用回数が丁度1900回ぐらいで、クエストクリア回数が5800回ぐらいになってたわけだし・・・結構ついでの作業だったかもしれない。
 その(自己満足の)結果、今のところボスモンスターが初見でも全部5分針で沈んでしまうことに・・・。俺が初めて2ndをやった頃はババコンガですら20分ぐらいかかってた気が・・・。
 そして昨日アドパ自体がモンハン専用に改造されたらしい・・・。ハンターズモデルのPSPといい、扱いが別格過ぎる。
 とりあえずフルブライト奨学金の結果が出るまでは(思ったより軽い)ハンターズモデルで3rdを適当に進めつつBerkeleyから来た「お前の成績証明書とTOEFLスコアと推薦状が全く届いていないぞ!」という謎のメールに対応する。NYUはコンプリートメールを最速で受領。

 

2010年11月29日月曜日

LSAC・・・完全に終了

 先日問題にしていたLSACであったが、きっちり対応してくれたらしく、先程 Evaluation complete の表示になった。
 と同時に、一度ウェブサイト上ではUnder Reviewにもかかわらずもう各校に報告済みと表示されていたものが消えた。一体何だったのか・・・。とりあえず締切には間に合いそうである。評価内容は予想通り結局Superiorだった。まあこんなもんはHarvardに出願する人間の大半が同じ評価だろうからあまり意味が無いと思うが。
 とりあえず今後の「留学への道程」は、他の出願校の締切の関係上、遅くても来週報告されるフルブライト奨学金の結果を待って再開することになりそうである。と、油断していたら昨日の朝から風邪を引いてしまっていた・・・。そしてもう今日の昼ぐらいに治ってしまった。1週間ほど待つことになるのに治るのが早すぎる。モンハンへの期待が回復能力を劇的に高めたのかもしれない。

2010年11月25日木曜日

VS伊藤国際教育交流財団 2010

 実は数日前に伊藤国際教育交流財団との面接が東京であった。実は去年も俺は書類審査を通過したのだが、これも進路に関してやることが山ほどあったので、面接を辞退していた。
 伊藤国際教育交流財団についてはこの書類審査に要する願書が修論の要約と英文研究計画書以外全て手書きでしかも分量が多い点が厄介である。多分、単純に作業量だけで心を折られてしまう人も居るかもしれない。「手書き」という点が、多分やったことがある人にとっては思いの他大変だっただろう。文部科学省の長期派遣奨学金も分量は多いが、あっちはタイプできるのでまだましかもしれない。
 肝心の面接内容だが、実はフルブライトの面接内容とそんなに変わりが無い。英語が日本語になったぐらいで聞かれたことはほとんど同じである。この意味で、完全に俺の予想通りの質問内容だった。
 フルブライトの時と違って、当財団の本部が新宿にあったので、長らく懇意にしている山頭火でラーメンを食べるために新宿駅南口まで移動するのに時間がかからない点が個人的には非常に嬉しいところである。山頭火のラーメンはとろ肉チャーシュー麺の塩がうまい。
 とまあ全然関係ないことを書いたが、密かにBerkeleyの出願も月曜日に終わらせたので、これで12月1日締め切りの出願校への対応と、奨学金を得るための戦いという、11月の目的は達した。LSAC(笑)の問題も、各大学から「心配するな!」というメールをもらったので、出すものは出しているわけだし、全ての結果を待つしかない。

2010年11月24日水曜日

LSAC(笑)

 LSACがやってくれた。まだUnder Reviewの状態にも関わらず、さっさと仕事を終わらせるために前年度のレポートを大学に送付するとは・・・。いやーアメリカってすばらしい国だよね。何のためのUnder Reviewなのか全く意味が分からない(笑)
 結局大学に個別のメールを送ったが、これでまた新しいレポート送るために15ドル払えってことになると笑える。

2010年11月19日金曜日

Harvard, NYU, 出願完了

 以前挙げた5校のうち、12月1日が出願締め切りかつ本命校であるHarvard UniversityとNew York Universityの2校に出願した。
 NYUの方は奨学金と特別プログラムに申し込んだため、アップロードした文書が5通にも及んだ・・・。やりたいことが明確に決まっている分、パーソナルステートメントとTransitional Jusitce Scholars Program へのエッセイを差異化することに苦心したが、あまりに内容が乖離し過ぎても、そもそもどの書類を誰が読むことになるのか不明なのでリスクがある。そのため、出願書類全体に一本の筋を持たせた上で、それぞれ同じ筋を辿りながらも異なる側面に焦点を当てるという作業になった。
 具体的にはLL.M.留学は①博士論文へ向けた研究、②キャリア構築のためという基本筋を共通させた上で、パーソナルステートメントはLL.M.に来る理由が個別の特別プログラムの前に意識されるべきだと考えたので、動機の部分に焦点を当てた。他方で、Transitional Justice Scholars Program の方は俺の必殺技みたいなものなので、より個別なトピックに関するリサーチプロポーザルとしての色彩を強く出すことにした。
 とりあえず、内容や戦略はどうあれ、これで実質的な「留学への道程」そのものが終了した可能性がある。もうアップデートはすべきではないので、あとは変化球(といっても決め球に近いもの)として、フルブライト奨学金受給者の証となる、Certificate of Fulbright Candidacy を送ることができるかどうかが問題である。まあこれもやれることは全部終わっているのだが。とりあえず来週の月曜日にBerkeley、その後適時にNorthwestern、Virginia (都合によりUCLAを変更した)へ出願するための書類を作りながら待つしかない。

2010年11月17日水曜日

来たる12月1日!!

 今日12月1日のゼミがお休みと告げられた・・・!!

 イーカプで予約している俺に隙は無い!スケジュール的にもだ!!

 12月までに全てのLL.M.出願作業に引導を渡す。

2010年11月16日火曜日

鍋がうまいッ!!うますぎるぞぉーーーッ!!

 最近鍋をよく食べる。鍋といっても水炊きですらうまい。うますぎる。ただ水を入れて具材を入れて煮てポン酢を付けて食べるだけなのに、なぜこんなにうまいのか。アメリカに行くことになっても鍋とポン酢は持って行きたいとすら本気で思わせる。

2010年11月11日木曜日

VSフルブライト 2010

 昨日、人生2度目のフルブライト奨学金との面接を東京にて行った。



  • 俺の専門領域について
  • 何でそれを研究したいのか
  • 専門領域の研究に必要な視点(Theoretical Framework) について
  • 俺のキャリアプランについて
  • 俺の出願先について
  • 海外経験が全く無いことについて
  • 専門領域の有名な学者

 全て真っ向勝負の質問である。フルブライト受給者のブログ等には当日の様子が詳しく書いてあるが、そんな細かい面接の形式よりも、聞かれた質問に真正面から素直に英語で回答する当たり前の力こそが必要だと思う。
 そして、はっきり言うが、昨日の面接は俺が人生で受けてきた全ての面接の中で最高の出来だった。全ての流れが俺に来ているのを感じる。この日の15分間のために、俺の半年があったのだ。なので、これでダメでも後悔する余地が全く無い。この天王山の戦いの大一番で、俺は自分の持てる力を全て出し切った。

2010年11月8日月曜日

LSAC関係(多分)終了

 とりあえず今日大学にLSACにEMSを使って成績証明と在籍証明を送ってもらうように頼み、大学側も今日中に郵送まで完了すると言っていたので、多分LSAC関係は終了する。審査までに1ヶ月かかるという人も居たらしいが、俺のケースは多分すさまじく形式的な審査になるので、去年かかった時間が2週間ぐらいだったこともあり、少なくとも出願の締め切りには間に合うと思う。
 また、TOEFLのスコアも既にETS(ややこしいな)からLSACに送付済みの表示になってて画面上のスコアに反映されていたので、これでLSAC関係は完全に終了・・・・だと思う。直前に受けたTOEFLが110点とかだったら(あんまり意味が無いと思うが)またスコアを送るかもしれない。
 もう推薦状も全員の教授に頼んだので、あとはエッセイの作成だけである。

2010年11月5日金曜日

LSACについて

 LSACとはLaw School Admission Councilの略で、アメリカのLL.M留学を志す人間にとってはおなじみの機関である。なぜおなじみかと言うと、このLSACに成績証明書、TOEFLのスコアを送っておくと、後は5校までタダで自分自身が送付する代わりに、この機関が代行してそれらの証明書を送ってくれるサービスがあるからである。
 したがって、基本的に多くの人間が最低5校(フルブライトは受給が決まると最低5校は出願するように言う)ほどは海外の大学に出願するので、個別に必要書類を送付する手間等を考えると、LSACに代行してもらう方が得になる。LSACを利用するためには初期費用として185ドルかかる。
 俺の場合はもう既に5校出願するタダ券を全部使ってしまっているので、さらに1校出願するたびに15ドル、そして博士課程に在籍するという変動があったので俺の学術能力を「最評価」してもらうのに40ドルかかってしまう・・・。LSACは単純に成績証明書を各校にコピーして転送するのではなく、LSAC自身が出願者の能力を提出された書類から判断し、評価を下す。俺の場合は既にSuperior という、最上級の評価をもらっていて、多分博士に在籍することになった変化があっても、この評価が変わらない上、おそらくトップ10に入るロースクールにとっては出願者の成績よりTOEFLの点数と、その出願者がお金を持ってくるかどうかの方が遥かに重要な問題なので、俺の「再評価」に意味があるのか全く不明だが、決まりなのでやるしかない。
 確かにこのサービスは外国に住んでいる者からすれば便利なのだが、TOEFLと同じくもう少し値段を抑えていただければ・・・・と利用する誰もが思うサービスである。アメリカらしい感じはするが。

2010年11月2日火曜日

いじめについて

 ここのところAC360°でも日本のメディアでも同時期に「いじめ」の問題が取り扱われている。アメリカではゲイの少年達がクラスや仲間内でそのことを晒し者にされて自殺、日本では小6の女子がクラス内のいじめを苦に自殺している。
 いじめの問題はかなり根深く、文字通り世界中に存在する。プロの力士でも、商社でも、学校でも、大学でも、サークルでも、どこでもいじめが存在している。
 個人的には「いじめ」という言葉は実はその現象の正確性を欠き、また実体を覆い隠して人々に感得させることに貢献している言葉だと考える。その傾向は「学校」という部分社会でいじめが発生した場合に顕著である。例えば、小6の女子がクラスで無視などではなく、より積極的な行為によって心身にダメージを負う行為は小・中・高(もしかしたら大学も)おしなべて「いじめ」という言葉で表現されるのに対し、某相撲部屋の力士がボッコボコにされて死亡した事件は、「犯罪行為」として扱われた。どちらも客観的には「同一の集団内部で、優位に立つ個人や集団が、立場が弱い者に身体的・精神的苦痛を与える」という「いじめ」にも関わらず、である。
 したがって、小・中・高で「いじめ」が発生するたびに謝りに出てくる校長、教頭、指導教員などは、実際は「多数の人員からなる集団による脅迫、暴行、傷害、殺人(たとえ教唆の結果として自殺した場合であっても、物理的・心理的な行為によって当事者にやむを得ないほどの自殺の必然性を自覚させた場合は自殺教唆ではなく、殺人罪の構成要件を満たす)行為によって校内、あるいはクラス内に死亡者が発生した」とは決して説明しない。「いじめ」という言葉でこうしたれっきとした犯罪行為が覆い隠されてしまう。
 さらに腹立たしいのは、こうした「いじめ」という言葉で実体が覆い隠される結果、上記した脅迫、暴行、傷害、殺人に加担した裁判所で処理されるべき多数の「犯罪者」達が全く裁かれることなく、ぬくぬくと育ち、友達と遊んで、進学をして、就職して、異性と付き合い、家庭を築き、幸福な人生を全うすることである。「いじめ」が発生する度に謝りに出てくる校長などはお門違いもいいところである。本当に陳謝しなければならないのは、集団による犯罪行為に加担した生徒全員だろう。「いじめによる自殺」が、客観的には殺人行為である以上、殺人者達にはサンクションが与えられなければならない。本来なら、今回のような事件が起きた場合は、メディアの前に出てくるのは女児のクラスメイト(というか殺人者達)で、彼ら彼女らは地面に頭をこすりつけて泣きながら陳謝し、女児を失ったことで生じた遺族の苦痛を和らげるために損害賠償を共同で支払い、一生「殺人者」として女児を集団で殺害したことを死ぬほど悔恨しながら生活すべきなのである。
 また、いじめの問題を学校側の過失かどうかを問う定番の「いじめに気付かなかったのか」「いじめに対して十分な措置を学校側が取ったのか」という質問も、全く問題の本質を理解していない馬鹿な質問である。こんな質問、全く回答する意味が無い。なぜなら、いじめは天災ではないし、いじめに気付きながら対応できなかった場合も、いじめに気付けなかった場合も、「私達は教育能力が劣っています」という事実しか示さないからである。いじめによる自殺は一般企業なら校長・教頭・担当教諭は馘首されてもおかしくないほどの失態である。弁明の余地など本来自殺者が出た段階で存在しようが無い。
 こう考えると、やはり学校という部分社会が、都合の良い時だけその社会性を持ち出して、都合が悪くなるとその社会性を「学校」という枠で区分して逃げていることが根本的な問題のように思われる。今回の小6の女児がいじめを苦に自殺したケースにおいては、下記のプロセスを踏むことが「社会の縮図」としての学校にふさわしい。

  1. いじめという犯罪行為に関わった生徒全員が直接被害者遺族に深く陳謝をする。陳謝しない場合は行政あるいは教育委員会が強制執行させる。
  2. 被害者遺族が被害者の死亡によって被った損害回復のため、加害者生徒は全員共同で基金を作り一生かけて損害賠償金を支払う。賠償額は民事訴訟上の相場に則って決められるが、その額を支払うことができるのは、加害者生徒が定職についた後であり、また加害者生徒自身が支払う必要がある。
  3. 当然加害者生徒全員が即座に家庭裁判所の処分の対象となる。
  4. 学校は教育能力の無い校長、教頭、担当教諭を全員解雇する。
  5. 学校はいじめ防止プログラムを作成・実施する。具体的にはいじめは集団による脅迫、暴行、傷害、殺人行為であり、非生産的で時間を無駄にする行いでしかなく、社会的に全くの無価値であり、加害者全員は共謀共同正犯として裁かれ、矯正されるべき社会の害悪に他ならないことを理解するまで説明する。
  6. 学校名は公表されると共に、5年ごとに上記プログラムの実施達成度を行政に報告しなければならない。達成度が基準に満たない限り学校名は延々公表され続ける。

2010年10月27日水曜日

BEYOND

今年の2番目の標的であったTOEFL-IBT100点を達成した。

100=R30、L25、S20、W25だった。

俺はもっと賢くなる。

2010年10月24日日曜日

1日寝かせる

 エッセイなり論文なり、何かしら重大な文章を作ったときは、それが現段階で最高のものであっても、とりあえず寝かしてみるといいと思っている。
 時間が切迫している時は別だが、個人的にはたとえどんなに自分自身で客観的な目で眺めているつもりであっても、文書を作成した今日の今日では、未だ書くという行為の熱狂のただ中に居て、欠点や足りない部分を眺める視点を持てないと思う。このブログに載せるような与太話なら別だが、重大な文章を眺めるためには落ち着いた目が必要である。
 ・・・・というわけで、今日作成した文章は次の日の自分に投げよう。頑張れ次の日の俺!!

2010年10月21日木曜日

今後の流れ

 そもそも留学ブログとして開設したくせにいつも適当な与太話を書き綴っていたKであったが、着々と留学への準備を進めていたのであった・・・。というわけで今日は今後の予定を少し。

(1)出願校について

 
 昔の投稿を読んでもらえば分る通り、俺はLL.M 取得を目的に留学を目指している(いた)。今年の出願予定校は以下の大学

1. Harvard University (Deadline: December 1)
2. New York University (Deadline: December 1)
3. University of California Berkeley  (Deadline: December 1)
4. Northwetern University (Deadline: January 17, 2011)
5. University of California Los Angeles (Deadline: February 1, 2011)
 
難易度的にはHarvardが一番難しい・・・とされているが、「入試」手続き的には実はNorthwesternが厄介である。俺は今年それで一発逆転大勝利を収めたが、日本人が苦手な面接があるからだ。

(2)奨学金

 とりあえず今後の展開で確定的に言えることは、フルブライト奨学金との人生2度目の面接が11月に行われるということだ。これは重要である。去年の合格者の数からすると、Lawの分野は激戦区の1つだと言っていい。
 実は去年は進路に関してやることが山ほどあったことと、俺は自分がLL.Mに合格することを全く信じていなかったので、TOEFLスピーキングの準備と同程度しか、フルブライトの面接には準備して行かなかった。だからこの2回目のチャンスは徹底的に準備をして臨みたいと思っている。想定問答の作成と、毎日のシミュレーション、自分の専門分野に関する基礎知識の掘り下げの繰り返しをやっていく。

(3)出願書類の作成について

 TOEFLに関して言えばそれが足を引っ張らないレベルになるまではあと1歩である。実は求めらている点数を取らなくても合格できることは俺の今年の合格が既に示しているが、それでもリスキーであることには変わりが無い。
 出願書類に関して言えばNYUが厄介である。Transitional Justice Scholars Program を俺は狙っているので、エッセイというよりここにはまともな論文の水準の(だけど長すぎない)文章を提出しなければならない。これも現在の構想からすればあと1歩というところだろう。
 推薦状については、現在の指導教官、法学部だった時の先生2人の3通を用意する。幸いこの点に関して言えばそれほど心配していない。真面目に授業に出て凄まじい成績を残していった過程で、俺は多くの「良い先生達」に自然に出会えたからだ。

 というわけで、天王山の戦いの中でもここからが修羅場である。それでも毎回言うが俺はこういう時間が自分の人生にあって本当に良かったと心から思う。

2010年10月19日火曜日

クージョ 感想

 「クージョ」はスティーヴン・キングの書いた、いわゆる「キャッスル・ロックもの」の中でも映画化された代表的な作品の1つである。
 いつも通り簡単にストーリーを紹介しておくと、メイン州のキャッスル・ロックという、キングの作品の中ではおなじみの架空の(ファンにとってはほとんど実在の)町において、車の修理工が飼っていた「クージョ」という名前のキャッスル・ロックで最大のサイズのセントバーナードが、狂犬病に罹患して文字通り「狂犬」と化し、偶然車の修理を頼みに来たドナと息子のタッドが、故障した車の内外を挟んでそこにいた狂犬と対峙する物語である。
 この物語においては上記した簡単な筋道に沿って展開されるものの、キングお得意の本筋を取り巻く人間の姿を描いた群像劇こそが本当の見所であろう。簡単に言えば、「渡る世間は鬼ばかり」の世界で問題が発生してえなり君とピン子さんが対峙しつつ、回りのろくでもない親戚連中などの姿が描かれるような感じである。「クージョ」を読む前にキングの処女作である「キャリー」を読んでいたため、こういった群像劇調の描写に明確な変化があったことがよく分かる。
 勿論、それらの群像劇は卓越した人間観察の賜物であろうが、個人的にTOEFLの帰りのバス(2回目の登場)で読んだ時に感じたことは、「ホラー」あるいは「サスペンス」といった人の恐怖心を加速させる文体を要する作品においては、写実的な、あるいは現実主義的な人間描写と、読者を煽り、導き、疾走させるための描写との間に緊張関係が存在しているなということである。
 例えば、多少のネタバレを怖れずに例を挙げると、故障した車の中でドナとタッドが外を徘徊するクージョに恐れおののき、泣き喚くシーンがある。タッドは4歳児程度であるからまだ分かるが、俺はそれを読んでいる時に、「果たして30を越えた女が強化ガラスに守られた車の中で、文脈の前置なしに無条件で子どものように1匹の犬を怖れて泣き喚くものだろうか?」という疑念が湧いた。なるほど、犬が読者である俺の予想を越えてトラかサイ、もっと言えばイビルジョーのようなでかさだったのかもしれない。しかし、やはり「犬」である以上、読者に与える想像の刺激には自ずと限界が生まれてしまうのではないだろうか。車の外をゴジラが暴れ回っているわけではないのだ。現実的な人間の描写としては限界を逸脱しているように見える。
 他方で、「クージョ」をホラー、あるいはサスペンスとして成り立たせている「読者の恐怖感を煽る」という無数の要素の1つとして考えれば、ドナは泣き喚く必要があったのだとも言える。「主要登場人物が泣き喚かないホラーなんてホラーではない。考えてみろ?きちんとキングはそのための複線としてドナが家庭内の不和を原因として心神耗弱気味になっていたことも描いていたし、多少小説作法としては幼稚だったがクージョの必殺タックルで車の強化ガラスにひびを入れさせて、【もしかしたら・・・】という描写もしていたじゃないか?お前は彼の人間を描く才能に入れ込み過ぎているんだよ。K君。」という心の声も聞こえた。
 この2つの文体の相反する要素の配分を考えるのは骨だなと思うし、多分キングはそれを半分は本能的に行っているんだろうなと思う。「クージョ」は少なくともこのバランスの維持に関しては「許容範囲」ではあるし、それよりもおそらく読者はヴィクとドナの夫婦関係、息子ブレットをめぐる修理工の一家の攻防という、他のそれだけで作品になってしまいそうな秀逸な群像劇に気を取られてしまうだろう。 
 

そして面接へ・・・

計画どおり、今年もフルブライト奨学金の書類審査を通過!

11月に東京で会おうぜ!!

2010年10月14日木曜日

MHP3 体験版 感想

 とりあえずMHP3体験版のモンスターを一通り狩ったのでその感想を。ちなみに収録されているモンスターは初見でも1人で十分狩れるものだった。

(1)ロアルドロス

 3rdの世界で初めて遭遇したボスモンスター。文字通りごろごろ転がって来る。肉質が全体的にやわらかいので近接だとどれでも普通に戦えるモンスター。新しく加わった疲労という概念のせいでかなりエリア移動を、しかも早い速度で行う。ボルボロス亜種も同様だがランス以外で追撃するのは近接だと難しい。結局最終エリアまで強制的に走らされる仕様に見えてしまう。基本的にいやらしい攻撃も特性も存在しないため、初心者だったらまずこいつで適当に装備を整えるのもありかもしれない。


(2)ボルボロス亜種

 こいつと戦ってるとああ確かに「壁」って言われるかもなあと感じた。太刀はリーチが長く、いろいろな攻撃、特に上段斬りがでかい頭に当たってはじかれてしまうため、相性が良くないかもしれない。体感的には片手の方が楽だった。初見だと2段階突進という必殺攻撃に結構びっくりしたが、慣れるとそもそもホーミング性能が悪いため、真横に走れば避けられる。結構1段階だけの割合も高い。足のダメージ蓄積が結構早くダウンさせやすいので、太刀はできるだけ頭を避けて下半身に攻撃をたたき込み、ダウン後に気刃大回転切りまでのコンボを繋げる教科書通りの動きで安定して戦える。こいつも疲れると逃げるので、倒すのに時間を食う場合が多い。

 とりあえず最初に孤島に入ったときに今普通に歩いてるけどこれがMHP3の世界なんだなあと、不思議な感じがした。体験版の感想としてエフェクトがしょぼくなった、狩猟後の音楽がしょぼい、等の意見もあるみたいだが、個人的には十分モンハンをしてる感じがあったので特に問題を感じない。結局「住めば都」になるし、ならざるを得ないと思う。

2010年10月5日火曜日

ここが天王山

 今が今年の俺の天王山。まず間違いなくこの局面でどう動くかで、俺の人生全体は変わらないかもしれないが、少なくとも来年の俺は変わる。こういう局面があって本当に嬉しい。自分に嘘をつかず、やるべきこと、やらないといけないこと、やりたいことを着実にやっていく。今年はいろいろ激動の年だったが、それでも今この状態、この心境、この俺でこの局面を迎えられて本当に良かった。

2010年10月4日月曜日

ミザリー 感想

 世間的にはスティーヴン・キングの代表作と言えば映画化されて大ヒットしたスタンド・バイ・ミーや、グリーンマイルが多く取り上げられているが、個人的には今まで読んだキングの長編の中ではこの「ミザリー」が最も優れていると思う。
 ミザリーの基本的な筋を紹介しておくと、交通事故で意識不明となった小説家の主人公が、通りかかった女性に助けられるが、その女性は主人公の小説「ミザリーシリーズ」の大ファンであり、更に頭が完全に狂っていてその上抜け目が無い知能も持ち、主人公を自分の家に監禁して、自分のためだけに「ミザリーシリーズ」の新作を書かせる、という物語である。
 何よりこの小説で素晴らしいのはアニー・ウィルクスという、キングの小説の中でもひときわぶっ飛んだ「悪」の描写である。下手な「悪」より「悪」だと言うくらい、徹底的に「悪」である。おそらく90%以上の読者にコイツは流石に死んだ方がいいかもしれないと思わせるほど、どうしようもない人物だ。知能を持った人間が「悪」に染まり、さらに狂気と「悪」を両立させると凄まじいことになるなと思う。
 個人的な経験を言えば俺は上記したような「狂気」を持った人間を見た事がある。しかも留学生だ。詳しくは書けないが、実在しない何者かに追われている観念を常に持ち続けてしまい、自身の指導教官をその元凶だと思念下で結び付けてしまったのだ。多分論理が完全に通用しない人間を、俺は彼を通じて初めて理解できた。もっと厳密に言うと、行動原理を縛る規範そのものの定義が全く違っているため、理解できる可能性が極端に小さい人物を我々は「狂人」と表現するのだと理解した。単純に頭が悪いというのとは訳が違う。より積極的な理由で理解できないのだ。
 また、アニー・ウィルクスの「悪」性を高める作用を持ったのは、彼女が医療技術を持っていたことだ。専門技術の中でも、犯罪行為実行の有効性という点において、医療技術がいかに優れているか、ミザリーは示している。人間の「痛み」を支配する技術は本当に厄介である。医療を用いて痛みの発生とその回復を繰り返すことで、おそらく多くの人間の心を折り、従属させることができるだろう。
 こんなアニー・ウィルクスが持っていた唯一の弱点が、銃でも剣でもなく自分が従属させている弱者が創る「物語」だったという点は、キングの小説が持つ不思議な魅力、「ナイト・フライヤー」の冒頭の献辞の言葉を借りれば、情景の描写ではなく、感情を描写する力、すなわち人間を描く力を上手く表していると思う。キングという作者は人間を書くのが非常に上手い(実はホラーの描写よりも人間の描写の方が優れているのではないか)。この小説では弱者であり、従属させられている主人公の唯一の武器が、アニー・ウィルクスという「悪」が持っている人間性に揺さぶりをかけることだった。彼女が捨てきれていない(むしろ積極的に生の意味にしようとしている)「ガッタ虫」を狙うこと、そして「ガッタ虫」に揺さぶりをかけるような「物語」を描くことが、この「ミザリー」という作品での戦いであった。人間を描くことがいかに「人間の読む物語」として大切かということが、この作品を通じてよく分かる。

2010年9月30日木曜日

劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer- 感想

 機動戦士ガンダム00の劇場版を観た。一言で感想、というかはっきり言ってしまえば苦言であるが、個人的にはもうガンダムという作品で無理して平和を語ることを止めた方が良いと思う。
 21世紀になってから作られたガンダムは、SEEDと00両方、あざといほどに「僕らは戦争してるけど平和が大切なんだ」というメッセージを発しようとした作品だった。00に至っては本来的に殺戮兵器としての機能が第一義的なガンダムに、対話のための機能を持たせ、戦いを止めるための武力介入から、ついには戦いを止めるための非暴力的介入が語られるようになった。
 個人的な感想を言わせてもらえば、このコンセプトの転換こそが根本的な失敗の要因であったと考える。上述したように、作った人間の頭の中では(多分できていないが)上手く整理されているのかもしれないが、観ている側の人間にとってみれば、紛争が発生した文脈において、殺戮兵器を用いて、対話によって紛争の解決を図る、という構図は、全く共感し難いものである。なぜなら、S・キングの言葉を借りれば、この設定はリアルでもなければ、フェアでもないからだ。カリカチュアライズすればもっと明確に分かる。例えば、アフガニスタンの武装勢力と、アメリカ軍の抗争に際し、特別加工され、発砲する(もっと馬鹿みたいな表現をすれば00の様に光を発する)ことで対話のためのフィールド設定をする「すばらしい銃」を用いて、英語の分からない現地武装勢力とアメリカ軍兵士の間に共感(それも100%内心を伝え合うことのできるレベルの)できるようにすることが、全く了解不可能であることと同義である。
 なぜこれが了解できないか。なぜなら、兵器を使って対話を計ろうとする点に、設定としての無理があるからだ。上述したように、ガンダムは兵器である。人を殺して、街を破壊して、他の兵器を破壊するアイテムだ。しかも00の世界においてはまさに兵器として合計50話ほど使われていた。ターンAのように日常生活でガンダムが本来的に洗濯などをしていたわけではない。もっと言ってしまえば、ターンAのような設定ですら、我々はガンダムが日常生活に要されるということを了解できないだろう。それはガンダムである必要がないからだ。戦闘する必要が無いガンダムは、ガンダムになり得ないのだ。なぜなら、戦闘をするガンダムが、本来的なガンダムの姿であったからだ。それが「機動戦士ガンダム」という、エンターテイメントの姿だったからだ。
 この劇場版のように「対話」を紛争解決の手段とするのであれば、刹那をガンダムに乗らせるべきではなかった。生身の彼が、特別加工された(馬鹿みたいな)拡声器を用いて(ホンヤクコンニャクでも可)そのまま話し合いに向かえば良かった。公式ホームページでも新しいガンダムを紹介する必要が無いし、ガンプラとして売る必要も無い。結果的に、本来の描き方をされなかったガンダムの映画は、部分的に美しい(が中身の無い)映像と音楽、ほとんど兵器としての本来の活躍の場が描かれなかった主役機、無駄な戦闘と、その無駄な描写のために削られた登場人物の姿に結実した。なるほど、これを新しい時代のガンダムとする人も居るだろう。ただ、それ以前にエンターテイメントとしてのコンセプトが全くまとまっていないことが問題なのである。
 より辛らつな批判を加えると、肝心の(この映画を作った人が何度も強調していた)「対話」は本当に薄っぺらいものだった。何でウェルズの宇宙戦争に出てきそうな極めて原始的な情報伝達機能を持つ相手の過去を知るだけで、それまで悪夢のように続いていた暴力が終わるのか?何より苛立たしいのは、対話の相手を言葉と知見の共有が殆ど不可能な原始生物にしたことである。このような人間以外の生物を対話の相手にすることで、全く未知の相手とでも(この映画を作った人達の定義する)(ほぼ100%納得のいく)対話を可能とするスーパー兵器00クアンタの機能をアピールしたかったのだろう。ただ、それはこれまでの50話を知っている人間からすれば全く矛盾した行動であった。こんな原始的生物の過去を知るだけでまったく「和解」が可能なら、なぜTV版最終話でそのスーパー兵器を使って、言葉も知見も共有可能なリボンズ・アルマークと対話させなかったのか。なぜ全面的な破壊活動を展開したという点では特徴を共有するエルスとリボンズが、一方は「対話できるかもしれない」とされて、一方は「歪み」と断定されて殺されるのか、意味不明である。映画でこんなことをするのであれば、刹那とリボンズにはもっと(製作者お気に入りの)「対話」とやらをさせればよかったのではないか。まあ上述したようにそもそも対話を紛争解決手段に置く以上、もうそれを考えた段階でガンダムは止めるべきだったと思うが。どちらかと言えばリボンズよりもこの作品の構図が歪んでいる。
 以上が俺の感想である。気持ちのいい映像と音楽を流して、声の美しい声優を使っていればどんなに中身が空っぽでもエンターテイメントとして成り立ち、万人に支持されて、みんな気持ち良くなるからそれでいいじゃん、という人はどうぞこの映画を観ていただきたい。そういった(麻薬中毒者のような)観点からはとてもいい映画だった。

 

2010年9月22日水曜日

テロリスト製造計画

 今アメリカで話題になっているのが中東にお住まいの方が観光ビザなどでアメリカへ赴き、そこで出産することで市民権を獲得し、アメリカで育てた後、本国へ帰還して子どもがテロリストとなるという遠大な「仮説」である。
 確かに(かかる時間を抜きにすれば)有効な策であるが、こんなことを取り締まっていると、観光客はいずれ誰もアメリカで産婦人科にかかることができなくなってしまう・・・。まあこの「仮説」を論じている政治家は、元FBIからの証言という、極めて曖昧な根拠に基づいてアメリカ国民の不安を煽っているに過ぎないので、今の段階では特に心配しなくてもいいのでは、と傍目には思う。
 しかし、この間のモスク建造、コーラン焼却の事件なども考えると、宗教を人生の一要素としている人にとっては、自分の人生そのものが脅かされるという、潜在的な恐怖が継続的に存在している状況にあるのだろうなと思う。この感情については全く宗教を自分の一要素としていない俺には全く理解できない。最近はやっている「死ぬ前の話」をする段階になって必要になったりするのだろうか。
 そういった宗教を人生の一要素としている人にとっては、宗教と論理性を両立することが難しくなるのかもしれない。他人の「大切」と自分の「大切」について、どちらを「大切」とすることが自分の人生において合理的かどうか、といったことを論ずること(すなわち、この問題でかかる「仮説」の遠大さを論理でもって嘲笑すること)の意味は無いのかもしれない。おそらく、多くのイスラム原理主義者(より正確に言えばイスラム極端主義者)たちは感情でもってアメリカが嫌いなのだろうなと思う。

2010年9月17日金曜日

気になる・・・

 モンハンが本格的に気になってきた。第2弾のPVだが、個人的には太刀が光ってて一番見栄えが良かった。かなり贔屓してます。
 TGSのプレゼンを見たが、辻本さんはもっと楽しそうにプレゼンしろよという感想である。多分やってる人は一瀬さんがちゃっかり笛でジンオウガからスタンを奪ってたとこを見逃さなかっただろう(観衆もそこで歓声を上げろよと思った)。
 ティガレックス亜種の咆哮は効果範囲がアカムトルムのように直線状に伸びたようだ。それに加えて蛇行しながら大暴れするモーションが追加されている。体験版に入ってればいいが・・・。
 かなり段落を短く切って書いてることから分かる通り、今回のPVは前にもましてつっこむ部分が多い。かなり気になるが、カプコンの掌で踊らされつつこっちはこっちのやるべきことを進めなければ・・・。いやー・・・。でもやっぱり日本に居て良かったかもしれない。これから死んでしまう人と、自殺する人はちょっと12月1日までは死ぬのを待った方が良い。ガード強化とガード性能+2、回避性能+2と回避距離UP、そして高級耳栓と何より根性を付けて毎日を過ごすべきだと本当に思う。
 
 

蟹が・・・

 9月16日に更にMHP3の新しい映像が公開されたが・・・・

 蟹が居ない・・・

 ギザミとザザミのコンビが居ないのだが、もう今までの甲殻種は全員クビってことなんだろうか。

2010年9月15日水曜日

逆襲のフルーツ

 フルーツと言っても果物の話ではない。ミラルーツZ一式装備の「蔑称」を指す。モンハンの世界では順番的に裏ボス扱いとなるミラルーツの一式装備はすべからく「地雷」扱いされている。MHP2Gにおいては刀匠(攻撃力UP大、斬れ味レベル+1)という複合スキルが発動するが、攻撃力UP大が過小評価されていることと、そこそこ素材集めに時間がかかるということで忌避されている上、龍耐性が全装備の中でも余裕でワースト10に入るほど低いため、見た目の防御力の高さに反して打たれ弱い。見た目もダメな人はダメらしい。
 しかし、個人的にはこれは不当に過小評価されていると考える。実際、攻撃力UP大の意味が無いとか言われているくせに、6割ほどの人は猫飯で攻撃力UPを発動させてクエストに臨んでいる上、スキルについてもこの装備は単に刀匠を発動させるのみならず、スロット数の多さから多様なスキルを発動させることができるようになっている。見た目も何をもってダメとするかは個人で異なっているが、それこそ個人的にはテーマが統一されている分下手な組み合わせ装備より全然マシである。素材集めの点においてもアドパを使えばすぐ集めることができるようになっており、結局他の組み合わせでフルーツと同様のスキルを発動させるより、フルーツで発動させた方が手っ取り早い。
 この点、別の観点からこのフルーツが過小評価されていることの理由を考えてみると、世間的にはなぜか「一式装備は地雷」という論調が存在していることも大きな要因となっているように思われる。個人的には少なくともMHP2Gにおいて、この考え方が正しくないことは容易に分かる。例えば、金色・真一式を嫌い、下半身を暁丸・極シリーズにする組み合わせが大剣使いの中で多く採用されているが、この組み合わせについて言えば、本来金色・真一式が持っていた対龍装備としての特質を消して、回復速度+1という無駄スキルを増やし、見た目の統一感を損なっているだけで、結局何のプラスにもなっていない。挑発が消えるメリットなど全く存在しないと言っていい。一式装備は見た目を重視する観点から言えば見た目の統一感を損なう心配が無いため、むしろ本来的には好ましいのである。
 というわけで、以前紹介した見切り+3の検証中の装備に代えて、いっそのこと見た目が自然に統一されているフルーツで見切り+3を発動させて、極端に攻撃重視のスキル配置にしてしまった方がおもしろいと考えるに至った。フルーツの場合は調整に頭を悩ませる必要もない。下記がその結果である。

武器スロット2 名人 (スイ【凶】を推奨)
ミラルーツZヘッド 仙人
ミラルーツZハイド 名人
ミラルーツZクロウ 名人
ミラルーツZスパイン 名人
ミラルーツZフット 名人
刀匠、見切り+3、回復速度+1、不運

推奨しているスイ【凶】を用いることで、爪・護符込みで攻撃力1500を越え、さらに会心率70%という脅威の数値となる。下位のショウグンギザミだと縦3連発でひるませてハメ殺すことが可能。



 
 

2010年9月14日火曜日

「負けじゃねえ、勝ちへの途中!!」

 今年俺の全部がダメになってもいいから英語のテストだけは制する。

新しいマイセット装備

この前のTOEFLの帰りのバスの中で新しくいい感じのマイセット装備を作成した。どちらもカイザミの(主に見た目の)改良版である。

1.見切り+3 業物 カイザミ

武器スロット2 名人
カイザーXクラウン 名人
ギザミUメイル 名人
ギザミUアーム 名匠
カイザーXフォールド 匠2
ギザミZグリーヴ 匠2
見切り+3、斬れ味レベル+1、業物

ぎりぎり見た目が許容範囲内に収まるカイザミ装備。見切り+3運用装備の1つ。


2.通常版カイザミと同様のスキルを発動できるのにカイザミじゃない装備

武器スロット不要
ギザミZヘルム 研磨、匠
ギザミUメイル 名人
ギザミUアーム 名匠
ギザミZフォールド 研磨2
ディアブロZグリーヴ 研磨2
業物、砥石使用高速化、見切り+1、斬れ味レベル+1

カイザミは上記と同様の剣士に適したスキルを発動させるが、男用のものについては見た目が最悪になる点に難点があった。また、上記のスキルをより簡単に発動させる通称スカルギザミも、それに輪をかけてさらに最悪な見た目になる点に問題があった。この装備はそれらの問題点を解決させるべく、見た目の統一感を重視してプレイヤーの使用に堪えるように調整したものである。やはりカイザミやスカルギザミと異なり、頭をギザミにしていることで全体の統一感を維持できるように図っている点がポイントだろう。また、足をディアブロにすることでカイザミやスカルギザミの下半身の虚弱な見た目をさりげなく補っている点もポイントだと言える。耐性も弱点属性がほぼ存在せず(カイザーシリーズを使っていないため龍耐性はマイナスなし)、咆哮対策を無視すればどのクエストでも使える。作成難度も古龍の大宝玉を使わない点でスカルギザミと並ぶ上、頭がG級装備であるため防御力も50ほど上だ。欲を言うと胴体をギザミZにできればよりまとまった見た目になったが、そうするとスキルバランスが崩れてしまうため、この配置となった。

2010年9月9日木曜日

マイセット装備 

以下全て男用で見た目が個人的に許容できるマイセット装備

1.龍以外対応見切り+3装備(検証中)
武器スロット1              
アカムトサクパケ 達人
アカムトウルンテ 防音
アカムトサクンペ 防音
アカムトイッケク  匠2
リオソウルZグリーヴ 名人
見切り+3、耳栓、斬れ味+1

見切り+3を味わうための装備。色的には赤にして炎神剣アグニやラストエクディシスと合わせたい。検証中。


2.双剣強化装備
武器スロット不要
キリンXホーン 名人
コンガZメイル 名人
キリンXアームロング 研磨2
キリンXフープ 研磨2
キリンXレガース 研磨、神護
ランナー、精霊の加護、属性攻撃強化、砥石使用高速化、見切り+1

対オオナズチの決定版。+スキル発動数最多装備の1つ。強走薬を飲まなくてもやっていける。


3.状態異常+耳栓双剣運用装備
武器スロット不要
ガルルガXヘルム 斬鉄2
ガルルガXメイル 斬鉄2
ガルルガXアーム 斬鉄2
ガルルガXフォールド 斬鉄2
ガルルガXグリーヴ 速復
耳栓、業物、砥石使用高速化、状態異常攻撃強化

基本的にラストタバルジンか霧双剣オオナズチを持って古龍に挑むための装備。


4.ミラバルZ3号(ランス・ガンランス運用装備)
武器スロット最低1 石壁(+回避)
ミラバルZヘッド 鉄壁
ミラバルZハイド 鉄壁
ミラバルZクロウ 鉄壁
ミラバルZスパイン 光避
ミラバルZフット 光避
回避性能+1(武器スロット2の場合+2)、逆鱗、ガード性能+1、斬れ味レベル+1、ダメージ回復速度-1

ミラバルZでランス・ガンランスを運用するための装備。


5.対古龍基本装備 (検証中)
武器スロット不要 (名人)
ディアブロZヘルム 名匠
ディアブロZメイル 匠2
リオソウルZアーム 名匠
ディアブロZコイル 斬鉄2
ディアブロZグリーヴ 名人
見切り+1(武器スロット2の場合+2)、耳栓、斬れ味レベル+1、業物

龍耐性の-が低いため対古龍でも使い勝手が良い。無理して見切り+2を発動させなくて良い人はディアブロZ一式にすると龍耐性の-が消える。


6.自動装填ヘビィボウガン運用装備
武器スロット1 罠師
ブランゴZキャップ 流射
ナルガXレジスト 速射2
ナルガXガード 速射、跳躍
ナルガXコート 光避
ナルガXレギンス 罠師2
回避性能+2、自動装填、罠師、回避距離UP

自動装填安全運用装備。個人的には老山龍砲・極より絶望的に人気の無いヴォルバスターが適度に弱く、スロットが1で市販の徹甲榴弾LV1を使えるので好き。


7.ライトボウガン運用装備
武器スロット不要
ウカムルサクイマキ 属攻、弾穴
ウカムルウルンペ 属攻2
ウカムルノキリペ 属攻2
キリンXショルト 弾穴2
ウカムルチキル 属攻、早填
装填速度+2、装填数UP、属性攻撃強化

個人的には対ヤマツカミ決定版(但しPT戦に限る)。かなりの確率で崩弩エイヌカムルバスと合わせる。


8.抜刀斬り運用大剣装備
武器スロット不要
ブランゴZヘルム 名匠
レウスXメイル 名匠
レウスXアーム 抜撃
レウスXフォールド 抜撃
ディアブロXグリーヴ 匠2
攻撃力UP【大】、抜刀術、斬れ味レベル+1

キリンなど動きが速く溜め攻撃が当たりにくい敵用の大剣装備。


9.対ラオシャンロン、シェンガオレン弓運用装備
武器スロット1 危険
S・ソルZキャップ 堅守
S・ソルZレジスト 危難
S・ソルZガード 危難
S・ソルZコート 危難
S・ソルZレギンス 危難
攻撃力UP【中】、火事場力+2、貫通弾・貫通矢威力UP

火事場を発動させて貫通弓を運用するための装備。


10.ミラバルZ4号(狩猟笛専用)
武器スロット不要
ミラバルZヘッド 鼓笛2
ミラバルZハイド 鼓笛2
ミラバルZクロウ 鼓笛、回避
ミラバルZスパイン 光避
ミラバルZフット 光避
回避性能+2、逆鱗、笛吹き名人、斬れ味レベル+1、ダメージ回復速度-1

ミラバルZで狩猟笛を運用するための装備。全ての狩猟笛に対応。


11.対龍回避剣士装備
武器スロット不要
金色ノ添髪・真 光避
金色ノ羽織・真 光避
金色ノ篭手・真 光避
金色ノ帯・真 光避
金色ノ袴・真 光避
回避性能+2、集中、龍耐性+5、斬れ味レベル+1、挑発

太刀やハンマーと相性が良い。咆哮【小】までなら回避可能。


12.対龍狩猟笛運用装備
武器スロット1 絶龍
ナルガXキャップ 名匠
ナルガXメイル 鼓笛2
金色ノ篭手・真 鼓笛2
ナルガXフォールド 鼓笛、絶龍
金色ノ袴・真 光避
回避性能+2、笛吹き名人、斬れ味レベル+1、龍耐性+5

対龍用の笛運用装備。


13.ミラバルZ1号(剣士全般)
武器スロット2 天癒
ミラバルZヘッド 天癒
ミラバルZハイド 天癒
ミラバルZクロウ 回避、治癒
ミラバルZスパイン 光避
ミラバルZフット 光避
回避性能+2、逆鱗、体力回復アイテム強化、斬れ味レベル+1、ダメージ回復速度-1

双獅激天ソロの際に使用した装備。攻撃を食らうこと前提のスキル。


14.匠抜刀集中大剣運用装備
武器スロット不要
金色ノ添髪・真 抜撃
金色ノ羽織・真 抜撃
金色ノ篭手・真 抜撃
金色ノ帯・真 抜刀、絶龍
金色ノ袴・真 滅龍
龍耐性+10、集中、抜刀術、斬れ味レベル+1、挑発

大剣の溜め攻撃を活かすための装備。対龍装備でもある。


15.対ミラ専用ガンランス装備
武器スロット不要
バサルXヘルム 大砲2
ザザミZメイル 大砲2
金剛・真【篭手】 大砲2
バトルUフォールド 研磨3
金剛・真【具足】 研磨2
砲術王、根性、ガード性能+1、砥石使用高速化

ソロでミラ系に対抗できる装備。研磨珠を爆師珠に入れ替えることでボマーも発動。


16.ミラルーツZ回避運用装備
武器スロット不要 (光避)
ミラルーツZヘッド 体操、光避
ミラルーツZハイド 光避
ミラルーツZクロウ 光避
ミラルーツZスパイン 体術
ミラルーツZフット 光避
回避性能+1(武器スロット2の場合+2)、真打、体術+1、ダメージ回復速度+1、不運

片手剣、ハンマー、太刀と相性が良いミラルーツZ一式の回避バージョン。


17.連射弓運用装備
武器スロット1 絶龍
増弾のピアス
黒子ノ装束・真 強弾2
黒子ノ篭手・真 短縮2
黒子ノ帯・真 短縮2
黒子ノ足袋・真 絶龍2
龍耐性+10、集中、装填数UP、通常弾・連射矢威力UP
隠密

咆哮対策の要らない相手に対しては非常に強力な弓装備。龍耐性が要らない場合は武器スロット無しでも運用可能。


18.見た目重視高級耳栓剣士装備
武器スロット不要
フルフルZヘルム 名人
アカムトウルンテ 防音
リオソウルZアーム 名匠
アカムトイッケク 匠2
リオソウルZグリーヴ 名人
高級耳栓、見切り+2、斬れ味レベル+1

男用の高級耳栓装備の中で個人的に一番マシな見た目だと思っている装備。太刀の場合は天上天下天地無双刀の色が一番合う。頭を剣聖のピアスにすることで高級耳栓が耳栓になる代わりに心眼発動。武器スロットが3の場合は仙人珠を付けることで見切り+3にできる。龍耐性がミラ装備並なので打たれ弱いのが弱点。


19.弾かれ無効ランス・ガンランス運用装備
武器スロット1 石壁
S・ソルZヘルム 絶壁
SソルZメイル 絶壁
グラビドXアーム 絶壁
SソルZコイル 剣聖
グラビドXグリーヴ 鉄壁
ガード強化、攻撃力UP【小】 ガード性能+1、心眼

グラビモスなどの固い敵にランスを使う場合の装備。武器スロットを3にすることで体力+20という無駄スキルを発動させることが可能。


20.ミラバルZ2号(ライトボウガン向けガンナー装備)
武器スロット不要 (光避)
ミラバルZフェイス 速填
ミラバルZスキン 速填
ミラバルZフィスト 速填
ミラバルZスケイル 早填、回避
ミラバルZレグス 光避
装填速度+1、回避性能+1(武器スロット2の場合+2)、逆鱗、装填数UP、ダメージ回復速度-1

ライトボウガン向けミラバルZ。色的にもスキル的にも銘火竜弩が合う。

2010年9月7日火曜日

そろそろ気になるMHP3のお話を

 モンハンの(役にたたない)記事は書いてるくせに新作の話を全くしていなかったブログ主であったが、当然12月1日発売予定のMHP3の話題はちゃんと追っている。

(1)新しいモンスターについて

 とりあえずウルクススっていうウサギが思ったより太かった。3はWiiを所持しておらず完全にスルーしたので俺は結構新鮮な感じが長続きしそう。~やられ状態やモンスターの捕食、乱入を経験してないのでどんなのか楽しみ。そして新しい古龍に期待。でもアルバトリオンは使い回されそうな気がする。


(2)新しい武器(モーション)について

 太刀と大剣が3から変更なし・・・・?3やってないから俺はいいけどやってる人は変化という点でかなり優遇されている双剣とガンランスが楽しめそう。個人的には触ったことの無いスラッシュアックスに期待。3rdは今まで通り1人で全てのクエストをクリアするまでアドパに繋がない予定なので、多分今まで通り太刀を使う。あまりに簡単過ぎたらこれまた今まで通り全部使い回す。

(3)どこで手に入れるかという問題

 クリスマスから2月ぐらいまで品薄が続く可能性があるらしい。12月中旬までに入手しないとまさかのゲーム難民・・・。ちなみにAMAZONはもう予約できなくなっている。しかも店頭では想定よりも捌かれる数が少ないとか・・・。まあ時期的に俺やこの国の数人の奇特な人たちはそれどころではないかもしれんが、どうにかモンハンは手に入れようと思う。

2010年9月6日月曜日

モンハンで個人的に(あくまで個人的に)イラつく行動

 このブログでは過去にモンハンで「地雷」と称する、多分一般的にもむかつく上に邪魔な行動を載せたが、それ以外に個人的に(あくまで個人的に)イラつく行動がある。

(1)フレ専用部屋をアドパの検索に引っかかるようにする

 これはアドパを使ってゲーム検索するとかなりの確率で出くわすことである。特にワールドAの両隣のJとBにフレ部屋は固まる傾向があるが、同時に検索を外さない輩が多数居るので、検索すると殆どがフレ専用部屋となる場合がある。頼むからPSメールとかで個人的に連絡して下さい。

(2)クエ回し部屋なのに「誰か」という指定でリクエストを募るホスト

 これは「クエ回し」の定義が未だに曖昧であるせいで起こる事態である。「クエ回し」は、「PT戦にて順番にリクエストを聞いていく形式」を指すが、回す順番が定義に含まれていない。これを緩く理解したプレイヤーは、固定した順番に沿ってリクエストを提案していく方法ではなく、挙手制のようにリクエストがある者がランダムにクエストを提案して回す仕組みと解釈してしまい、結局クエ回し部屋なのにリク部屋と同じ運営方法になる。こうなると何が不便かと言うと、クエ回し部屋が持つ「俺特にリクないんで」という発言連発で部屋が麻痺することを防止する機能が減衰してしまい、結局ホストが「誰かリクありますか?」という表示をTCに出したまま誰もリクエストを出さず5~10分ほど経過してしまうことになる場合がある。個人的にはこのような事態になるとホストの無能さを理解してしまうので、さっさと部屋を出る。

(3)(上述した)クエ回し部屋で「俺特にリク無いんで」という輩

 行きたいクエストが無いならクエ回し部屋に入ってくるなよ。というか、モンハンするなよ、と言いたくなる発言。同じ部屋に居るあなた以外のプレイヤーはNPCではないし、あなたのためだけに部屋が運営されているわけでもない。見ず知らずの他人と集団で、しかも協力してゲームをするのである以上、あなた一人が楽しい場を得るという理念に基づいて発言するのではなく、集団全員で共有して楽しい場にするための発言をするべき。あなたの個人的な楽しみを満たしたいのであれば、クエ回し部屋ではなく、あなた個人の楽しみを満たすだけの部屋を個別に建てて頂きたい、と個人的には思う。



※ここから先は(多分)更に共感の得られない個人的な趣向が反映されます。


(4)おじぎのアクション

個人的には集会所で初対面の時ならまだ許せるが、クエストに出発するたびにおじぎのアクションをする輩が苛立たしい。というか、そのアクション自体苛立たしい。あざとい。日常生活で初対面の時にあの仰々しいアクションをされると多分「は?」という感情を抱く。というわけでモンハンの世界でも俺は「は?」と思ってしまう。


(5)「武器何で行きますか」と聞く輩

4人居る時点でダメージ的には十分過ぎるので、どの武器で行ってもほとんど結果が変わらない。にもかかわらず過剰にダメージ効率を気にする輩が居る。その人が何に勝ちたいのか意味が分からない。遊びなんだから武器ぐらい自分で好きなのを選べよ。


(6) 「すごい戦歴ですね」「どうすればそんなに強くなれるんですか?」と言う輩

 知らない、としか言いようが無いので俺はこの類の発言を無視する。発売して2年以上経過してるゲームなので大抵の人は戦歴がかなり積み重なるし、腕も上がって当然だと思う。何より、何を基準に、誰と比べて強いと言えるのか不明、というか意味が無い。モンハンはモンスターを狩るゲームで、他のプレイヤーを狩るゲームではないので、上記(5)で述べたことと同様、モンスターを普通に狩ることができる以上、その人が何のために強く(?)なりたいのか意味が分からない。

(7)「弱点何でしたっけ・・・」

 まずオンラインでの赤の他人のこの手の発言は無視する。2年以上前に発売されて400万本も売れたゲームだし、携帯持ってれば検索できるよね?

2010年9月3日金曜日

完敗

 何か去年の戦いはぎりぎりで負けたとか思い込んでいたが、実は納得のいく「完敗」だった。まだ俺は未熟で、「卑怯で、臆病で、ずるくて、弱虫で・・・」ということだったらしい。

2010年8月31日火曜日

ソード男子 (1)

 僕は他人が嫌いで嫌いでしょうがないって思ってた。高校に入学した僕は入学前は成績も中の上でぱっとしない僕の顔に拍車をかけてぱっとしなくて僕と同じ中と上くらいの友達となあなあの付き合いをしてたんだけど、入学して中学校とかで遊んでた友達とかが疎遠になると、なんだよあいつら結局俺とかそういう扱いかよって感じになって、だんだん無口になって入学して1週間弁当とかも一人で食べてると自分って痛くて、学校が嫌になっていきなり3ヶ月間引きこもってみると最初の数日間はモンハンとかやってて僕って社会のゴミだなと思ってたけど、でもそればっかりやってると超うまくなってアドパとかに行くと他の人が逆にこのコミュニティではゴミみたいに下手糞で、「どうやったらそんなにうまくできるんですかw」「練習かなwwwww」とか平日の10時とかにやり取りしてるとまた痛くなってきて、僕はふざけてるだけだよwって装うために集会所に入室したままゴーストを残して部屋を出るっていう定番の嫌がらせをやってると、次第にコミュニティっていう概念自体が多元化してるのが現実なのかもしれないと思って「コミュニティ」をググってみてもウィキペディアの共同体の項目が最初に出てきて、winnyで落とした貧乳の少女が触手で蹂躙される同人誌でオナニーばっかりしてる大学生の兄のレポート作成と同じ作業をしてる自分がちょっと嫌になって、こんな馬鹿な自分やロリコン野郎を根絶やしにするためにも僕は偉くなろうと思って勉強を始めた。勉強を始めると以外に集中できて、僕は高校(まだ1週間しか行ってないけど)入学3ヶ月で数ⅡBと仮定法から不定詞と間接話法まで完全に理解して多分そこら辺の高校生よりは賢くなってしまって、それが自分自身のある種の全能感を増大させた結果、他人を社会的にゴミ扱いしたくなった僕はひきこもりを止めて使ってなかったお年玉で駅前の代々木ゼミナールに公開模試を受けに行って家族を喜ばせる。別にお前らクソのためじゃないよ?とか思いながら僕もまんざらでも無くて、そういう自分がちょっと嫌になってきて、というか何も自分を貫徹させてない自分が嫌で、他人に加えて本格的に自分も嫌になってきて、自分が嫌になっちゃうと僕の世界って何だろうっていうスパイラルに巻き込まれて、代ゼミに行く前に自殺することにした。でも何か僕だけ自殺するのも結局僕がゴミでしかなかったことを認めるみたいで許せなくて、とりあえず世間で起こっている事件を模倣してやっぱりなって感想をいろんな人に与えて、でもそのやっぱりなっていう感想は実は僕の思い通りなんだよ?って優越感に浸るために線路に人を突き落として電車で轢かせようと思って全然電車に乗ったことない僕が渋谷駅までふうふう言いながら歩いて行って、そういえばお父さんはいつも品川品川って言ってたことを思い出して、品川駅までの切符を買って、山手線のホームで誰を殺そうか物色してると、丁度いいことに僕と同い年ぐらいで学校をサボってたDQNらしき男子を発見してこいつを殺すことに決める。
 そのDQNは顔は横顔を見た感じだとそこそこジャニーズに居そうなむかつく顔をしてて、髪は真赤に染めてて僕の通ってた高校と同じような学ランを着ていた。こいつで全然いいと思った僕は乗降マークの直ぐ上に直立して電車を待っていたDQNを突き落とすためにDQNの後ろに立った。僕は心臓がばくばくしててちょっと泣きそうになって、足もちょっと震えてきて、こんなこと何の意味があるのかとか思うけど、でももう考えるのも嫌になってきて、しばらく待ってるとだんだん昔小学生の頃ソフトをやってた時に代走で一塁に立って二塁まで盗塁のサインが出た時のことを思い出した。あの時はそう言えば失敗してあれー?みたいな、他人事みたいな顔でベンチに帰ってるとコーチだったお父さんがぐんにゃりした表情をしてたんだって思ってると電車が来てることに気付いて、あせった僕はよろけるようにしてDQNの背中に体あたり「こ う かは ば つ ぐん だ !」→潰れたトマトの完成という展開!と思ってたんだけど、体あたりした勢いのままアスファルトが見えてきて、あれ?当たらないって思った瞬間僕の腹にブロックが衝突したような何かがどひゅんってぶつかって僕はがばっ!!って漫画みたいな声を出してホームの後部に後頭部から吹き飛ばされて柱にそのまま直撃してしまう。

2010年8月27日金曜日

ソード・ダンス (1)

 刀彌舞姫は鞘から刀を抜き払い、透き通った刀身に見入った。刃紋は乱れの無い直刃。舞姫は自分が手にしている刀が自分自身に似ていると思い込んでいた。しかしそれは自覚された自己欺瞞であり、彼女の宿望の投影された姿に過ぎない。舞姫は自分の中の乱雑で対他的な暴力性を、抑えられないことを知っていた。彼女にとっては暴力こそが自己規範であり、それを客観的に否定するような環境を、これまでの人生の中で持ったことが無かった。
 彼女は浅く肩で呼吸しながら、ゆっくりと刀を鞘に収めた。刀身の光がしゃらしゃらとした音と共に消えていく様を見ながら、彼女は昨日と、そして昨年の4月5日と、同様の諦観を覚えていた。

 舞姫が出勤すると助手の男性が既に研究室に出勤していた。彼の名前を舞姫は覚えていない。「おはようございます、刀彌先生。」「おはようございます。」舞姫はコートを脱ぐと椅子の背もたれに掛け、そのままデスクトップパソコンのスイッチを入れた。「先生、暑くないんですか。今日は最高気温が確か20度を越えるらしいですよ。」舞姫はデスクトップの画面が出ると、画面を埋め尽くしている無数のフォルダの中から、今日精神鑑定を行う殺人者の情報に関するファイルを開いた。殺人者の名前は不死原快楽。3ヶ月前に新潟県柏崎市にある研修所で合宿を行っていた「ゆうゆうダンス倶楽部」のメンバー、85名を日本刀で惨殺した後、市内にある自宅への帰り道に立ち寄った保育園の児童と教師、及びたまたま園芸会で撮られた写真を園長に渡しに来ていた写真屋の男性、そして、たまたま現場を通りかかった人々、合わせて73名の首を斬って殺害し、殺人罪の容疑で逮捕されている男である。
 
 ここまでの情報を5分ほどで閲覧した舞姫は、半ば義務的に今日の彼との面談の時間を確認した。面談予定時間は4月5日午前10時30分。意味の無い作業である。彼女は更に機械的に先日行った精神鑑定の結果のリライトを行うことにした。面談の時間まであと1時間もある。

 10時15分頃に、不死原が警察官に連れられてやってきた。不死原は思ったよりも背が低く、まだ若いと言っていい顔をしていた。彼からはトイレの芳香剤のような香りがしていたが、髪は洗っておらず、髭と同様、伸ばし放題であった。じっと寝惚けたかのような顔で床を見つめている。
 不死原を左右から押さえ込むようにして連れている捜査官の一人は、珍しく舞姫の見覚えのある人間であった。「本日はお世話になります。新潟県警捜査第一課刑事部長の不死原苦です。どうぞよろしくお願いいたします。」「どうぞよろしくお願いいたします。ではこちらにどうぞ。」苦は早足で、他の2人の警察官と引き摺るようにして快楽を連れて舞姫と彼女の助手の後を追った。彼女以外の者は快楽に触れるたびに無表情のまま鼻から息を吐いた。

 不死原苦は不死原快楽の妹であり、快楽を逮捕した張本人である。快楽と苦は、10年以上、彼らだけで柏崎市にある一軒家で二人きりで暮らしていた。彼らの両親は快楽と苦が小学生の頃、交通事故で死亡している。親戚は彼らを自分たちの家に招き入れようとしたものの、親戚の家に何度連れて行っても、数時間すると苦が生家に戻ってしまい、誰が何を彼女に言っても彼女はその行動を繰り返したため、結局兄である快楽が1人で妹の面倒を見つつ、二人きりで生活をすることとなった。数学が得意であった快楽は塾で教鞭を取りながら、給金で苦を養いつつ、高校、大学と通った。彼と苦が18歳になるまで遺族年金が支払われていたし、幸い保険金も下りたので、彼らにはたとえ贅沢ができなくとも、毎日過ごすだけの蓄えがあった。
 快楽は大学卒業後、アルバイトとして勤務していた塾にそのまま就職した。彼は大学の成績も良かったため、周囲の人間は彼が都市の大企業に就職するか、そのまま数学の研究のために大学院に進学するものとばかり思っていた。しかし、彼は当時高校3年生であった妹の苦が、将来新潟県警で勤務することが夢であったことを知っていたため、新潟に残って彼女との生活を続けることを選んだ。

 事件当日、血に塗れた姿で日本刀を手に、自身が刈り取った首を、保育園の小さなグラウンドに足でサッカーボールのように転がして整列させている快楽の姿を見た、たまたま保育園の前を通りかかった主婦は、彼の姿を認めるなり絶叫し、瞬時に抜き放たれた刃によって絶命した。快楽が保育園児に比べて大きな彼女の頭部を、彼が整列させている首の方へ蹴り飛ばそうとしていると、再びたまたま通りかかった老婆が絶叫し、刹那、抜き放たれた刃によって首が切り離され、もう1つ蹴り転がされるボールとして、快楽の足下に目を見開いたまま転がった。この首も蹴ろうとしていると、再び駅から自宅へ帰ろうとしていた就職活動帰りの大学生が通りかかり、切断され、快楽の足下に臥した。快楽は、通りかかる人々が彼の姿を見て驚嘆する度、次々と絶叫→切断→キック→絶叫→切断→キック→絶叫→切断→キックというサイクルで殺人を1時間ほど繰り返した。
 最初は整列されていた頭部までの距離が遠く、また快楽が思っていたよりも人間の頭部が重かったこともあり、つま先でのトゥキックを用いていたが、列が近づいてくるとコントロールを付けるため、足の腹でインサイドキックを行った。時々キックの力が強すぎて、並べられていた頭部が転がされてくる頭部に衝突し、列をはみ出てころころと前に転がってしまい、その度に列をはみ出た頭部を柔らかなインサイドキックで再び列に戻す作業が生じたため、快楽は、中学や高校でちゃんとサッカー部にでも入っておけば良かったと思った。



 

 
 

 

2010年8月16日月曜日

「信教の自由」から見える他人を傷つけないことの難しさ

 9.11の飛行機墜落事故現場である「グラウンド・ゼロ」近辺に、大きなモスクが建設されようとしていることを巡る議論でAnderson Cooperがここ3ヶ月ぐらいで最もぶち切れていた。アンカーの役目を忘れているかのごとくイスラムを過剰に擁護していたコメンテーターに食ってかかっていた。
 「信教の自由」は、憲法の議論においても人権の議論においても極めて重要なテーマの一つである。つい昨日も安部という途中で日本国総理大臣の職を投げ出した人が、民主党閣僚が終戦記念日に靖国神社を参拝しなかったことについて、この「信教の自由」という言葉を持ち出して批判していた。
 個人的には俺が民主党閣僚だったらお前に言われたくないとか思いそうだが、それ以前にそろそろ「信教の自由に基づいて正当化されているように見える行為が、他人を傷つける場合、なお傷つけることによって損なわれる他人の心情を越えて、当該行為が正当化され得るのか」という問題について直截簡明に言及する国会議員が1人ぐらい居てもいいんじゃないかと思う。
 この「信教の自由」というのは、他人を傷つけてまで尊重されるべき概念なのだろうか?おそらく、普通に日常生活を送っている多くの日本人はNOと答えるだろう。なぜなら、「信教」という定義するのも困難で曖昧な概念を守ることより、目の前で怒っている人や泣いている人々の「感情」という、目に見える平穏な日常を乱す要因へ対処することの方が、具体的にイメージされ得るからである。直接見える平和への脅威への対処の方が皆が仲良くする方法として用意に理解でき、少なくとも曖昧で多義的な「信教」という目的の要保護性よりも、具体的な結果への対処の方がイメージしやすく、また「優先される」と考える人が多いのではないだろうか。
 しかし、他人を傷つけていることを認識しても、なお「信教の自由」を主張する人にとっては、話はそう簡単ではない。なぜなら、こうした対立する概念が簡便性故に優先されるという考え方は、功利主義的な価値判断に近づくものであるものの、この考え方は彼らにとっては意味をなさないからである。彼らは合理性・簡便性・有効性といった功利主義に親和的な価値基準以外の基準、例えば「過去の大戦を戦った英霊への尊敬の念の絶対性」に基づいて行動しているからである。皆が仲良くするために最善の行動ではなく、「人間」が「誇り」や「尊敬されるべき信念」を持ち生きていくことに不可欠な「何か」が「絶対的に大切」だと感得され得るがゆえに、「信教の自由」に基づく参拝が、隣の国の人が明らかに嫌な顔をしても優先されるのである。
 こうしたメタ基準とも呼べる価値基準の対立故に、議論は平行線である。というか、個人的にはこうした議論が議論という手続きによって解決されるのか極めて疑問である。むしろ議論をすることで紛争が助長されてしまう典型的なハードケースのように思えてならない。政治哲学的に何かしらの統一した、合理的な判断基準を構築することで、両者を歩み寄ることができるようにする作業は、知的なトレーニングにはなるかもしれないが、それが最も合理的で効果的な手段であるかどうかは別である。マイケル・サンデルのように「物語的」な文脈の共有可能性に何かしらの糸口を見出す方法があるかもしれないが、そもそも家族的紐帯が薄れている現代で彼の言う「物語」がどれほど日常生活の中で意識され得るのか疑問である。やはり強いリーダーが全ての人々に可能な限り分かり易い言葉で彼の「決定」を伝える政治力による解決しかないのだろうか。
 

2010年8月13日金曜日

聖剣伝説 Legend of Mana 感想

 実はこの夏一番の大作だと個人的に思っているのが最近ゲームアーカイブスで600円で配信された聖剣伝説 Legend of Manaである。
 このゲームは1999年にプレイステーション用ソフトとして販売されたものである。10年以上前のものにも関わらず、他のゲームがまだこのゲームのシステムに追いついていないように見えてならない。世界を自分で広げるシステム、ゲーム史上に残るほどの無意味とも言えるやり込み度を持つ武器防具作成システム、そして、何より個人的に素晴らしいと思ったのが各シナリオの台詞、キャラクターの設定等である。
 このゲームにはメインシナリオと呼べるものが存在しない。全68のシナリオは基本的に一話完結型で、長編となるシナリオ3本のうち、1本をクリアすることで最後のシナリオへと進めるようになっている。特に素晴らしいと思うシナリオは長編では宝石泥棒編とエスカデ編、サブシナリオでは「夢の檻の中へ」や「サボテン」である。
 特にエスカデ編は中学生のときにやったときには結局何が言いたかったのか分からなかったが、最近やってみるとこれが他者同士が理解しあうことの関係内在的な要因の不安定さと、時代が変動する状況という関係外在的な要因の複雑性を描いていることが理解できる。言葉が相互理解を導かず、関係は破綻し、誰も救われない状況が時として存在するものの、関係外在的な他者からすれば、物語的に描かれることで時代の変化という正の価値判断を抱かせる事象となっている「状況」や、「環境」が描かれている。
 中学生の時はエスカデという存在がどう考えても相互理解を妨げる「悪」にしか見えなかったが、時代の変動という事象を物語的に感得させるという目的においては、彼はむしろ「正義」であった。彼を仲間にせずにルシェイメアに向かうと、ラスボス直前で彼が「英雄になれ」と言い残して息絶える姿を見ることになるが、アーウィンやダナエへの単純な関係内的な憎悪ではないこの言葉が彼が単なる「悪」ではないことを象徴している。本作品のシステムのあり方と若干抵触するものの、作品内に一定の時代の流れをもっと描写することができればこのシナリオはまだ良くなった。
 残念なことに、現在では「聖剣伝説」ブランドは完全に凋落していると言ってもいい。ウィキペディアに詳しく経緯が書いてあるが、これだけの物語を作る能力を持った人材がこの作品をもって全員当時のスクウェアから退職してしまったことが1つの大きな要因であろう。スクウェアは彼らを手放すべきではなかった。その後のスクウェア系列の作品は、ファイナルファンタジーという看板を盾に「物語」を欠いた美しい映像を垂れ流す「映画」になってしまった。RPGはプレイヤーが参加できる「物語」でなければならない。どれだけ綺麗な映像でごまかしても、登場人物が空っぽの言葉を喋り、プレイヤーが自分を投影し、何かを得ることができないRPGは駄目である。

2010年8月6日金曜日

「帰ってきたぜ!!お待ちかねの竜がなぁ!!」

 一昨日と昨日と2日を俺の今年の夏休みとしていた。朝4時20分に起床して出勤して勤務して勉強するというサイクルを意図的に崩したのだ。このように意図的に自分を崩すことで自分のバランスを取っていると勝手に位置付けている。
 さてこの2日間の「夏休み」で朝から酒を飲みながら俺が何をやっていたのかと言うと、タイトルで分かる人もいる通り、戦国BASARA3をやっていた。とりあえず織田信長でクリアするところまでやって、もうあと1週間ぐらいこれに触れなくてもいいかなという具合である。
 というかステージの仕組みを覚えてしまうと特別恩賞の取り方とかが機械的な作業みたいになってしまうので、飽きてしまう。このゲームの致命的な点はストーリー性を持たせてRPGみたいにしようと努力はしているが、やはり操作が簡単すぎる点であろう。実際□をずっと連打し続けているだけで十分できてしまう。ボスとなる武将も固くてスーパーアーマーが付くくらいでボコボコ殴り合っていれば結局アイテムを取れる分こちらが勝つように基本的にはできている。この簡単な操作性は逆にこのゲームの根本的なセールスポイントの1つでもあるが、多分1日ずっとやり続けることができるゲームではない。ライトユーザー的にたまにやって爽快感を味わう程度で済ませておく方が楽しめるつくりだと言える。
 しかしそれでも個人的には映像が大分ましになっている点と、持ちキャラである伊達政宗の技が強化されている点は十分楽しかった。特に六爪状態でのMAGNUM STEPが全部当たるとすごく敵のライフを削れるので、難易度を究極の状態にしてもその技を連発するだけで戦局を掌握してしまう。今回はHELL DRAGONの出が早くなっているためそっちに目が行きがちだが、六爪状態のMAGNUM STEPとCRAYZY STORMもオススメである。六爪状態でバサラ技が変化したり、各キャラの戦刻ブースト中の究極バサラ技が変化したりすればもっと楽しかったのになあと思う。熱唱びわと「奥」「州」「筆」「頭」を全部装備して出陣すると気分は神。
 

2010年8月3日火曜日

INCEPTION 感想

 7月に女の子とINCEPTIONを観た。全体的な点を言うと、物語の構造はしっかりしていたが、キャラ設定が曖昧な(わざと曖昧にしている?)部分があった。例えばコブが死ぬほど追われている具体的な理由や、夢の世界に入ってアイデアを盗むことがどう企業利益に結びつくのか、そういった文脈が描かれていないため、サイトーが突然効果とかが不明のままにINCEPTIONをやって欲しいと依頼して来たかのように見える点があった。
 最近村上春樹の小説を読む機会があったので、読み手や観客のあり方として、こうした描かれていない部分は、例えば登場人物の不気味さとか底知れない何かを描くための手段と捉えるべきなのかなという気もするが、夢の中に入って他人のアイデアに触れることの有用性や、どうビジネスに活かされている世界なのか、を伝えきれていなかったように思われる(その「危険性」はストーリーの主題たるミッションによって描かれていたが)。
 また、登場人物が「調合師」や「設計士」など、その道のプロで裏社会で生きている人々ということは分かるのだが、大学で仲間にした女の子以外、ほとんど全員の戦闘能力が高い点も謎だった。夢の世界で何かしら作為を行うと、夢を見ている人の防衛本能が働き必然的に戦闘になるから、その道のプロである以上はある程度戦う技術を持っていないとダメということだろうか。
 個人的にはもう主演のレオナルド・ディカプリオが家庭があって子どもが居る役を演じることができるようになったんだなあ・・・という感想もあった。ロミオとジュリエット、タイタニック、ザ・ビーチ、仮面の男、ブラッドダイヤモンドなど、彼はこれまでの映画の中では、どちらかというと「好き放題やっている若者」を演じる傾向があったんじゃないかなと思っていたので、いやー俺もちゃんと年を取っているんだと思った。彼の英語は割合はっきりしているので、リスニングの勉強にもなるだろう。
 結論として、映画それ自体の作りや設定は、上述した作りの甘い部分を除いて非常に観ている側に分かりやすくなっていて、観客を引き込んだと思う。無駄に設定の説明をせずに、こうした映画の仕組みを分からせる点は卓越していた。個人的にはアバターよりこっちの方が面白い。
 

2010年7月30日金曜日

人事を尽くして天命に聴う

 フルブライト奨学金の出願書類を提出した。

この世界に何かしらの運命が存在するなら、俺にアメリカで勉強させろ。

2010年7月28日水曜日

死亡フラグが立ちそうな台詞

 こんなことをやってる場合じゃないが死亡フラグが立ちそうな台詞・・・。

(1)「ここは俺にまかせて・・・!お前達は先に・・・・!!」

この台詞に込められた意味は、①俺は主人公じゃない、②俺はラスボスとは戦えないただの当て馬である、③俺はこれから高確率で幽霊以外のポジションで物語に参加できない、④俺はここでやられる。

(2)「何だあの~は!!!」

「何だあのモビルスーツは!」、「何だあの反応は!!」「何だあのばかデカイ気は!!」この台詞に込められた意味は、①俺はモブキャラである、②俺はこれから主役を引き立てるための材料にされる、③俺はここでやられる。

(3)「こいつ・・・!急に動きが・・・!?」

この台詞に込められた意味は、①これから相手側のアクションシーンが誇大に描かれる、②これから俺は全身全霊を持って相手側のすごさを解説する、③俺はとりあえずこの台詞の後はやられないといけない。

 自分が主人公以外のキャラだったらとりあえず黙っておいた方がいいかもしれない。

2010年7月26日月曜日

気に入らないウカムルバスの狩り方

 俺はウカムルバスに閃光玉を投げまくってハメ殺す狩り方が嫌いである。アドパをやって初めて気付いたが、実に90%のプレイヤーが当たり前であるかのようにウカムルバスを閃光漬けで狩ろうとするのだ。閃光玉が無くなったらサインとか音で知らせて、他のプレイヤーがまた次の「閃光係」になる・・・。
 どっかの攻略本とかがこういった狩り方を推奨してるのだろうか?まあどんな狩り方をしても人の勝手なので、俺は何も言わないが、ただ俺はその「当たり前でしょ?」みたいな「閃光係」には協力しない。「閃光係」みたいなことをわざわざやるくらいだったら悪魔猫でも雇用すればもっと楽になるんじゃないの?と、勝手に思っておく。

2010年7月21日水曜日

「ドゥー・ユー・アンダスタンンンンドゥ!」

 またジョジョから学ぶ合コンの心得9パターンという謎の記事を発見した・・・。

「『ブッ殺す』・・・そんな言葉は使う必要がねーんだ。なぜならオレやオレたちの仲間は、その言葉を頭の中に思い浮かべた時には! 実際に相手を殺っちまってもうすでに終わってるからだッ! だから使った事がねェーッ! 『ブッ殺した』なら使ってもいいッ!」

長いよ。ちなみにジョジョについては「あーまたジャンプの後の方で濃いー漫画やってんなあ」ぐらいです。

2010年7月20日火曜日

「あー滲んでる滲んでる。滲んではるわぁー」

 遊んでもいいからできるだけ「俺って今血の滲むような努力してるかもしれんなあああ!!」って思うような時間をできるだけ取る。俺はまだまだ頭が良くなる。もう現在この一瞬に勉強してる時間があればそれで良い。

2010年7月16日金曜日

「勲章全部取っているのに何でクックの記録が無いんですか?」

 「え・・・だってイャンクックの訓練は2ndの時にやってて、引き継がれないんで。」ギルカのコメントに真面目にやってるって書いているのに、昨日初めてあんたチーターじゃないの?と疑われた。理由は「2ndから引き継いだ場合、2ndでやっていた訓練記録は全部引き継がれない」というルールがあるからである。
 もう覚えていないが、俺は2ndの時点でイャンクックだけ全武器でクリアしていたらしい。それ以降は完全に彼(彼女?)の存在は無視。訓練所TAに一生懸命になってる人とは価値観が違うらしく、俺は全然訓練所に関心が無い。モンハンはモンスターを狩るゲームなのでモンスターを狩れればなんでもいいよ。
 まあヘタクソはヘタクソだなーと思うし、上手い奴は上手いなーと思うが、実際の所は俺はこのゲームにモンスターを狩ることしか期待していないらしい。目標が無い分そもそも満たす器が無いということで、満たすことも満たされることも無く、それ故に飽きることも無いらしい。

2010年7月13日火曜日

「情けないモビルスーツと戦って、勝つ意味があるのか!」

 新ZRが到着した。持ってきたバイク屋の人の話だと、今日本で出回っている原付の中で最高の原付らしい。リモコンがオミットされたのは寂しいが、後は全体的にパワーが上がってる感じである。何より、音が違う。前のZRは少し粗い感じの音がしていたが、今回のZRは新車ということもあってかなり重厚かつ真っ直ぐな音がする。
 個人的に、自分の手足となる道具はかっこいいと思えることを要件としている。いくら性能が素晴らしくても感情移入できないものを使っているとテンションが上がらない。
 だからブランカも、ザンギエフも、ダルシムも、エドモンド本田も俺は使わない。リュウやケンじゃないとテンションが上がってこない。ガイルはぎりぎり使う。

2010年7月12日月曜日

無責任な責任論

 民主党が参議院議員選挙で目標としていた議席数を獲得できなかったことを受けて、早速日本お得意の無責任な責任論をメディアが報じまくっている。管首相は確かに消費税の議論を選挙までの短い期間で行うという愚行をしでかしたが、まだ鳩山内閣が総辞職してから1ヶ月程度しか経過していないのに、責任を取って止めろと言われても・・・。
 彼が今辞職して何かしら国政を動かすに当たってメリットがあるのだろうか?ただでさえ日本の総理大臣が頻繁に交替する点で、世界の先進国の中でも日本は「特異」な存在で、トップ同士が信頼関係を築くにも築く前に交替してしまうことが批判されている。そもそも「内閣総理大臣」の働きは1ヶ月程度で評価できるものではないだろう。バイトに遅刻したファミレスの店員を馘首するのとは訳が違うのだ。
 もし今のタイミングで内閣総理大臣が今回の選挙の「責任」を取って交替することを主張するのであれば、今のタイミングで内閣をもう一回ぶっ壊すことのメリットと一緒に論じてもらいたい。トップの人間が失敗したらとりあえず「責任を取って辞めろ」という浅はかな議論をする限り、日本のメディアは「マスゴミ」と呼ばれ続けることになるだろう。誰かの失敗を「責任」という言葉で糾弾するのであれば、せめて糾弾するに足る理由とその後に用意されるべき対応策を明確にしていただきたい。それが責任を論じる者の「責任」である。
 

2010年7月7日水曜日

ゼェェッッッットォォアァァアーーーーーーーールッッッ!!!!!

 俺のZRがついにぶっ壊れてしまった。高校2年生の時に通っていた高校の先生の目を(真面目な学生面を演出することで)欺いて原付免許を取得し、そこからつい数日前まで乗ってたわけだから、もう8年ぐらい俺を乗せたことになる。まあ、原付にしてはそこそこ往生したのではないだろうか。
 来年どうなるか未定だが今住んでる場所的にモーターが付いた乗り物が無いと不便極まりないので、早く次の原付を入手しなくてはならない。そもそもおばあちゃんに買ってもらったものということもあるので、今年壊れるというのもなんとなく暗示があったのかもしれない。
 ・・・今年に入って俺には不幸なことばっかり起こっているような気がする・・・。あ、そうかそうか。そう言えばまだ「良いことばっかり起こっているような気がする」って俺の人生で感じたことが無いわけだから、そういう意味ではずっと浮き沈みなしに直線が続いているのか。むしろ不幸な事件が発生しない方が不自然ってことで。
 それよりも自賠責を更新したばっかりでまだ3年分残っているんだが・・・。そしてNorthwesternにぼったくられたデポジット(意味不明の習慣)の7万円が今ボディブローの様に効いて来るんだが・・・。

2010年7月6日火曜日

「かまきりだぜぇ!」

 今日通勤電車を降りようとして乗降扉に向かったら前を歩いている初老の婦人の後頭部に赤ちゃんかまきりが居た。老婦人の羞恥心よりも赤ちゃんかまきりの生命の方が要保護性が高いと判断したため、そっとしておいてあげた。

2010年7月5日月曜日

GHANGEについて

 CHANGEは2010年4月11日に発売されたUVERWorldの新しいアルバムであるLASTに収録されている曲である。もともとはGOLDというシングルのカップリングだった。個人的にEndscapeを聴いて以降彼らのにわか(というか狂信的に彼らを全肯定しない)ファンになり、今までのアルバムに収録されてきた曲を聴いてきたが、今回のアルバムが個人的に一番好きかもしれない。じゃあ4月に買ってやれよと思われるだろうが、個人的に金欠で死にそうだったから仕方がないのだ。
 特にTAKUYA∞の歌詞を作る才能、というか日本語が生み出す情景を捉える才能に舌を巻いたのはGHANGEという割と後半にある曲を聴いた時である。ガンダムのタイアップということでどうせ「そういう感じの」曲なんだろ、という先入観を持って聴いている人も多分多いだろう。しかし俺はこの曲がガンダムとかに関係なくGOLDやGO-ONよりよっぽど優れていると感じる。
 具体的に言うと、後半の「簡単に裏切る様を見せりゃ、防衛本能で無意識に 「痛い思いはしたくない」と楯突きゃしないだろう」という部分が、この曲全体が持つ主体の多層性と不安定な「変わる」心境を際立たせている。登場する者を裏切る者と裏切られる者に分けて考えれば、裏切った側が最終的には関係性を自分の中から断ち切ることができず、そういった意味での「弱さ」や「恐怖」が浮かんだことが逆説的に否定したはずの人間性を肯定することとなり、心境の変化という感慨を生んだと解される。
 しかし、他方で裏切った側に問いかけている「僕」については、大きく分けて3通りの主体を想定できる。1つは超関係的な第3者が裏切った側に生じた上述した意味での「弱さ」を変化と捉えているという解釈であり、もう1つは裏切られた側が、裏切った側の逆説的な真実を看破しつつ歩み寄るようになったという意味で関係性に変化が生じたという解釈である。そして第3に、「僕」は裏切った側と裏切られた側を包括する概念であり、自分で自分に歩み寄っているという理解である。
 さらに、後半にある自分を取り巻く環境や状況が、そもそも自分を裏切っていると解釈できる「そんなこと吐いてる人たちの~」=本当は「弱さ」だと認識できている自分の姿の投影は、単に裏切られた者と裏切った者の二者間の関係性のみならず、それを取り巻く「裏切った世界」との関係を想起させる。
 しかし、こうして看破する(される)真実を前提にしても、最後に訪れる「人らしさを感じてた」という極めて個人的な心情は、かなり現実的で、謙虚な結論だろう。彼が自分の愛を犠牲にして成り立っているというネガティブだがしかし自己充足的な心情によって構成した世界は、取り巻く環境そのものの変化というドラスティックな変容はもたらさず、ただ自分を捉え直す(捉え直してもいいかもな程度の)という、見抜かれた(見抜いた)真実の鮮やかさに反比例するような醒めた感慨であった。
 個人的に素晴らしいと思ったのは、このような歌詞にCHANGEという現在の世界においてはどっかの大統領のせいでかなり前向きに捉えられがちな事実を、極めて謙虚で現実的な程度に留めて理解できている点である。曲調も激動とかと比べると若干抑え気味だが、この歌詞にはこの曲調でいいと感じる。

2010年7月2日金曜日

何・・・・だと・・・!?

 なぜかアラビア語みたいな英語がちゃんと読めるようになってきた・・・・。

2010年6月29日火曜日

読めん・・・

 仕事で外人が回答したアンケートを打ち直す作業をしているが、全然読めん・・・。アラビア語みたい。アルファベットが綺麗に書ける点においては日本の英語教育は大成功してると思う。やばいなーこれは。思ったよりこの仕事に長く引っかかりそう。

2010年6月28日月曜日

「頼むから静かにしてくれ」

 TOEFL-IBTの受験環境は最悪を極めている。この最悪な受験環境ももしかしたら試験の一部分なのかもしれない。特に先にリーディングを読んでいる人が隣に居る状況で、最初のマイクチェックの際に回答を求められる"Describe the city you live in."という質問を、そのまま連呼するバカ(全バカ行為の60%を占めるかもしれない)や、一回マイクチェックが終了するまで「アーーーーーーーー!!」と叫び続けるバカが居て、本当に迷惑だなと思った。頼むから個室で受験させて欲しい。
 「でも試験会場のマイクが聞き取ってくれないのが悪い」、「マイクチェックの目的さえ達成すればいいんですよw」とかいう輩が居るかもしれない。まあ、客観的にはいかにアホみたいに見えるかは一目瞭然だが。頼むから自分の住んでる町くらい普通に英語で説明して欲しい。
 まあ上記のバカを行う人の気持ちも分からんでもないが。おととい行ったテストセンターではマイクが緩くて口の近くにあてがってもすぐにあごの下ぐらいに下がってしまって受験できる状態じゃなかった。すぐにそのテストセンターの係の人に頼んで交換してもらったが、設置する前にチェックしろよと激しく思った。これでよく2万円もぼったくれるなと思う。IELTSと同じぐらいの値段になってもいいから面接をして欲しい。

2010年6月24日木曜日

少年漫画的な展開を欲する

 サッカー日本代表が羨ましい。この感情はプロのサッカー選手としてあのフィールドに立ちたいというのではなく、明日のデンマーク戦のような乾坤一擲の戦いがあって、その戦いに向けて死ぬほど努力するという状況が羨ましいのだ。本当に羨ましい。
 修士課程1年目が俺が真面目に勉強を始めてから最悪の年だなと思っていたのは、こういった乾坤一擲の勝負が存在しなくて全然楽しくなかったからだと思う。少年漫画的な展開、すなわちどうにもならない強敵が居て、それに向かって努力し、勝利を掴むまでの過程が俺の人生には必要不可欠だと、去年の面白かった勝負の連続の中で思っていた。去年はフルブライトの面接が終わった辺りから「そうだよ・・・これなんだよ!これが俺の人生なんだよ!」と思い始めていた。
 だから自分でいっぱい敵を作ろうと思っているわけだ。乾坤一擲の戦いに備え、その結果に深く一喜一憂していく生活こそ俺の人生。だから死ぬほど楽しめればいいと思っている反面死ぬほど苦しめればいいと思っているわけだ。

2010年6月23日水曜日

自分にとっての学問

 実は自分にとっての学問はまだ高校生になったぐらいの感覚である。世間的には大学4年で学問を終了することが普通みたいになっているが、個人的には修士過程を終了してやっと中学生を卒業したという感覚だろうか。そもそも社会制度上の高校2年生の終わりぐらいからまともに勉強を始めたので、まだぜんぜん勉強をしていない感覚がある。
 うーん、なんで高校2年生の終わりに勉強を始める気になったのか、思い出せない。国立の大学に行くという目標はあったかもしれないが、それがどんな利益を俺にもたらすのか全然考えてなかったような気がする。その割には毎日2時間睡眠であとは新聞を配って勉強という歪んだスタイルだったので、その生活を持続させたモチベーションはどこから来たのか、母親の死を消化するための行動か、漠然とした未来への展望か、何なのか分からない。今のように明確な動機を同定した後に行動に移すというスタイルとは全然違った方法で毎日苦しみながら勉強をした。
 皮肉なことに、今のように明確な動機を持っている俺は昔のわけも分からず自分に苦役を課していた自分を欲している。

2010年6月18日金曜日

"WE CARE ABOUT THE SMALL PEOPLE"

 このKY発言は、アメリカで未曾有の環境災害を起こしたBP社の理事であるカール・ヘンリック・スバンバーグ氏が、ホワイトハウスでのオバマ大統領との会談後に行った会見でのものである。
 ・・・Small People・・・だと・・・・!? 当然Anderson Cooper は360で激昂して今まで取材して出会ったルイジアナで漁業や観光業で被害を受けている人々を一人ずつ紹介した後、彼らはSmall Peopleではないと言って厳しい非難を加えた。
 このKYなおっさんはスウェーデン人でネイティブスピーカーじゃないが、この発言のKYさは中学生でもネガティブな印象しか与えないんじゃないかということは想像できるだろう。1Q84でも読んでんのか、このおっさんは。せめてOrdinary Peopleと表現しなよ。まあそう表現したとしてもこのKYなスウェーデンのおっさんが真面目に働いていたルイジアナの人々を(理解不能な理由で)見下していることは判明したが。北欧でのびのびとした教育を受けてEU圏の企業で出世した結果がこれらしい。
 
 

2010年6月14日月曜日

ガンガンいこうぜ

 
 フルブライトの予備審査に「合格」した。


 去年も合格してんだから当然だろが!!!

 今日から作戦の欄が「ガンガンいこうぜ」一択になります。

メキシコ湾の原油流出事件について

 最近 CNN Anderson Cooper 360でおなじみのAnderson Cooperみたいにかっこ良く喋るにはどうすれば良いかを研究するために、2年ぶりに360をポッドキャストで視聴しているのだが、ここ1週間はずっとアメリカでBP社が発生させた原油流出事件のことを報じている。日本ではワールドカップの影響で全くの対岸の火事状態ではあるが、アメリカでは結構大事らしい。なんせ、発生から50日も発っているのにまだ原油はぶわーっと流出し放題状態なのだから。
 この事件で取りざたされているのは、原油流出を止められていないことよりも、事件発生に至る過程、事件発生後のBP社の対応に対する不透明さである。Anderson Cooperはしきりにtransparency という単語を連呼している。例えば、BP社は事件発生後50日経過してからやっとどのぐらい原油が流出しているか、そのビデオテープをメディアや研究機関に渡したが、当初発表した映像は(おそらく意図的に)解像度の低い映像だったのだ。その違いは明らかで、やっと渡されたhigh-resolutionな映像を下にした分析結果(CNNではカリフォルニア大学の分析結果)は、1日平均約4万バレルもの原油が流出し続けているというものであった。
 更に、BP社は「安全第一」をモットーに掲げていたくせに、数年前からパイプの老朽化を指摘されていた事実を無視して営業を続けていた。結果として、爆発事故が発生し、11人の死者が発生した(アメリカのメディアの慣行?なのかは分からないが、死者の名前とどんな人物だったか、Anderson Cooperが一人ひとり読み上げていた)。360では事故の生存者5名にインタビューを行っていたが、上述した「安全第一」については、今現在は全く信頼できないとのコメントを得ている。そして、事故被害者を代表している弁護士はBP社の行為をCriminal(犯罪行為)だと述べていた。
 今日のロイター通信の報道によると、このBP社はイギリスの企業らしく、オバマ大統領は今回の事件の影響力を9.11の同時多発テロと同程度としており、両者の間で国際問題にもなりかねない様相である。もっとも国際法的な観点からすれば、今回のようなイギリスに属する全くの企業(=私人)の行為は原則的に国家責任を構成しない。あくまで例外として、例えばイギリスが同企業のある種の業務上の怠慢に対する「相当の注意義務」を欠いていた場合のみ、アメリカはイギリスの国家責任を追求できる。相当注意義務の程度であるが、現在通説的な見解となっている国内標準主義を採用すると、自国の国民に対する一般的な保護と同程度で足りるため、イギリスの国内法実行上合理性のある注意義務を果たしていると見れば、今回のケースはイギリスを不問とすることができる。本件の場合はこの辺でどちらとも解釈できそうであるが、テストで優の成績が欲しい人はイギリスの国家責任を客観主義に基づき(当該行為の国家への帰属と国際義務違反)肯定した後、責任解除の方法を論じればいいだろう。在テヘラン米国大使館事件とホルジョウ工場事件あたりは最低でも挙げておかないとダメだろう。
 もっとも現実の世界は感情を持った人間同士の交渉によって物事が進むようにできているので、米英の現在の関係性を考えてもどちらか一方が徹底的に一方を叩きつぶすような展開にはならないだろうが。これが北朝鮮やイランだと「やっぱりな」ということとなり、徹底的に叩きつぶそうとしたかもしれない。

「いつものように発動できないなら もっと強く!」

 とりあえず日曜日にMGOとモンハンに浸るのを止めようと思う。毎日勉強を欲してた高校3年生の時を思い出せ。今年は世界で1番の大学を狙っているのだから。

2010年6月11日金曜日

Collapsed Stateジンバブエ VS (自称)平和国家日本

 昨日の日本とジンバブエのW杯前の最後の練習試合の結果は、平和研究の領域でCollapsed State(崩壊国家)の意味を再定義することが必要になるんじゃないか・・・と思わせるものだった。何より、国家構造が破綻している国と戦ったGDP世界第2位(そろそろ中国に抜かれてしまうが・・・)の大国が1点も取れないという事実は、国家の破綻とサッカーの国家的発展の因果関係の意味を考えさせるものであった。
 ジンバブエははっきり言ってどうしようもない国である。価値的な意味でどうしようもない言うよりは、国家運営に明確に失敗しているが故にどうしようもないのだ。NGO The Fund of Peaceの「崩壊国家ランキング」では2009年度第2位である。海賊と無政府状態で名高い1位のソマリアと、「世界最悪の人道被害」で名高いスーダンに挟まれている。話題となった人類の歴史上最悪と言っていいハイパーインフレは、ジンバブエ中央銀行の頭取であったゴノの「日の出作戦(笑)」というすんばらしい政策によって加速していったが、結局2009年に米ドルの支配下となることで、流通していたジンバブエドルに対する信用を完全に失墜させ、流通していた紙幣を紙屑とすることで収束を見た。しかし、昨年度は失業率が一時94%というとんでもない数字になっているなど、経済的な意味での発展はほとんど無い。サッカーなんかやってる場合じゃない。
 当然こんな国のサッカーチームがW杯予選を勝ち抜ける(勝ち抜いたら勝ち抜いたでサッカーって何なんだ)わけがなく、彼らは文化的な面でも日の目を見ることは無い状況にあった。ところが、昨日モザンビークがドタキャンしたことで彼らは徹夜で移動して(自称)平和国家日本と対することとなった。結果は・・・国がぶっ壊れている彼らにとっては金星に近い引き分けである。
 へぇ~国の発展とサッカーの強さは相関しないんですね。まあ確かに、国の発展度とサッカーの強さに強い相関がある場合は、アメリカが毎回優勝していなければならないし、未だに貧困国と言っていいアルゼンチンやブラジルが強い理由が説明できない。そう考えると、仮に社会に構造的暴力(と言うまでも無い直接的暴力)が満ち溢れていても、サッカーはできると言うことだろうか。国家が崩壊しているか否かという要因とサッカーの国家的発展は無関係なのかもしれない。ともかく、この事実は多くの発展途上国にとってはチャンスと見えるのではないだろうか。まあ他の先進国に比べて日本だけが異様に弱い場合は別だ。この理由は今の日本サッカーを見ているとかなり説得力があるように見えてしまうのだが・・・・。

2010年6月10日木曜日

D. Gray-man20巻 感想(ネタバレに配慮しすぎるためかなり抽象的です)

 多分もう展開及び内容がOVA限定の流れになってしまったのがD.Gray-manである。20巻は特に無理かもしれない。日曜5時以外は民放で深夜以外は放送不可能かもしれない。そしてここで収束させた場合はリナリーとラビが空気になってしまうかもしれない。
 とりあえず、第2世代の人造エクソシストがいわゆる移植ものだったという事実は、フロントミッションを思い出させた。俺が初めてやったのは小学生の時だったが、暗い+(想像したら)グロい+(今で言うと)欝ゲー?といった感じである。もうどうしようもないよ、ということだろうか。ツィーゲライフルっていう隠し武器(拾える)とバルカンとサカタが印象的なゲームだった。しかし世の中にはまだまだ欝ゲーがある・・・。プロットを読んだだけで嫌になりそうなのはserial experiments lainとかだろうか。誰得・・・?
 D.Gray-manは放っておくと欝ルートに突入しそうな(あるいはもう突入している?)部分を今のところは登場人物の人格を明るくすることでどうにか乗り切ろうとしている漫画である。そして、とにかく怪我がひどい。 One Pieceの3倍は痛そうである。
 いわゆる「過去編」に突入したということは、物語的にもかなり進んでいるということを示唆しているのであろう。前巻の「ぶち抜きノア一斉紹介」と相まってそろそろ決定的な破局がアレンに訪れそうである。どうやって全員と戦うのか。ジャガーさんのそふとくり~む並に各人の能力が希薄になりそうな予感が・・・。
 あと一言で言えばどう考えてもポスト・エヴァ(TV版)の漫画だったなってとこだろうか。

2010年6月9日水曜日

やる気

 今日大学時代にいろいろ世話をしてもらった先生からメールが来ていたので、少しやる気になった。どうやらその人も留学を考えているらしい。
 大学時代にその人とよく話していたのは、法的な力を用いた社会改革と政治的な力の実在である。一言で言えば「法とは政治である」という批判法学のあり方の一つについて了解しつつ、それを乗り越えるための新しい視覚や理論を考えていた。この「法とは政治である」という命題は、俺が今研究しているTransitional Justiceの領域でも頻繁に考えなければならないものであるし、今までTransitional Justiceを我がもののように扱ってきた(もはや前時代的な)法学者達が、重要性を認識しつつも上手く言葉で語ることのできなかった問題である。
 とにかく、その人からのメールでまたもっとやれるようになった。俺の2009年度は「300」でレオニダスがクセルクセス王に槍を投擲するが頬をかすっただけで殺せなかったようなものであったが、2010年度は頭のど真ん中をぶち抜けるようになればと思う。

2010年6月8日火曜日

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ

 昨日、今日と凄まじく眠たく、体が重い。でも勝つためなら何でもいい。

2010年6月7日月曜日

Windows7

 昨日大学が無料で配布していたWindows7をインストールした。・・・・結論から言うと、Vistaは踏み台でした。完全版商法、ディレクターズ・カット商法、インターナショナル商法みたいなもんだったな。ボロい商売しやがる。

2010年6月3日木曜日

一筋の光

 せっかくもらったNorthwesternの合格を蹴った(蹴らされた)後、MGOやモンハンで腐った後、いつものつけ麺を食べて復活した・・・。
 と同時に、新しい戦略が浮かんできた。それは、何もLLMをアメリカに限る必要が無いんじゃないかということ。自分のキャリアを考えるとただ単に箔を付けるために上位校を狙うのではなく、上位校の中でも最低でも国際人権法、最高ではTransitional Justiceを扱うプログラムがあることで絞りをかけているので、アメリカでは(1)NYU、(2)HLS、(3)NU(次点でUCBぐらいか)が今のところは優先順位の高い順番となる。しかし、これら3校はどれも予算が1年で500~700万円は確実に吹っ飛ぶので、今回の俺のように自己資金がゼロの場合は最難関のフルブライト(しかも補欠でも多分「死亡」と同義の)とセットという道がスタンダードになってしまう。
 しかし、つけ麺を食べて帰って来て気付いたのだが、そもそも上述した国際人権法やTranjitional Justiceはイギリスでも扱っているし、後者に至っては世界で唯一といっていいTransitional Justiceの名を冠する専門誌を発行しているのはOxford Universityである。それを思い出して調べてみると、学費の点で米英で明確な差があることが判明した。Times 紙とGuardian紙でTOP3に含まれるCambridgeとLSEの学費を調べてみると、どちらも大体200~300万円で行ける。
 更に、これらの額がフルブライト以外の伊藤国際教育交流財団や吉田育英会派遣留学生制度等でほぼ全額賄えることに気付いた。俺の場合はLSEで要求しているGPA3.3は余裕で越えているし、大学は首席で卒業して賞までもらっている。すなわち、イギリスを視野に入れたとしても、アメリカと同じく英語のテストの成績のみに対処すれば他の出願者達と互角に戦うことができるだけのバックグラウンドは備えているのではないか。つまり、フルブライトを取らないと留学できないという論理は必ずしも俺の戦略にとって合理性のある前提ではない。当然Northwesternから合格をもらっておきながら、今更TOP10に入らない大学に出願することはありえないが、世間的な評判よりも、この留学は俺が平和構築の領域で働いて出世して権力を掴んで世界平和に貢献しまくる能力を養うことが第一義的な目標である。そう考えると、例えばフルブライトが取れずに他の奨学金を得た場合、イギリスへの留学にその費用を充てる方が、300万借金してアメリカに行くよりも合理的なのではないだろうか。
 というわけで、この前書いた予定表は少し内容を変える必要がありそうである。少なくともあと3ヶ月ぐらいは英語の試験で高い点数を得るということが大きな戦略目標の1つとなりそうだ。幸いなことに今年は挑戦するだけの予算があるので、ガンガン強気に行っても良さそうである。「俺の人生は最高だ。」と言っておこう。
 

さよならNorthwestern University

 先程Admission OfficeからDeferを与えることはできないというメールをもらったので、そこで今年度のNorthwesternの合格を辞退した。

2010年6月1日火曜日

「任務変更了解。」

 指導教官のテコ入れを受けて作戦を変更した後、更に今日新たな戦略を構築した。下記が今後1年間の最善の結果を反映した予定表である。

 2010年度(D1:24歳)

6月
2010年度フルブライト奨学金は最終的に受給できず。本年度NU留学を断念。
博士論文の執筆を開始。
研究計画の具体化作業+第1章(先行研究の分析)への取りかかり
留学をするための奨学金への申請準備を開始。
TOEFLIBT100点越えプロジェクトの進行。(6月26日に今年度初回の受験)
NUのDefer交渉。
推薦状準備(今年はUnder graduateの時代の先生1通+Post Graduate の時代の先生2通)

7月
TOEFLIBT100点越えプロジェクトの最初のチェックポイント(フルブライト本審査用書類締め切り)
第1章(先行研究の分析)終了
戦国BASARA3発売!

8月
第2章・3章 分析枠組みの構築作業。
TOEFLIBT100点越えプロジェクト進行。

9月
第4章~6章(ケーススタディ)
※数週間のフィールドワークを行う可能性。
TOEFLIBT100点越えプロジェクト進行。

10月
ケーススタディの続き。
序論と結論を書きつつ論文全体の調整
フルブライト面接審査へ進む。
※今回は圧倒的な実力を見せつけて合格するため、面接対策として、顔見知りの講師が居る近所の英会話学校を利用する可能性。
フルブライト奨学金面接(10月後半)
TOEFLIBT100点越えプロジェクト進行。
推薦状準備(今年はUnder graduateの時代の先生とPost Graduateの時代の先生を組み合わせる)。


11月
TOEFLIBT100点越えプロジェクトの2番目のチェックポイント(HLSにApply)
TOEFLIBT100点越えプロジェクト進行(取れていない場合)
論文全体のチェック

12月
フルブライト奨学金受給決定。
TOEFLIBT100点越えプロジェクトの最後のチェックポイント(NYU,NUを含んだLLMにApply開始)
LLMにApply終了後にケーススタディとデータ収集再開。4~6章を再考。
MHP3発売!

1月~2月
HLSのDecision?
論文全体のチェック
※フルブライトが取れていない場合は各ローのFellowshipやScholarshipに応募。
「おじさん」になる。まだ留学してないので気まずい。できるだけ会いに行かない。


3月
NU、NYUのDecision。
※フルブライトが取れていない場合は各ローのFellowshipやScholarshipに応募。
4月からの休学申請。
論文全体のチェック2

2011年度(休学:25歳)

4月
合格している場合は引きこもり生活開始。
世話になってきた人々に御礼。
モンハンをやっとintensiveにできる時間を取れる。真面目部屋運営再開。
※今のNPOでバイトできない場合は必要に応じてバイトを探す可能性。
論文の誤字・脱字、スタイルチェック。

5月
進学先決定
健康診断
I-20申請
論文の最終チェック(第1段階)

6月
博士論文脱稿(第1段階)
ビザ面接
引越しの準備

7月~8月
渡米

2010年5月28日金曜日

さらに作戦変更!

 今日指導教官と話し合った結果(というかテコ入れされた結果)、次に留学するまでに博士論文を完成させるという目標の下、この1年は行動することとなった。つまり、本来3年かけて完成させるという名目の博士論文を、提出はしないまでも次に留学するまでに完成させておき、留学後に少し加筆して提出できるようにすればいろいろスムーズに行く、という無謀な作戦だ。でも俺は実質3ヶ月ぐらいで他の候補者より3倍はマシな修士論文を書いたと自負しているので、なんとかなるかもしれない・・・?
 俺はNorthwesternとの神がかったSkype面接以降、ちょっと留学に関して自信がついたので、留学する気まんまんである(というか金があれば今すぐできる)。なので、2年と言わず、今日から1年で博士課程に決着を付けるつもりで活動していこうと思う。それに加えて、指導教官には言わなかった最近どっかの要領の悪い総理大臣のせいで頻繁にメディアに出るようになった「腹案」に関する準備を進めようと思う。どっかの要領の悪い総理大臣と違ってこっちの腹案は本当に腹案だよ!
 ・・・とりあえず今日以降はあんまり遊べない日が続きそうである。でもやっと楽しくなってきた。

2010年5月21日金曜日

ありがとうDimple Patelさん

 今日NorthwesternでAdmission 等の事務を担当しているDimple Patelさんからメールが来て、5月25日をもって6年間働いたNorthwesternを退職するという知らせを受けた。
 某掲示板によるとこの人は実は女性?・・・らしい。この人には俺が馬鹿なばっかりにかなりの迷惑をかけた。かなり迷惑をかけただけに、もしNorthwesternに入学したら直接お礼を言いに行こうと思っていたが、これで今後彼女?と出会うことはなさそうである。

2010年5月20日木曜日

BUT I (MAY) HAVE AN AMBITION.

 昨日フルブライト奨学金から「あなたが繰り上がる可能性は非常に低い」というメールをもらって以降、プレイステーションストアのゲームアーカイブスからサガ・フロンティアをダウンロードして、今日の朝10時30分ぐらいまでやって、そこから風呂に入ってつけ麺を食べて新しい靴とジーンズを購入した・・・。

 (もう今年が半分ぐらい過ぎるけど)Kの今年の標的

 (1)フルブライト奨学金の獲得

 お前だけは絶対に許さん。待ってろ。

 (2)TOEFL-IBT 100点越え

 お前も絶対に許さん。お前は俺を止められない。

 (3)全米トップクラスのロースクールに(もう1回)合格する

 待ってろHLS。そしてNYU。また会おうNU。

 19人居た補欠合格者の上から4番目はこうして1回死亡し、また歩き出す。俺が歩くことを止めない限り何度でもフルブライトの奴にアプライしてやる。何度でもロースクールにアプライしてやる。こんなところで止まってられない。

2010年5月14日金曜日

I CAN (NOT) ADVANCE

 とりあえずフルブライト奨学金の補欠合格が繰り上がるかどうかの知らせを待ち続ける日々をやめた。相変わらずNorthwesternからはさっさとビザ手続きをしてくれというメールが来ているが、そもそも授業料を払えるアテがないのでそんなんはできんと言わざるを得ない。あくまで俺のような貧乏人の留学はフルブライトとセットである。
 5月に入ってからは留学が決まるかもなあと思って待ち続けていたが、待っていると全然他の事ができない。今日考えたが、そもそも留学することは自分の関心がある分野を究めるための1つの手段でしかないのだから、他にも多数の手段がある。こんなんで俺の歩みを止めるわけにはいかない。
 とりあえず、今年少なくとも夏休み明けまでにやっておきたいことは、俺のつまんない博士論文研究題目をもっと面白いものにする作業である。4月のプレゼンテーションではまだそんなに面白いことを思いついていなかったので、アメリカへの留学とそこでの研究テーマを適当に英語で喋って切り抜けたが、つまんない内容であった。紛争被害者救済のテーマをICTYとICTR使ってやるって言ってもどっちもそろそろ閉店するし、そんなん今まで多くの研究者がやってきたことだ。もう1度言うが、俺は自分の研究テーマがつまんない。
 なので、今日電車に乗ってバイト先に来るまでに考えてたことであるが、ICTYとICTRや、俺が修士論文で採り上げたハイブリッドコートじゃなくて、これからの戦争犯罪法廷として期待されているICCにそろそろ手を出そうかな、と考えている。修士論文を書くときには1年という短い期間で結果を出すこととなったため、どうせやっても設置されたばかりでデータ不足となり、よくある「条文から読み取れる救済の(論理的)可能性はこうですよ」という感じの論文になるかもなあ、という理由であえて避けたのだ。
 今回は3年使って書く感じなので、まだ踏み込まれて無い領域まで突っ込んで話をできれば、もっと俺のテーマが面白くなるかもなあと、電車の中で論文を読みながら考えていた。というわけで、今日からこのブログは「留学するかしないかそんなことはどうでもいい」という態度で記述されていくこととなり、俺もさっさと次へ進むことにした。とりあえず卒業後に大学教員になるつもりは無いので、現段階で学振を取りに行くのは避けようかなと思っている。それよりどこか俺の研究テーマや将来の希望職種に関連あるところで実務経験を積みたいところだ。とりあえずもっと俺の書く博士論文を面白いものにしないと、俺も博士課程に居てつまんないままなので、地道にアイデアを探すことにする。
 ・・・まあこんなこと書いてても「ふん!留学できるようになったらちゃんとするんだからね!」とは言っておこう。事実としてアメリカではだいぶましなロースクールに合格しているわけなのだし。

2010年5月10日月曜日

劇場版銀魂 新訳紅桜編 感想

 GW中に銀魂の映画を観た。個人的には銀魂のアニメを毎週観るのが習慣となっていたので、レギュラー放送が終了してからは1つ世界がつまんなくなったと思っている。もっともアニメという手法上、もう話のストックが原作に完全に追いついている状況であったので、多くの場合はろくでもないオリジナルの展開(え?何この焼き直しのキャラ設定みたいな奴が沢山登場するパターン)をだらだら続けるよりは良かったと思う。
 銀魂を一言で言えば「放送コードがなんぼのもんじゃい」である。面白い話を作るためには手段を選ばない。特に真選組(特に近藤さん)が関わる回は80%ぐらいの確率でモザイクとピー音が登場する。主人公は糖尿病だし、ヒロインはゲロ(今回の映画では痰)を吐くのだ。他方で決めるところはきっちり決める・・・かもしれない。大体長編は前半でめちゃくちゃ暴れまくって後半で感動させるというパターンであるが、映画も紅桜編という1つの長編を再編したものだったので、基本的にはこのパターンであった。そして本編終了後にさらにめちゃくちゃにした・・・。
 今回の紅桜編の大筋をかなり手短に説明すると、行方不明になった桂を万事屋が調査していく内に、銀さんが桂を斬った岡田と戦って負け、事件の背後に銀さんや桂と共に昔攘夷戦争で戦った高杉らがいて、岡田の用いた刀が紅桜と呼ばれるやばい刀で、それを使って幕府転覆を企む高杉たちを止めるために、再起した銀さん達万事屋が戦うという話だ。実はこの話の映画化はテレビ版の方でたびたび嘘予告として流れていたものである。
 感想であるが、時間が制限されていただけに、上述した長編のパターンには持って行きにくかったのかもしれない。後半の感動の部分も鉄子の兄の描写が不十分だったことと、高杉という、銀魂の全話を通じて10回も登場しないくせに人気投票ではかなり上位に入るというキャラのせいで、妖刀をめぐる話と言うよりは銀さん、高杉、桂の関係をめぐる話に比重があったように見えた。多分漫画やテレビ版を観てない人が初めてこの映画を観ても、「結局高杉とかって何?」という感想を持つことになるだろう。映画以前の問題として彼らの問題は本誌ですら未だに解決していない。というか銀魂が連載終了ぐらいの流れにならないと、もしかしたら作者は銀さんの過去の話の全容を明かさないのかもしれない。
 テレビ版での斬りあいもかなり滑らかに描かれていたが、映画版ではさらに新規カットや最後の桂との共闘シーンが増えて疾走感が増している感じである。実際、バトル漫画であるNARUTOやブリーチよりも銀魂のバトルシーンの方が、必殺技も何も無く、ただ斬りあうだけなのに綺麗に描かれている場合が多いし、銀さんの決め台詞もまともに聞こえる。
 今後の銀魂についても、完全にテレビ版放送の道が断たれているわけではないらしい。ガンダム00のように明確にシーズン分け方式を採用しているわけではないが、とりあえずこれで終わりというわけではないみたいだ。銀さんの「終わりだぁ?まだ始まってもいねぇよ」という言葉を信じたい。ちなみにこれは北野映画の台詞をパクっているらしい。分かりにく過ぎて新八のつっこみの意味が分からなかったが。とりあえず最後の嘘予告が再び実現されることを祈る。
 
 
 

2010年5月7日金曜日

アドパで良い部屋を見分けるコツ

 最近のアドパの傾向では、モンハンが従来大多数を占めていたワールドAにおいて、MGSPWの部屋が多くなってきている。俺もMGSファンの1人であるが、しばらくゲームはよっぽどのことが無い限り買わないことにしているので、俺には縁が無い。アドパでは午後7時を過ぎた辺りから翌朝の2時ぐらいまでが経験上、最も部屋数が多くなるが、現在ワールドAの割合はMGSPW:モンハン:PSP2:三国無双マルチレイド=5:3:1:1ぐらいだろうか。
 ところで、アドパにはこれだけ部屋が乱立しているのであるから、当然良い部屋もあれば悪い部屋もある。そこで、今日は良い部屋を見分けるコツを記しておこうと思う。

(1)(特にホストが)挨拶をするか

ネットという空間は、実体が抽象化していることで、基本的には文字化された個人の発言などからしか、相手を伺い知ることができない。そのため、たとえ相手が現実社会で怒り狂っていても、どんな極悪人だろうと、その発言が現実社会におけるマナーに則ったものである以上は、相手がいい人であるという印象を抱く。これがネットという空間で言葉を使ったコミュニケーションが重要視される要因であろう。アドパの場合は十字キーで効果音を鳴らして感情を表現できるようになっているが、基本的には挨拶には挨拶で返すというやりとりが必要になるだろう。

(2) 部屋で妥当する規範が明確に確立されているか

部屋を建てるときのコメントが無い部屋に入ると、多くの場合は次に何をするのか、という点で時間を割く。適当にやるのも悪くはないが、コメントには記載した方がいい。


(3) 次に何をするか教えてくれるか

モンハンの場合は特に既にクエストを受注した状態で待機しているプレイヤーが居る部屋に入る場合も多い。その場合、先に入っているプレイヤー(特にホスト)が次に何のクエストに行くのか言ってくれなければ、一回集会所に入って、貼られているクエストを見て、再び準備のために家に戻るという手順を踏まなければならなくなり、時間の無駄となる。更に迷惑なのが、常にホストが何に行くのか言わずにクエストを貼り続ける場合である。イベクエだった場合は本当に時間を割く。コメントに「無言部屋」等の文言も無いのに、こういう行為が繰り返される場合は、さっさと部屋を出た方がいい。

(補遺:モンハン部屋の場合)

(4) 改造や悪魔猫に対して禁止する文言がコメントに含まれているかどうか

実は、ワールドAはモンハン部屋の多さに比例するかのように改造や悪魔猫を所持しているプレイヤーが多い場所でもある(部屋の中には「改造○」、「僕は改造を使うよww」、「改造参加可能」等のコメントが書かれたものもあるぐらいだ。SCEもカプコンも舐められたものである。kaiなら全員通報されてBANされてしまうだろう)。勿論、本来こんなことは書くまでも無いことであるが、「改造×」、「改造禁止」等の文言がコメントに含まれている方が信頼できる状況があることは否定できない。このコメントにさらに「ギルカ交換必須」と書かれている場合、ギルカが正常で改造武器のみを使用しているプレイヤー以外のチーターはほぼ封殺できる。その分ギルカ交換に時間を費やすことにはなるが。


 自分で部屋を建てない場合は、こういった事項をチェックしつつ部屋を探すのであるが、他の人も同様なので、良さそうな部屋というのは埋まっていて入れないことが多い。運が悪いと20分ほど1~64までの地域をうろうろし続けることになる。

2010年5月6日木曜日

果報は寝て待て・・・

 今日もフルブライトから音沙汰なし・・・・。NUのビザ係?のおじさん?がすごいプレッシャーをかけて来る・・・。
 果報は寝て待てという故事がある。万事を尽くしたのであれば、あとはあわてず結果を待てという意味だ。うーん、この故事が生まれた時の時代背景だと黙って寝て待つことも可能だったのだろうか。現代だと黙っていると「何やってんだ、どうなったか聞いてみろ」とか言われそうだ。
 とりあえず、結局留学しなかった場合はこのブログも閉鎖を免れない、というコンセプトで運営しているので、このブログの行く末についても寝て待つ日が続きそうである。合格してるのに行けなかったという結果は、周りの人間に何と説明していいか分からないから、避けたいものであるが・・・。

2010年4月30日金曜日

地雷について

 「地雷」とは、モンハン用語でオンライン上で出会う期待はずれのメンバーや、広義にはネットという空間をいいことに他人を顧みない行動を取ることである。具体的には下記の行為が「地雷」と言えよう。

(1) 弱点属性を無視した装備を持ってくる(地雷度:☆)

これは数時間やれば必ず出会う類の輩である。例えばヴォルガノスに椿を持って行ったりしてしまう者を指す。もっともこんなのが1人居たところで4人でやってる時点で討伐に関しては十分であるから、「ああ、残念な人なんだな」ぐらいの感想しか持たない。


(2) 「迷惑をかけるので待機しときますね」と言う(地雷度:☆)

お前は何のためにゲームをやっているのか?と聞きたくなる。こういう輩に限って討伐するや否や全力疾走でモンスターの死骸にたかる。現実世界だと多分「ゼーハーゼーハー・・・ハハハ、やったぜ?俺?」みたいな感じか。こんなん言うくらいだったらやらない方がマシ。自分の実力に正直になった方が「遊び」は楽しい。「仕事」じゃないんだから。


(3) 罠をしかけてサインを出し続ける (地雷度:☆)

4人居る時点で十分以上に討伐可能なのに何で罠をしかけ続けてずっと罠の後ろに待機し、サインを出し続けるのか。サインは1回でいい。こういう輩が最も無残になるのは、罠を仕掛けたのに、結局モンスターがエリア移動して罠が無駄になったり、ずっと後ろで待機してて俺は安全だとか勘違いして、ラージャンのビームに焼かれて即死した場合である。


(4) 武器で他人を過度に阻害する(地雷度:☆)

4人でやってる場合はある程度は仕方ないが、少し注意すれば避けられる行為を何度も繰り返す輩が居る。例えば散弾を延々撃ち続けて他人の動きを邪魔する者、抜刀術を発動させてるくせに大剣を振り回し続けて他人の動きを邪魔する者がこれにあたる。


(5) VC中にどうでもいい音楽を大音量で聴かせる(地雷度:☆☆)

VCが敬遠される理由の1つ。君のオトモダチとやって下さい。


(6)武器で他人を攻撃して剥ぎ取りの邪魔をする(地雷度:☆☆☆)

過去に一度、討伐後の剥ぎ取りを全くの見ず知らずの他人が邪魔をして、部屋が崩壊した例がある。その時の会話→「すいません、邪魔されて剥ぎ取れなかったんですけど」「すいません、友達が・・・」「君達は中学生かな?」「高校生です」「まあ、いいや。あなたたちとは二度とやらないんで。Kさんありがとうございました」(被害者が退出)「あの、なんかすいません。落ちますね。」(加害者が退出)。君のオトモダチとやって下さい。


(7)上から目線で意味不明の命令をする (地雷度:☆☆☆)

ゲームでそんなに高いプライドを持たれても・・・・。最近出会った一番の地雷。「そうねぇ~系譜を7分でやってきて。それからだね。」→「興味ないです。さようなら。」(地雷以外全員自主退出)。君のオトモダチ・・・はいないか。

うーん、こういった行動(特に5~7)を取る輩にモンハンを通じて展望や救いや楽しみはあるのだろうか。「遊び」の意味を考えてしまう。

2010年4月27日火曜日

昼寝6時間

 今日は朝用事を済ませて家で本を読んでいると、意識が途切れて気付いたら18時になっていた。約6時間も寝てしまったのだ。もう昼寝というレベルではない。確かに「果報は寝て待て」というが、何をやっているのか俺は。
 ちなみに俺は高校生になって受験勉強をするようになるまで昼寝をしたことがなかった。起きる時間も5時ぐらいだし、夜9時までぐらいには眠くなっていたのだ。しかし、高校2年生の終わりぐらいから死ぬほど勉強するようになった結果、夜(朝)2時ぐらいまで勉強して、5時に起きて新聞を配り、その後に学校に行くという生活スタイルになった。
 その後、大学に進学すると、今度は朝2時30分に毎朝起床し、新聞を配るようになったため、新聞を配り終えて朝ご飯を食べてそれから12時ぐらいまで眠り、その後に学校に行くという生活スタイルになった。間違えて午前中の講義を履修していた場合などがあり、その場合は本当に眠たい中講義を受けることとなってしまうことがあった。
 大学院に進学するとやっと6年間もの新聞配達から解放され、午前中にも生活するようになったのだが、研究のせいで生活が不規則になり、眠る時は眠り、眠らないときは眠らないという生活になった。その結果、おそらく逆転させていた生活スタイルの名残から、昼寝という形で睡眠を取らせるように体が強制するようになったのかもしれない(それ以上に付き合っている女の子の影響を受けたのかもしれないが・・・。)
 まあ結果をちゃんと出していれば昼寝は特に問題ないと思う。しかし、スペインでは「シェスタ」という昼寝の習慣が有名であるが、その習慣が経済活動を停滞させると批判されたことがある。今日のように6時間も寝てしまうということはやっぱり俺の活動?が停滞するのかもしれない。

2010年4月21日水曜日

祖母について

 個人的な都合により数日ほど実家で過ごしていたため、ブログの更新が滞っていたが、そこで明らかになった事実は、やっぱり俺は実家に帰れないという事実である。何より個人的に許せなかったのはキッチンで犬を飼育しているという事実であり彼(彼女?)のすさまじい動物的な臭いがする中で自分の口に入れるものを作る姉とその配偶者の神経が理解できなかった。憎しみというよりは、「あはは。絶対無理」といった類の感情を抱かざるを得ない。無理である。色々な意味で。
 俺の実家は大往生した祖母が独力で資産を集めて土地を購入し、建築したものである。役所で入手できる土地に関連する書類には、全てにおいて所有者として祖母の名前が記されている。祖父は割合有力な人間であったらしいが、俺の母親がまだ小さい頃に死去したため、祖母は独力で生きなければならなかった。時代が時代なので大変である。祖母は学校を出ておらず、文字の読み書きや計算能力などはほとんどそなえていない。それ故、家や敷地、数多くの田畑の売買に要される大金を蓄えるためには、それこそ「人間力」をフル動員したとしか言えない。おそらく若い頃は田中角栄に近いパーソナリティを持っていたのであろう。
 今でこそ客観的に祖母のすさまじい(ある意味充実していたと言っていいかもしれない)人生に対して、俺は敬意を払うことができるが、俺は祖母が小学3年生ぐらいから嫌いであった。小学3年生の時、俺の家に遊びに来ていた友達の前で祖母は裸(どうでもいいが祖母と俺の母親は姉と違って巨乳である)で出て、友達に自分の背中へサロンパスを貼らせようとしたのだ。今の俺なら笑って許したかもしれないが、当時は俺の思春期の心情の影が見え隠れする年代に差し掛かっていたため、祖母に関する嫌悪感が形作られてしまった。これは俺にとってある種の原体験に近いものとなり、それ以降は物理的にも精神的にも祖母と距離を置くこととなった。
 こういった体験以上に、俺と祖母の間を隔てたのは、俺の歪んだ自立心の発達と祖母の過度な老婆心の了解不可能な価値観の対立だったと言える。俺はかなり他人を怖がった。1人で物を買いに行くことなどできない状況だったのだ。俺の行動力の無さを補うかのように、母親や祖母は俺を甘えさせた。しかし、今考えれば、これは単に俺の消極性を補うという俺以外の者の意思の力のみが働いたものではなかったかもしれない。これまでの人生で出会ってきた大人、特に俺より年上の女性は、小学校や保育所の先生から、フルブライトやノースウェスタンの女性の面接官まで、俺をいい意味で差別してきたからだ。祖母や母親も例外ではなかっただろう。これについては、あと10年後ぐらいに書きたくなればもっと詳しくどこかで叙述するかもしれない。こういった状況(より正確に言えば自分自身)に嫌気がしていた俺は、自分のキャパシティやパーソナリティを越えて、何でも自分で行おうとするようになった。1人で物も買いに行けない人間には土台無理な話である。『ダークタワー』のローランドの言葉を借りれば、「自己欺瞞はプライドの裏返し」だ。
 俺が高校を卒業して大学で様々な価値観に触れるまでの自立心は歪んだものであったが、着々と大きくなっていった。一方で、祖母(や母親)の老婆心は、彼女達の人生に訪れたいくつかの致命的と言っていい喪失から、拍車がかかっていった。祖母が俺を愛するほど(「すがる」という表現が妥当かもしれない)、俺は祖母を不必要なまでに否定していった。祖母は俺が生まれた段階で既に自分の人格を確固たるものにしていたため、俺が自分の人格を変化させることでしか、両者が歩み寄ることはありえなかったのだと、今なら言えるだろう。
 祖母は94歳まで生きた。俺には彼女が得たものが喪失したものより大きかったのか分からないが、少なくとも遺影は笑っている。それ以上の悲哀を知る姉と俺の願いが投影されたのだろう。
「自己表現が精神の解放に寄与するという考えは迷信であり、好意的に言うとしても神話である。少なくとも文章による自己表現は誰の精神をも解放しない。もしそのような目的のために自己表現を志している方がおられるとしたら、それは止めた方がいい。自己表現は精神を細分化するだけであり、それはどこにも到達しない。もし何かに到達したような気分になったとすれば、それは錯覚である。人は書かずにいられないから書くのだ。書くこと自体には効用もないし、それに付随する救いもない。」(村上春樹,『回転木馬のデッドヒート』)
 

2010年4月16日金曜日

個人的に気に入っている太刀TOP5

 俺は太刀が気に入っている。しかし、最初から太刀を遣っていたのではない。MHP2で初心者訓練に真面目に参加した時に初めて太刀を使用したが、その時に自分のイメージと全く異なるもっさりした太刀の動きが嫌になり、イャンクックを狩りに行くまでは双剣を遣っていた。だが、イャンクック戦でこのままソロでやり続けるのであればそろそろどんな大きさのモンスターでも等しく自分で全部位破壊して討伐できないとダメだなと思い、そこから太刀に手を出し、結局祖龍以外全てのクエストで太刀を遣った。今でこそ俺のギルカの武器使用履歴は虹色のような表示となり、あらゆる武器を遣えるようになったが、そうなったのはアドパでモンハンをやり出して以降であり、既にミラルーツZ一式を揃えた後の話であった。
 太刀の魅力は攻撃の出の速さとそのリーチであるが、より重要であるのは回避である。攻撃の出の早さは他の剣と比べると大剣と片手剣の中間ぐらいであるが、防御ができない分、回避の受付時間が長い。錬気ゲージを保つためには、その場で徒に攻撃を繰り出すのではなく、転がりながら斬り続ける技術が必要となる。太刀の性能を限界まで引き出すためには回避性能+があった方がいいだろう。腕が上がれば咆哮も含めて全ての攻撃を回避することが可能となる。この転がりながら斬り続ける技術は片手剣を使用する際にも応用が可能である。
 しかし、更に熟練が要されるのはパーティーを組んでいる時の立ち回りである。他のプレイヤーが近接武器を使用している場合、特に斬り下がりは他のプレイヤーをこかせる可能性が高いため、利用は控え、連撃の終わりには回避を入れた方がいい。もっとも、熟練されてくると実はこの斬り下がり自体、ソロの時ですら使用すべき局面が限られていることに気付くだろう。ラージャンと100回ほど戦うと分かる。
 以下に挙げるのが、俺が気に入っている太刀である。基本的に性能重視である。

1位 ミラザーゲスパノン (攻撃力:1248、切れ味:白、属性:龍300)

MHP2Gにおける太刀遣いの対古龍最終兵器。圧巻であるのは切れ味+1を発動させた状態での紫ゲージの長さであり、この状態だと他の龍刀を凌駕する性能を持つ。ソウルイーターファンじゃない人にとっては、形状が太刀ではないことが難点であるが、この太刀はJテオを十分ソロで討伐させる力を持っている。

2位 氷刃[雪月花](攻撃力:1344、切れ味:白、属性:氷200)

双獅激天をガチ(閃光と罠と引き離し一切無し)ソロでクリアした際に使用した太刀。ダオラ=レイドではなく、この太刀を選ぶ理由は武器スロットが2であるからである。俺がミラバルZで発動させているスキルが回復アイテム強化であったことから、天癒珠を武器スロットに付ける必要があり、ミラバルZの性能を限界まで引き出すためには、この太刀を遣うこととなる。もっともダオラ=レイドよりも個人的にはビジュアルや納刀・抜刀の音が気に入っているので、どの道氷属性太刀としてはこれを選ぶ。

3位 ラストエクディシス(攻撃力:1392、切れ味:白、属性:無)

村での最終クエストであるモンスターハンターをソロでクリアした際に使用した太刀。攻撃力の高さはゴゴゴに及ばないが、スロットが2つあることから、スキル調整がしやすく、他のクエストでも十分使用可能。見た目は太刀というよりクレイモア系。CLAYMOREファン垂涎の一振りである。

4位 砂猿薙[ゴゴゴ](攻撃力:1536、切れ味:白、属性:無)

武神闘宴をソロでクリアした際に使用した太刀。切れ味+1を発動させることで、属性ダメージ無しの太刀としては最高の性能となる。見た目は好き嫌いが分かれる薙刀型。

5位 飛竜刀[椿](攻撃力:1248、切れ味:白、属性:火450)

太刀遣いの対ウカムルバス最終兵器にして飛竜刀の最終型。作成するためには悪名高い火竜の天鱗が必要。


 

2010年4月15日木曜日

ちびまる子ちゃんと「交通の教則」

 皆さんは「交通の教則」というものをご存知だろうか。運転免許取得に要する試験勉強や、免許更新の際に交通安全協会(という日本最大手の天下り組織)の方から渡されるあれである。内容は定型がほとんど決まっていて、大体前半部分に最新の道路交通法改正情報、後半部分に道路交通法や標識の意味などが記載されている。
 最近免許を更新した際に入手する機会があったのだが、今まで見過ごしていたが、引っかかったのは「交通の教則」のキャラクタータイアップとして、ちびまる子ちゃんが選ばれている事実である。なぜ自動車が物語中に全くと言っていいほど登場しないアニメを交通安全協会はタイアップに選んだのか?俺は講習の最中にそれを考察していた。考察の結果、もっとも合理性のある理由として、「アニメの中で登場するキャラクターが、老若男女平等に描写されていて、かつ国民的な認知度のあるアニメと言えば『サザエさん』か『ちびまる子ちゃん』しかない」という理由だ。ドラえもんではおばあちゃんやおじいちゃんといった道路交通法上の保護が手厚い客体が存在しないし、クレヨンしんちゃんは(ごく一部の物語の本質を理解できない)PTAからの風当たりが強い。こち亀だと日常的に登場するこういった「シルバー要員」は夏春都かぎりぎり大原部長ぐらいしか存在しないし、割合上述した意味での「風当たり」もきつそうだ。何よりもうレギュラー放送が終了している。
 このような理由から、交通安全協会(という日本再大手の天下り組織)のお偉い(と思い込んでいる)人々は、フジテレビ系列で現在も放映されていて、割合視聴率を取っている「サザエさん」と「ちびまる子ちゃん」をリストアップしたのだろう。それではなぜ「サザエさん」ではなく「ちびまる子ちゃん」にしたか?「ちびまる子ちゃん」にあって「サザエさん」に無いものは何か?俺の考察の結論から言うと、それは両物語の性質からする若年層のとっつき易さの違いである。サザエさんにおいてのほぼ常時に渡って登場するキャラクター、すなわち主人公は成人女性であるのに対し、さくら ももこは小学3年生であり、若年層が感情移入しやすいのは自分に年齢の近い後者のキャラクターであろう。交通規則上、さくら ももこと同じ年代の低年齢層もまた、高年齢層と同等の要保護性を有した客体であり、交通安全協会の戦略からすれば、彼らに親しみを持ってもらうことが必要とされたのだと考えられる。確かに、カツオやワカメが主体となる物語も「サザエさん」には沢山登場するものの、それらの話に等しく登場できる権限を有しているのは、主人公であるサザエさんに他ならない。子どもからすれば、成人女性が引き起こす家事上のバカよりも、同年代の女の子が学校生活上や友人関係上で引き起こすバカの方がとっつき易いのだ。
 このような理由から「交通の教則」のタイアップとしてちびまる子ちゃんが選ばれたと考えられるが、個人的に引っかかるのは、キャラクター性を無視した台詞の割り振りである。特にいらだたしいのは父ヒロシの台詞であり、物語中では最もろくでもないおやじのくせに、「交通の教則」では「安全な運転のためにしっかり講習を受けよう!」、「危険で、他人の迷惑になるような行為はダメだぞ」、「決められた速度を守ることは安全運転の基本だぞ」等の言葉を発しているのだ。「お前に言われたくねえよ」という声が聞こえてきそうである。丸尾君とかに言わせた方が良かったのではないか。それはそれでいじられそうであるが。
 

2010年4月13日火曜日

呪いのお話

 俺は呪いの手紙を見た事がある。と言うと何いきなり電波を発しているんだと思う方もいらっしゃるかもしれないが、実際に人間の憎しみがこもった手紙というものが、俺の祖母と母親に届いたことがある。文章の内容を具体的に思い出すことはできないが、なぜか全部カタカナ(国語の教科書に載っているような昔の文章みたいな感じだ)で表記されていて、「オマエハイナクナッタホウガイイ」的な事が書かれていたことを覚えている。まだ俺の頭が今より大分悪かった時の話なので、誰が送ってきたのか等を知ろうなどとはせず、ただ不気味だったという記憶しかない。しかし、祖母や母親が時折微かに漏らす話を聞くと、彼女達をいじめたり、憎んでいる人(人々?)が同一地域に居住していたらしい。どうも祖母の「他人を見返したい」という反骨精神はその辺りに由来しているらしく、俺は「偉いもんになれ、博士になれ、大臣になれ」という念仏を祖母に聞かされながら育った。祖母の祈り(呪い?)は功を奏したのか、結局俺は修士を取って博士課程に進学してしまった。大臣になるつもりは無いが。
 「人を呪わば穴二つ」という有名な言葉がある。人への呪いはいつか回り回って自分への呪いへ転じる、ひいては人を呪うのであればそれなりの覚悟はしろという戒めの言葉である。「鬼神童子ZENKI」という漢字(と狙いすぎたお色気シーン)がいっぱい登場する懐かしい漫画で言われていたあれである。まあ、他人を憎むことと自分への被害に特段の因果関係は実際のところは存在しないだろうが、そもそも他人へ憎しみを持つことで打開できる事態(そもそも打開しようとする気概ではない)は少ないだろう。文字通り何も解決できない。憎しみによって相手をこの世界から消去しても結局記憶を消すことはできない。一瞬のカタルシス(の擬似めいたもの)を感じて終了である。その後に続く自分への負荷を考慮した行動ではない。
 考えてみれば、憎しみを相手に発する行為自体、実は愛情の裏返しである。自分の価値観を相手に理解(承服)させ、自分の正当性を相手に主張する行為に他ならない。俺はサントリーミュージアム[天保山]で行われていた「井上雄彦 最後のマンガ展」へ行ったことがあるが、展示されていたマンガの中で武蔵が自身の父親である新免無二斎へ向かって言った「憎しみだってつながりだ。」という言葉が呪いの全てを語っていると考えている。結局の所、自分の主張(憎しみ)を相手に伝え、それを認識させ、理解してもらうという一連のプロセスを経なければ、自分の満足は得られない。結局他人を呪うということは、他人を否定しているようで実は他人を尊重しなければ成立しない感情なのである。本当に他人を否定したければ、そもそも無視すれば済む。「憎い」と「どうでもいい」はやはり違う感情だと言える。
 と、客観的に考察し、言葉にできたとしても人間の感情はもっと深く、複雑である。より正確な言葉で言えば、そういった深さと複雑さが個別化されたものだといえる。つまり、他人の言葉による影響は、理解を導いても自分自身の納得を導くことは少ない。具体的な文脈に沿って他人を憎んでいる者が俺の文章を読んでも、「じゃあ明日から他人を憎むことを止めます。意味ないし」といった態度を取る可能性は低い。結局自分と折り合いを付けるのは自分以外存在しないし、それは人生にある多くの選択と等価値の、個人の自由な領域に属する。こういった考察をすると、南アフリカや東ティモールで行われた戦争犯罪者とその被害者の和解事業である真実和解委員会の試みが、いかに無謀(不毛と言ってもいいかもしれない)な試みか、理解できる。10年以上の個別的・具体的な呪いの文脈と、個人を折り合わせる技術は、まさに「人類の希望」、ドラえもんの道具に近いと言ってもいいかもしれない。
 他方で、真面目に生きている人々の多くが「そんなもんやってみないと分かんねえだろが」という人間の可能性を信じており、そういった(時折)無茶な試みの連続が、現在の文明を築いたし、多くの人間の気持ちを繋いできた。この「そんなもんやってみないと分かんねえだろが」という気持ちも、「オマエハイナクナッタホウガイイ」という気持ちも、等しく人間の「他者への繋がりに対する願い」であり、その意味では少なくとも「どうでもいい」という結論に、人間はまだ落ち着いて無思慮になっていないだけましということだろうか。
 

2010年4月12日月曜日

鳴牙駆流牙について

 タイトルの漢字の読み方は「ナルガクルガ」が正解である。この漢字表記、一部の熱狂的なナルガファンが勝手に付けたり、一部の中二病患者がその中二病のあまり「漢字かっこいい」「ハンター名は漢字でお願いします」といった痛い価値観から付けたのではなく、実際に発見された地域で呼ばれていた名前の表記はこうらしい・・・本当か?(http://ryubatu.wikiwiki.jp/?%A4%CA#x11bb067
 ナルガクルガを初めて見た時にモンハンも新しい時代に入ったな、と思ったものだ。ゲームであんな動きを表現できるとは、と。初見の時は回避性能のついた防具も所持していなかったため、かなり長い間合いを取ってナルガクルガの攻撃が終了したときにカウンター気味に攻撃を当てていたのを覚えている。現在では回避性能のついた防具があれば+1でもナルガクルガの攻撃を全て避けることが可能であるため、いいカモになってしまった。アキヤマなら「カ・モ・な・のぉ~」と言ってしまうだろう。その割には未だに「ナルガクルガが倒せないので手伝って下さい部屋」が建っているが・・・。もっとも回避性能に頼りきってずっと至近距離で戦っていると通称「ビターン」(・・・本当か?)という尻尾を叩き付ける攻撃に泣かされることになる。ミラルーツZ一式でもライフの7割はトぶ。
 ナルガクルガを100匹狩猟すると「迅雷」という称号が手に入るので、キリン30匹狩猟で手に入る「疾風」と組み合わせている人もいる。個人的には「闇に走る赤い残光」という痛い名前のBGMが気に入っているので100匹狩猟することもそこまで苦痛にならなかった。常に1匹登場するクエストしかないドスギアノスよりはマシな作業だろう。ちなみにナルガクルガはMHP3でも登場が確定しているらしい。

2010年4月10日土曜日

衝撃の事実

 モンハンの総プレイ時間が1100時間を越えたにもかかわらず、今まで店で購入したアイテムをそのままボックスに送る「買って送る」というコマンドがあることに気付いていなかった・・・・。今まで買うたびにいっぱいになる→家へ帰る→また買いに行くという作業を繰り返していたのだ・・・。マジどうにかしてくれカプコンとか1100時間も思っていたが、それよりマジ俺の頭をどうにかしてくれ、俺。
 ・・・2ndの時の「マジどうにかしてくれカプコン」という先入観に凝り固まっていたために、「カプコンはこういう細かいとこで不親切」という意味不明の意識が出来上がっていたらしい・・・。

2010年4月9日金曜日

送れない、ギルカ

 モンハンをアドパでやっていて必ず直面するのがギルドカードが送れないという問題である。接続状況や地域の違いによっても送り易さが違うらしいが、俺の場合は50%ぐらいの確率で失敗する。ギルカは各プレイヤーのプレイ状況や進行度を示すものであり、多くのプレイヤーが称号を変えたり、内容を豊富にするための努力を行っている。ギルカを送ることはプレイヤー間の親交の証であり、モンハンの世界では初対面の際に渡すことが1つの常識と化している。
 ・・・というのは表の理由で、ギルカ交換が推奨される裏の理由として、当該プレイヤーが改造行為をしていないかというメルクマールとしてギルカを用いることができることが挙げられる。具体的には以下の事実が記載されている場合は改造である。

(1)悪魔猫の名前及びパラメータが異常

「天下無双」という痛い名前の猫に出会うことが多い。パラメータも攻撃力が4万を越えていて、明らかに改造だと分かる。違法行為の幇助になるのでここでは明かさないが、「モンハン 改造」でAND検索をかければすぐに配布しているサイトを見つけることができる。

(2)HRと記載内容が一致していない

例えば、HR1なのにG級のクエスト回数が999回になっていたギルカなどである。この場合はまだ「HRは1だけどアドパでG級クエストに999回参加していた」と言い訳ができるが、逆にクエスト回数が0なのに武器使用回数が9999に達している場合もあり、その場合は明らかに改造だと判断できる。

(3)ハンター名がおかしい

漢字になっている場合などである。・・・が、最近ではこういったあからさまな名前を用いる違法改造者は少ない。また、よく言われる「ハンター名が半角ではなく全角になっていたら改造を疑う」という判別手法も、実際にはなかなか利用しにくい。最近では上述したAND検索でひっかかるサイトで、TAKUYAやHIROといった半角で入力された名前の改造データを配布しているため、全角文字を使った違法データを用いる人は少ないからである。真面目にやっている人にとってはいい迷惑であるが、改造されているデータが多いせいか、名前がHUNTERとなっている場合はかなり改造臭いと思われてしまうようだ。

(4)狩猟したモンスターのサイズ、狩猟数、訓練所のタイム等が異常

個人的には1000回以上やっててまだこれが異常だというサイズやタイムは見た事が無いが、異常だったという事例が報告されている。狩猟数については、(2)と同じくクエスト回数が1桁なのにリオレウスの狩猟数が1000以上というデータを目撃したことがある。

 こういった改造の根拠を探るために、クエスト開始前にはギルカを交換したいと多くのプレイヤーが願うのであるが、この記事のタイトル通り、アドパでギルカはなかなか送れない。送信に失敗したと表示されたが実は送信されていたというケースもあるなど、安定しない。プレイヤーの通信環境、アドパの性質、ギルカ自体の性質など、いろいろな要素が絡み合って現在のような結果になっているのだろう。俺が「改造・悪魔猫所持者は蹴ります」とコメントに表示しているのに、その後に「ギルカ交換必須」ではなく「ギルカ交換推奨」と書いているのは、こうしたギルカ送信の不安定性を慮っているからである。
 したがって、快適性を考慮するとどうしても違法改造者であるがホストである俺とギルカ交換をせずに延々プレイし続けて逃げる「フリーライダー」が存在する余地が残ってしまうのが現状である。ばれた場合にどうなるか保証はしないが。

2010年4月8日木曜日

人気武器ランキングTOP5

 アドパで1000回以上クエストをこなすと、ある程度人気がある武器というものが見えてくる。装備は自由といっても巷では教科書的な装備が多く紹介されているため、多かれ少なかれ傾向がある。以下が個人的に多く見かけた武器のベスト5である。

1位 ダークネス(種類:ランス、切れ味:紫、攻撃力:506、属性:麻痺250)

MHP2Gの中でも最高の汎用性を持っていると言っても過言ではない武器。先に部屋に入っている人がどのクエストに行くのか言ってくれない場合などはこれを持っていくとハズレが少ないだろう。アドパをやると必ずと言っていいほど装備しているプレイヤーを見かける。少し前までランスは敬遠されていたが、最近では「ランスを使える者は上級者」という風説がプレイヤー間で広まっているようで、ろくな腕も持っていない初心者プレイヤーもこの武器を持ってくることがある。こればかりを装備してくるプレイヤーは実はろくに装備も揃っていない場合や、ある程度までしかついて来れないことが多い。麻痺に魅力を感じないせいか俺はまず装備しない。

2位 角王剣アーティラート(種類:大剣、切れ味:白、攻撃力:1488、属性:無)

まさに「教科書に載せたい大剣」である。基本的には抜刀術を発動させた金色・真一式を装備した状態で用いる。無属性であることから相手を選ばず、いかなるモンスターともある程度以上に渡りあうことができ、パーティーのダメージソースとして活躍できる。しかし、そもそも大剣の使い方を勘違いしているプレイヤーが60%であり、無駄に武器を振り回されると逆にパーティーのお荷物となる(まさに「勇者様」)。俺はキリンを狩るときは基本的にこれを持っていく。

3位 祭囃子・晴嵐ノ調(種類:双剣、切れ味:白、攻撃力:350、属性:雷200、麻痺120)

MHP2Gに登場するモンスターは、全ての属性の中で雷を弱点としているものが多い。抜群とはいかなくても、他の属性よりは効く場合が多い。加えて、ダークネスと同じく麻痺はどんなに腕の無いプレイヤーでも一方的に攻撃し続けることができる状況を作り出すことができるため、パーティーに1人居ると助かる。その意味でこの双剣はサポーターにもアタッカーにもなりうる武器だと言えよう。ただし双属性が示すように器用貧乏であることは否定できない。無理して色々なクエストに持っていく必要はない。

4位 鬼哭斬破刀・真打(種類:太刀、切れ味:白、攻撃力1200、属性:雷560)

悪名高い「太刀厨」の代名詞的な武器。実際弱点属性を無視してこの武器ばかりを持ってくるプレイヤーと何度か遭遇したことがある。なぜか多くのプレイヤーに太刀がとっつきやすい武器だと思われているようで、4人がこれを装備した状態でクエストに臨むことになる場合もある。「太刀厨」の言葉が流布したせいで、太刀を使ってるプレイヤーが腕が無いと勘違いされたり、太刀自体が弱い武器だと勘違いされていることもあるが、客観的に考えるとこの武器は普通に強い。

5位 阿武祖龍弩(種類:ライトボウガン、リロード:遅い、反動:中、攻撃力360)

龍属性以外の全ての属性弾に加え、レベル1貫通弾も速射可能という、一見チート的な性能のライトボウガン。名前の通り絶対的な力を持っているかのように見えるだけに、ソロで使ったときの「あれ・・・こんなもんかな・・・」というがっかり感も大きい。ろくな腕も無いのにミラルーツ素材を使った装備を使ってたら「最強」と勘違いしたプレイヤーの中には、毎回この武器を持ってくる者もいる。めんどくさくなってくるとこれを装備して「俺ちゃんとやってますよ」的な空気をかもし出すことが可能。作るためには祖龍素材に加えて古龍の大宝玉が5つ必要。

 これらの武器に加えて、次点で老山龍砲・極や、覇滅弓クーネレラカムなどだろうか。多分一昔前だと5位にランクインした阿武祖龍弩を作ると泣いて喜んだかもしれないが、現在では「ナズチ連戦部屋」や「ルーツ拡散祭部屋」などが存在するため、比較的簡単に素材を集められるようになってしまっている。

2010年4月6日火曜日

フリーザ様の名言について

 今日ネットを見ると「合コンで使いたい!フリーザ様の名言9パターン」(http://girl.sugoren.com/report/post_566.php)という謎の記事があったので見てみたが・・・どれも使えねえよ。女の子がいきなりこんなこと言い出したら怖いよ。
 しかし個人的におもしろかったのは4番と5番である。合コンの自己紹介の時に「私の年収は2500万円です」と言ったり、女の子が「やはり1200万円ではこの程度でしょうね・・・・」と言ったりしているのを想像するとこの合コンでできる繋がりの意味というものを考えてしまう。とりあえず前者については自分の年収を数値で述べるという自己紹介の仕方はすさまじいインパクトを持っているので、合コンに「当たり」となる人間が居なかった場合は言ってみるといいかもしれない。聞かされた人は「私はLです。」と言われたときの夜神月みたいになるかもしれない。
 9番に至っては本気で言うと脅迫罪の構成要件に該当するかもしれない。「虫ケラども!!!!」って日常会話で使ってる人自体存在しないと思うが・・・。

2010年4月5日月曜日

錆びた~ 太古の~ 生産計画

 錆びた~や太古の~から作られる武器を最近になって生産しようと思い始めた。今までも所持する機会はあったのだが、まとまった形で入手する機会が無かったということと、それほど武器自体の性能に魅力を感じなかったので、システマティックに生産することをためらっていたのだ。
 錆びた~ 太古の~の生産については、決まったルールに則って実行される必要がある。すなわち、(1)一定のサイクルで当たりとハズレがある、(2)当たりとハズレのテーブルは1回クエストをクリアするたび(採集クエストも含む)、1回錆びた~ 太古の~を生産するたびに1つ移動する、(3)テーブルは全ての錆びた~、太古の~で共有される。例えば、当たりまで2つテーブルを回す必要がある状況だと、錆びた~ 錆びた~と同じ種類の~を生産する必要はなく、錆びた~、太古の~の順番でも当たりまでテーブルを回すことが可能、といったルールである。
 錆びた~、太古の~の入手については、ピッケルを利用した採集か、ラオシャンロンからの入手(体に過去にハンター達が使用した武器等が刺さったままになっているという設定だろうか)という大きく2つの方法がある。前者については俺の調べによると塔のエリア1が最も入手確率が高いようだ。もちろん塔の採集クエストなどは存在しないため、必然的に塔でモンスターを狩るついでに採集することとなる。後者のラオシャンロンについては、討伐すれば比較的高い確率で1~3個の~が報酬として配当されるものの、討伐まで確実に20分以上費やすため、いかんせん効率が悪い。アドパで「行きましょう」と提案すると敬遠されることが多いし(部屋自体禁じている場合もある)、行ったとしても漫画や小説や音楽などの他の暇つぶしの策を用意していない場合、プレイヤー間で殴り合って暇を潰すことになることが多い。そもそもゲーム自体暇つぶしにやっている人も多いため、暇つぶしの中で更なる暇つぶしを探すことは苦痛となる。ラオシャンロンは過去作のラスボスだっただけに、決戦の場となる砦の最終地点で流れる音楽は、モンハンのテーマ曲であるなど、他のボスモンスターとは一線を画す存在として位置づけられていることは理解できる。しかし効率を求めるプレイヤーにとっては、「いくらダメージを与えていても最終地点でしか討伐できない」という設定は障害となる。
 こういった理由から、効率を求めるプレイヤーはピッケルを持って塔へ向かうこととなる。上述したルールに則って生産する場合、所持している錆びた~、太古の~は多ければ多いほど先のテーブルを見ることができるので生産効率が上がる。とは言うものの、錆びた~ 太古の~よりも他の大地の結晶等の素材の方が採取しやすいため、ここでも採取されるまでリタイア→クリア条件のモンスター討伐といった「作業」を繰り返すことになる。FF12の隠しダンジョンでの苦労を思い出すプレイヤーも多いだろう。
 こうした苦労を経て当たりのテーブルを探し出し、無事生産に漕ぎ付けるわけであるが、手に入る武器はどれも微妙な感じである。2008年の半ばにこういった武器が手に入っていればなあ、といった所であろうか。「うーんまあ、確かに強いんだけど・・・ねえ? だってテオ・エクシスって言ったって既にグラビモスもプロミネンスソウルも持ってるし・・・アクエリアスを火属性にされても・・・」といった感じだ。まあもう作る武器もそろそろ限界が見えてきたという人にとっては意味があるということだろう。龍属性双剣と同じで気分によって使い分けようか。蓮舫さんがモンハンを作ってたら仕分けの対象とされそうである。
 

2010年4月3日土曜日

チーターについて

 モンハンをアドパでやっていると遅かれ早かれデータを違法(著作権上違法になった判例があるようだ http://www.itmedia.co.jp/news/bursts/0102/13/tokimemo.html )に改造しているプレイヤーと出会う。インターネットは個人が極めて抽象的に存在する空間なので、例えば他人との物理的な接触が必然として存在する現実世界で、赤色点滅信号を無視して違法に原付を運転するより、「自分がダメージを受ける可能性が低い」と錯覚するからだろう。モンハンについても、カプコンが真面目にこの問題に取り組み、違反者を徹底的に糾弾すれば、ここで話している抽象的な「違法性」は個人への処罰というダメージを伴う具体的なものへと変化するかもしれない。
 それが出来ないのは、企業にはそもそも不特定多数に存在する違法改造者へ個別に対応する金銭的・時間的余裕が無いからだ。加えて、法整備を行う官僚や政治家にとっては、データ改造者が存在することで生じる社会的な害悪よりも、何人かのろくでもない米軍兵士が沖縄でひき逃げをしたり、少女をレイプしたりすることで生じる社会的害悪へ対処することの方が優先順位が高い。結果として、現在のように「これって大丈夫なの?」といった一般市民の疑問だけが残る取り扱いが、チート行為の問題に対してはなされている。
 チート行為はゲームをまともにやっている人間が出会ってしまった場合は害悪であるし、チーターと普通のゲーマーは排斥し合う関係ではある。しかし、モンハンの場合はチート行為は自己完結が可能だ。別にソロで狩りへ出かけ、悪魔猫にミラボレアスやウカムルバスを狩らせて満足感を得ている分には、文字通り誰にも迷惑をかけていない。更に言うと、よく言われる「チーターと一緒にプレイするとデータが破損する」という言説についても、チート行為と他者のデータ破損との間に100%の因果関係が認められるわけではない。試しに部屋のコメントに改造禁止の文言が無い部屋に入り、しばらくプレイしてみるといい。遅かれ早かれ悪魔猫を所持したプレイヤーと出会い、共にプレイすることになるだろう。しかし、データは多くの場合破壊されたりしない。つまり、データ保護のためにチーターを禁ずるという態度に決定的な合理性があるわけではない。
 結局の所、チーターの存在が害悪たり得るのは、改造行為が個人の価値規範に抵触していることが大きい。現状上述した根拠の薄い言説が成り立つのは、確固たる因果関係に立脚しているからではなく、個々の価値規範、すなわち「ズルして自分を強く見せようとする態度への嫌悪感」、「ゲームをすること自体の意義を否定する行為の否定」、「自分は苦労して~のモンスターを狩ったのに楽をして狩っている者が許せない」、といった意識を正当化するため、「データのバグが発生する」という理由付けでチート行為が否定されているのだと考える。ゲーム脳しかりであるが、複数の人間の価値規範に抵触している行為は害悪との因果関係を説明しやすいのだ。
 俺も「モンハン 真面目部屋」においては改造・チート行為を発見した場合、コメントに記載してある通り直ちにキックしている。これは、上述したようなデータ保護という曖昧な合理性を理由にしているのではなく、事実として、ネットという空間は自身と異なる価値規範を持っている存在と了解しあうことが困難であるからである。俺が彼または彼女と知り合いで、学校や職場で日常的に接している(あわよくば彼や彼女を糾弾するだけの権力と実行能力を有している)状況であるなら、自分の価値規範の表明を、(あわよくば強制力を伴って)行うかもしれない。しかし、ネットではそれができない。VCのくだりで述べたように、共にプレイしているのは多くの場合は初対面の、全く異なる地域に住み、物理的接触が限りなく不可能な「誰か」である。通りを歩いていていきなり60代のおっさんに髪や服装の乱れを注意されても、よっぽどの影響力を持った存在でない限り「何だコイツ?」といった感覚を抱き、後に友人との会話でネタにするぐらいの影響しか無いということと同じである。諦観は諦観であるが、こればかりは世の中に存在する自分の力ではどうにもならないことの1つだと言わざるを得ない。
 というわけで、今後も「モンハン 真面目部屋」においては改造・チート行為が発見された場合は該当者を蹴ることになる。チーターがこのブログを見る可能性もかなり低いと思われるが、一応ここで述べておこう。ちなみ、俺はコメントに「改造・悪魔猫所持者は蹴ります」と常に記載し、改造・チート行為が発見された場合は「改造・悪魔猫所持者は蹴ります。さようなら。」と言ってキックする。コメントを理解できなくて、誤って部屋に入ってしまったチーターが蹴られてショックを受けないように、事前にここで俺がどうやってチーターをキックするか述べておく。
 
 

2010年4月2日金曜日

VCと方言

 Yucky.さん、らあめんさん、daisukeさん、daisanさん、SONICさん(多分このブログ一生見ないかもしれないけど)昨日は(4時間ぐらいでしょうか)楽しかったです。どうもありがとうございました。実はVC使ったの昨日が初めてでした。あと多分今後「モンハン 真面目部屋」はVC部屋になります。今まで使ったことがある人でVC持ってない人には本当に申し訳ないですが(VCが思いの他楽だったので)。

 昨日VC使っててまた指摘されたのだが、俺は広島県人のくせに方言が出ない。福山というかなり岡山寄りの土地に生まれたせいなのか、ダメな家庭で育って家族との会話が少なかったのか、完璧な標準語で会話してるらしい。らあめんさんによると広島のお好み村を訪れたときにおばちゃんが「けんねぇ」や「じゃけん」という典型的な広島の方言を喋ってたが、俺は都内に在住してる人間かというぐらい標準語で(いけすかない野郎だと)勘違いされていた。
 しかし俺も子どもの頃は「じゃろうが」等の(汚い・・・・)言葉を喋ってたことは事実だし、俺の姉は未だに上述した方言で喋るので、俺の方言は成長過程で原因不明だが失われてしまったということだと思う。
 ・・・というわけで今後も広島県人のくせに(いけすかない)標準語で喋りますがVCを使ってる人はどうぞ容赦のほどを。しかし異なる年代の人や地域に住んでる人と初対面である程度会話が盛り上がるっていうのがモンハンの不思議なところだと実感した。カプコンの社員の人が言ってたゲームの可能性ってやつだろうか。

2010年4月1日木曜日

ブログを設置してみる

 留学するかもしれないからとりあえず先人に習って(←× 正解は「倣って」)ブログを作っとけ作っとけ、という軽い気持ちでブログを設置した。

 留学しなかった場合は始めたばかりのブログがすぐさま閉鎖の危機に・・・。