2010年11月5日金曜日

LSACについて

 LSACとはLaw School Admission Councilの略で、アメリカのLL.M留学を志す人間にとってはおなじみの機関である。なぜおなじみかと言うと、このLSACに成績証明書、TOEFLのスコアを送っておくと、後は5校までタダで自分自身が送付する代わりに、この機関が代行してそれらの証明書を送ってくれるサービスがあるからである。
 したがって、基本的に多くの人間が最低5校(フルブライトは受給が決まると最低5校は出願するように言う)ほどは海外の大学に出願するので、個別に必要書類を送付する手間等を考えると、LSACに代行してもらう方が得になる。LSACを利用するためには初期費用として185ドルかかる。
 俺の場合はもう既に5校出願するタダ券を全部使ってしまっているので、さらに1校出願するたびに15ドル、そして博士課程に在籍するという変動があったので俺の学術能力を「最評価」してもらうのに40ドルかかってしまう・・・。LSACは単純に成績証明書を各校にコピーして転送するのではなく、LSAC自身が出願者の能力を提出された書類から判断し、評価を下す。俺の場合は既にSuperior という、最上級の評価をもらっていて、多分博士に在籍することになった変化があっても、この評価が変わらない上、おそらくトップ10に入るロースクールにとっては出願者の成績よりTOEFLの点数と、その出願者がお金を持ってくるかどうかの方が遥かに重要な問題なので、俺の「再評価」に意味があるのか全く不明だが、決まりなのでやるしかない。
 確かにこのサービスは外国に住んでいる者からすれば便利なのだが、TOEFLと同じくもう少し値段を抑えていただければ・・・・と利用する誰もが思うサービスである。アメリカらしい感じはするが。

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