2020年4月14日火曜日

FFVII REMAKE 感想

 FFVII REMAKEを2日前ぐらいにクリアした。このFFVIIというゲームについては多くを記述する必要が無いと思う。俺達は小6ぐらいにFFVIIをやることでプレイステーションをやるようになった。このゲームを他のゲームと同列に扱う、ということは難しい。おそらく世界で最も知名度の高いRPGのキャラクターもこのゲームの主人公を務めている。実はFFVIIのストーリーは尖っているし、彼自身の設定も尖っているが、それでも絶対的なFFの主人公を挙げろと言われたら彼になる。
 REMAKEについて述べておきたいことは1点だけであり、スクエニと野村さん達はかなり危険だが意味のある綱渡りをした、ということである。こんな内容にしたら絶対に批判は出る。ただでさえ「失敗」という印象が強いFFXVの後なのだ。この別格のゲームのリメイクはさぞ懐古的で昔を懐かしむ人間に配慮した「守り」の作品だろう・・・という予想は完全に誤りであり、おそらくそれとは反対に、FFがまた前に進んでいくための決断をされている、と思われる。そう言わざるを得ない内容と終わり方であった。
 したがって、ただ昔を懐かしむことを目的にしたプレイヤーはこのゲームを批判する。あの運命の特異点の場面でエアリスが止めた段階でやめた方が良い。それが正しいと思う。こんな内容にしているのでそんなことはスクエニと野村さん達も分かっていると思われる。
 しかし、彼らは前に進む展開を選択した。何度もプレイして全ての展開を知っているプレイヤーにも「新しい」と感じられる内容を選んだ、と思われる。自覚的に物語中で先行きが見えない、という表現が用いられているように、FFVII REMAKEは意味のある綱渡りをすることになった。
 綱渡りなので、どちらに転ぶかは不明である。何年か経って結局「終わった」FFXVやFFXIIIのようになれば俺もめちゃくちゃに悪態をついて勝手に叩くようにしようと思う。しかし、今のところ俺はFFVII REMAKE(新劇場版)がめちゃくちゃに面白い

0 件のコメント:

コメントを投稿