2012年2月17日金曜日

新しい勝負の始まり

いろいろフルブライト関連で面倒な手続きがあったのだが、NYUのOGAの人達やIIEの俺の担当者の協力により、フルブライト奨学生がインターンとして学位取得中に働くための手続きを終えることができた。
 というわけで書けなかった新しいチャンスとはNew Yorkでのインターンである。これで2012年度の第3の標的を達成するための条件を満たした。軽くインターンと書いているが、アメリカでインターンを得ることは日本のそれと価値が違う。実際今学期俺が履修している無単位の「英会話での議論能力やプレゼン技術等を磨く」という目的で開かれているクラスの先生にこれを言うと拍手してくれたりした。
 大学生の時の俺だったらそんなんやる暇あるんだったら家で本でも読んでろとか今の俺に言いそうだが、今の俺は違う。実は書いていなかったが、フルブライト奨学金の面接の際に、完全に俺が場の空気を支配する中、面接官の1人に「1つアドバイスなんだけど、君の経歴は真っ直ぐ過ぎる。人生にはもうちょっと寄り道することが時に必要な場合もあると思うよ。」と言われていたのだ。その時は流れに乗っていたので俺は適当な受け答えをした(というか何とも言えないので「ご忠告どうもありがとうございます」とか言うとなぜか全員に笑われた)のだが、確かにその面接官の言う通りだと思う。
 もう1つ俺がクソ忙しいロースクールの授業の合間を縫って働く必要があると感じる理由は、俺は「実務家と研究者の違い」を強調する輩が嫌いだからである。日本の法学部の教授などは特にこれを言う人が多くて、正直辟易した。自分達が学校に引き籠った結果、法科大学院みたいな無駄な仕組みが作られたんだということを、もう少し彼らは反省した方が良いと思う。これは何も法学分野に関わらず、少なくともフルブライターが全員今後自分達が自分達の専門分野や社会の発展に力を注ぐに当たって、具体的に考慮しなくてはならないことの1つじゃないかと俺は勝手に思っている。俺達は実際に現場で東奔西走している人達のことや、現場で発生している問題について知るべきなのだ。その上で本を読んで論文を書いていくべきなのだ。だからまず俺は俺が実践していくことに決めた。フルブライト奨学金には申し訳ないが、このことで成績が悪くなっても俺は後悔しない。悪くするつもりは全然無いが。
 俺の勤務場所が高校生の時にやっていたMGS2で雷電とローズのナノマシン通信による会話に登場してきた場所だというのも感慨深い。そう言えば俺は雷電とソリダスが殺し合っていた場所の近くで今勉強している。

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