シープ・メドウ。俺が行った時は閉まっていて謎のおやじが一人中に居た。 |
Fallも始まって、最初の授業(ゼミ)の課題図書が論文約20本、本約10冊ぐらいになっていて(結局真面目に読んで行ったら全然関係ない話ばっかりされたが)、今後もこんな感じだとアメリカに来たのに図書館と大学しか行かなかったっていうことになる可能性がある・・・しかも彼女も隣に居ないと俺が外に出るインセンティブなんて前提として90%減の状態だ・・・と考えた結果、頑張ってセントラルパークへ行くことにした。なぜか俺はFallもSpringも金曜日が全く空いていて、しかも来週の月曜日が祝日なので4連休だったのでチャンスだと思ったのだ。
結構早い時間に着いたので、リスを捕ま・・・写真を撮ることにしようと思ってリスを探したのだが、全然見つからず、NYUのOISSの横の茂みで2回遭遇したのにセントラルパークまで来て遭遇できないって何なの・・・とか、小学生の頃トキワの森でピカチュウを延々探し回ったことを思い出しながら1時間ほどうろうろした。走っているおじさんおばさんや、犬の散歩をしている人々が沢山いた。
しかし全然見つからなかったので、もう疲れてきたしもういいよ。OISSの隣の茂みに居たリスの写真でも撮ってセントラルパークに居ましたってことにすればいいよこんなんと思ったので、美術館を目指すことにした。しかし広い広い。原付があればいいのにと何度も思った。
ベセスダの噴水。それはもう噴水だった。 |
メトロポリタン美術館外観 |
20分ほど歩いて美術館に到着した。でかい美術館である。全然買う必要なかったのだが、事前にウェブで学生用チケット(13ドル)を購入していた。入る前に手荷物を預ける必要があるのだが、以外なことにカメラ(及び写真)は商業目的でなかったら使っても良いらしい。ただし、撮っちゃダメという表示がされている作品もあった。
メトロポリタン美術館には、アメリカ、ヨーロッパ、アジア(日本含む)、現代美術、エジプト、ローマ、キプロス、アフリカ、オセアニアなど、世界各国の美術作品が展示されていて、詳しく観ていくと全部観終わるのに1週間ぐらい要するんじゃないかというほど作品数が種類・数ともに多い。俺はエジプトコーナー的な場所から観て行ったのだが、内部が広く更に複雑なので、マップを読んでも良く分からずに苦労した。日本人観光客(らしき人々)も結構居て、彼らはガイド?の人に説明を受けながら作品を観ていた。ガードマンらしき屈強な男女も多数居る。
うろうろしていると11時半ぐらいになったので地下のカフェテリアに行って食事にしたのだが、高い・・・そして無駄に多い。ダブルチーズバーガーの付属のポテトだけで一食いけるんじゃないかという量だった。前の女がチキンを頼んでいたが、3人前ぐらいあるんじゃないかという量だった。ハンバーガーはバンズが冷たくてそんなにおいしくなかった・・・。寿司も売られていた。アメリカの美術館でわざわざ日本人が寿司を食べるってどうなの・・・と思ったので食わなかったが、後から考えると寿司の方が良かったかもしれない。
Agnes Northropの"Autumn Landscape"純粋に美しい作品 |
弓を射るヘラクレス。説明を見てなかったので作者は不明。こんな格好で射ってたら弓道部だとぶっ飛ばされる。 |
アメリカ人Jackson Pollock の"Autumn Rhythm (Number 30) 前衛的である。 |
インドの作品"Seated Four-Armed Vishnu" こういう系統の作品の前で記念撮影をしていた人はほとんどが合掌したポーズを取っていた。 |
鈴木基一の『朝顔図屏風』 |
日本の作品については、アジア枠という扱いで、2階のアジアコーナー的な場所に中国や韓国などと一緒に展示されていた。個人的には日本の作品は良く他の国の作品と差異化が図られていたと思う。人間の肉体の美しさなどは(裸率の高い)ヨーロッパの作品などは良く描けていると思うのだが、静謐な空間や平穏といった概念は日本の作品の方が本当に醸し出すのが上手い。
本当は近くのアメリカ自然史博物館にも行こうかと思ったのだが相当疲れたので帰ることにした。何だよ結局リス居ねーじゃねーかよと思っていたのだが、椅子に座ってリスにぽいぽい餌をやっていたおやじに遭遇し、リスを撮影できた。結構誰も興味を示していなかったので、アメリカでリスを見かけることは野良犬を見かけるようなものらしい。
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