2011年12月12日月曜日

Final

明日から期末テスト開始である。テストはInternational Law とInternational Human Rights Law(IHR) とInternational Humanitarian Law of Armed Conflictの3科目にあるが、俺はInternational Criminal Law SeminarとTransitinal Justiceのペーパー作成を同時進行でやっているので結構厄介である。
 しかし、これらのテストについては全て持ち込み可という一見舐めた感じになっているのでそこを上手く利用している。簡単に言えば暗記を減らして利用する資料作成と問題の理解に重点を置く、という基本的な戦略を実行している。ただ俺の見立てだとこの方法が上手く機能しない可能性があるのがIHRだと思っている。「国際人権法」という、一般的には「国際人道法」とちゃんと区別できる人が多分10%ぐらいしか日本に居ないかもしれないと思う学問領域なのだが、実はそれほど体系が確立されているわけでもなく、例えば「あああれでしょ?UDHRとかICCPRとかICESCRの話だよね?」で終わってくれない。人道法も国際刑事法もヨーロッパ人権裁判所も拷問も女性差別も勾留もTranstional Justiceも入る。なので、実は問題そのものと、問題に対する回答方法が無数かつ多角的にあり、学生に求められるのは「回答者」の能力ではなく、「コメンテーター」の能力だと考えられる。持ち込み不可にして、法律と判例と学説の暗記大会にしてくれた方が明確に差が付くし、準備しやすいので実は簡単なのだが、それが根本的に現段階では不可能な学問領域がIHRであり、「コメンテーター」の能力はかなりの部分所持している言語能力に依存すると思うので、普通の日本人には他の科目に比べて厄介だと思う。と言うより、こうすれば100点を取れる、というビジョンが見えにくい。
 ・・・というテストが明日の朝から8時間という俺の人生の中で1科目にしては最長の試験時間を使って行われる(まあ家でやるというのも初めてだが)。はっきり言って他の科目に比べて予測できない部分が多いが、「コメンテーター」っぽく偉そうに一貫性のある論理展開を答案の中で(結局は)場当たり的にするしかない。

0 件のコメント:

コメントを投稿