ILHRもIFDも落ちた。
ILHRについては出願先の選択ミス、それ以上に両者に共通することとして、競合者との差が挙げられるだろう。まずILHRについて言うと、俺が出願したのが全部どちらかと言えば個別地域に特化した場所だったので、そもそもそこから来ている奴、一度そこで働いたことがある奴、そこ(だけ)を自分の研究テーマに設定している奴との戦いでは自然と不利になる。そして、俺が見誤っていたのは、NYUが俺の予想以上にこれらの「個別地域に特化した場所に合った経験を持つ人材」を擁していたことだ。実はシンガポールプログラムの奴らもこのプログラムの応募資格があるので、特にカンボジアに関しては彼らに持って行かれた可能性が高い。そこまで読んでILC等のある種スキルのみに特化した機関に出願先を変えられなかったのは問題だと思う。もちろん俺がついでに地域研究をやるということにこだわりすぎたこともあるが。
他方で、ILHRもIFDも両方共通していると思うのは、単純な実力不足である。LL.M.入学までは問題ではなかったのだが(一般的にはまあ問題だが)、やはりここから先に進んで、今一緒に勉強している奴らと椅子取りゲームをするためには、俺は彼らと同じように「関連分野でフルタイムで勤務した経験がある」ということを主張できなければならないということらしい。俺は明確にこの点が欠けている(どころかどちらかと言えば勝手に学者向きのバックグラウンドを形成しつつある)ので、今後俺の分野で国際機関を狙うためには、やはり最低でも1クッション挟むような経歴が必要になるということなのだろう。
だったらもう学者目指せよとか思うし、性格的にも俺は(ひきこもりなので)学者の方が向いてるかもしれないが、俺は俺にNYUで教えている先生のように「現場では何が不可能で、何がどれだけできるのか」ということをちゃんと知って伝えられるべきだと思うので、やはりまだまだ目指す分は目指すことにする。もっともこの前論文を仕上げていた時に、何で俺はこんな苦しいことを続けているのか、(小説じゃないんだけど)キングの言ってた通り文章を書くことは自分の身と魂を削っていく作業だとか思った一方で、「あれ?結構これも面白いかもな・・・・?」とか思ってしまったのだが・・・。実は毎年査読付き論文を書くような生活になってもそれはそれで面白そうだと思う自分が居る。多分ずっと前から分かっていたことなのだろうが。
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