最近気付いたのだが、何か変なパズルゲームとMH4ぐらいしかモンハン関連で新しい動きが無く、ラベルを独立させているブログとしてはモンハンで何も書くことが無いというのも問題だなと思う。そこで、今更「MHP3をやっていてパーティーメンバーが死亡する確率が高いクエスト」の攻略法でも書こうかと思い立った。ちなみに俺はアドパの野良で6000回ほどやった人間なので、そんな人間の視点から見た対策法である。
1.概観
栄えある第1回は、これまで累計で最も多くの野良パーティーメンバーを戦闘不能に追い込んだクエスト「覇王降臨」の攻略法を書こうかと思う。なぜ「嵐龍天翔」や「王族の招宴」が1位でないかと考えると、(1)前者はそもそもアマツマガツチ自体への拒否反応、後者は野良での成功確率の低さがそれぞれ受注者の視点から考慮された結果、受注自体の頻度が低い、(2)MHP3で設定上強い立場に居るガンナーからすれば、頻繁に動くアマツマガツチやリオレウス・リオレイア稀少種よりアカムトルムの方が対処しやすく感じる、等の要因が考えられる。(2)で述べている通り、アカムトルムはソニックブラストと速度は遅いが追尾性能が高い突進の2つしかまともにガンナーを殺す手段を持っていないので、ガンナーの方が剣士より比較的楽ではある。
なお常識と言えば常識なのだが、忍耐の種や他の防御力強化手段があると、アカムトルムの攻撃による防御力低下のステータス異常は回復できる。案外剣士にとっては耐えられる攻撃が一撃死になる場合もあるので、不安な人は対処法を確保しておくと良い。
2.剣士について
A.スキル構成
まずスキルの構成だが、ガード不可能な武器を用いる場合、剣士はSPを食っても俺は高級耳栓を全般的に推奨する。アカムトルムは硬直して咆哮する頻度が非常に高く、かつ咆哮に追従する形で高威力の溶岩が噴き出るので、高級耳栓があれば攻撃にも防御にもプラスになる。狩猟笛を使う場合も聴覚保護の旋律を吹けるものを用いた方が良い。ランス・ガンランスの場合は心配な人はガード強化があればソニックブラストで死ぬことは避けられるが、別に無くても良い。硬直時間の長いソニックブラストをガードでやり過ごすのはもったいない上、撃った後ガードした人間に向かって突進されると他の人間は長距離移動を強いられて邪魔なので推奨しない。
なおアカムトルムの咆哮にはダメージ判定があるが、判定は前方に広く、また咆哮時の一瞬だけなので、高級耳栓を付けている場合はさっさと直立して鳴いているアカムトルムに近寄って殴れば良い。もちろんハンマーは咆哮後に頭が降りてくるのに合わせてスタンプか溜め2。降りてくる頭にも攻撃判定があるので、頭の両サイドいずれかに陣取って、体ではなくハンマーの部分だけを当てることをイメージすると良い。
B.要注意行動の捌き方
(a)体をひねりながらの突き上げ
剣士にとってもっとも厄介な行動パターンが体をひねりながらの突き上げである。「覇王降臨」の場合に食らうと150分の120程度は体力ゲージが減り、それに加えて防御力低下の状態異常になる。ガンナーはほとんどの場合即死だが、これに当たる位置に居る人はそもそもガンナーをそれまで全くやったことが無いような考えられないほどの下手糞なので、クエストをリタイアした方がいい。
捌き方だが、大体3パターンあり、(1)アカムトルムの頭がこちらに来る場合、(2)アカムトルムの尻尾がこちらに来る場合、(3)近づき過ぎていて判断に迷う場合が考えられる。もちろん死亡確率が最も高くなるのは(3)の場合である。まず(1)の場合、アカムトルムの頭がこちらに来るのを見たら頭が向かってくる向き(つまり画面手前)に走るか、そもそも頭が当たらない位置に事前に移動するかどちらかで捌くことができる。理想の形は後者の型だが、これは回数を重ねれば大体できるようになる。前者の型は最終的に緊急回避も使うことを考慮に入れておくと生存確率が上がる。
(2)の場合も(1)と同様で、尻尾が向かってきたら画面手前に走るか、そもそも事前に見切って尻尾の範囲の外に移動するかどちらかである。注意したいのはガードで尻尾を捌く場合である。この尻尾は辺り判定が微妙に分かりづらく、尻尾に正対してガードするとめくられてダメージが入る場合がある。その後の咆哮か倒れこみのコンボで死亡するパターンが片手剣・ランス・ガンランスの場合はあり得るので、ガードで処理するより移動して避けた方が無難である。
(3)の状況になる場合とは、攻撃を欲張り過ぎていて、太刀の大回転斬りを出し切った後や、スラッシュアックスの剣モード、あるいは斧モードのぶん回しで攻撃している際にカウンターで合わせられる場合などが挙げられる。これらの場合は硬直しているので、タイミングが悪ければ回避不能となり確実に食らう。運が良く攻撃判定がある頭か尻尾が届く前に行動可能な状況になった場合、文章で表現するのは難しいのだが、頭と尻尾を避けるようにアカムトルムが体をひねる動きに合わせて移動すると捌くことが可能である。決まるとやっている本人しか体感できないが非常に美しい。
他方、(3)の動きは美しいがリスクがあるため理想的ではない。理想的な型とはそもそも事前に攻撃範囲を見切ってその外で突っ立って避けられる状態にあることである。大体4人のパーティーメンバーの内の誰かが背面で攻撃している場合にこの動作をする場合が多いので、剣士で張りつく場合は常にアカムトルムがこの行動をする可能性を頭に入れておくと良い。なおアカムトルムがこの行動を連続で繰り出し360度回る場合もあるので注意である。俺は最高3回連続でこの行動をしたウカムルバスを見たことがある。
なおこの動作の後、アカムトルム・ウカムルバス共に頭が通常時の位置ではなく、若干左足寄りに降りるので、ハンマー・大剣等頭を狙う場合は覚えておくと良い。
(b) 追尾突進
アカムトルムの突進には、(1)クエスト開始時のような長距離移動型、(2)リオレイア・ディアブロスと行動パターンを共有する3連続突進、(3)無害な微速突進の3パターンがある。慣れれば(1)と(3)はアカムトルムの突進速度で区別して見切ることができる。当然無害である(3)の場合は殴りに行っても全く問題ない。
(1)の捌き方であるが、クエスト開始時の場合、100%の確率で集会所でそのクエストをクエストボードに貼った人間に突進してくるため、最初に全力疾走して避けるか、閃光玉で止める、あるいはガードして処理するかの3択である。野良だと閃光玉を使う人が多いが、若干タイミングに慣れが必要で失敗する場合もあるので、突進のターゲットにされている人から他の人は離れておいた方が良い。
クエスト中の場合、緊急回避をしても当たる場合がある程この突進は追ってくる。この突進のホーミング性能は距離が離れていればいる程上がるので、ガード不能な武器を持っている場合はできるだけアカムトルムの近くに位置取り、正対する時間を最小限にすることを心がけた方が良い。ハンマーであっても同様であり、アカムトルムが攻撃動作中などで硬直していない場合、振り向きに合わせて打撃を当てた後は速やかに前転してアカムトルムの正面の直線上から退避するという基本に忠実な動作が必要となる。
もっとも、個人的な概観から言えば、実は剣士で最も生存確率の高いのはハンマーを使う場合だと考えている。なぜかと言うと、手数を必要とする他の近接武器のように無理に張り付く必要が無いため、頭を攻撃→安全圏までの移動を最も合理的・効果的に行うことができる武器がハンマーだからである。したがって、アカムトルムが苦手だと言う人にはハンマーを使用することを勧める。
(2)の3連続突進であるが、基本的には(1)と同様で、そもそも突進の直進上に入らない場所に居ることが理想である。実は(2)の場合の方が当たり判定が小さく、追尾性能も低いため、避けるのは容易だと言える。当たった場合にハメ殺される可能性はあるが。
3.ガンナーについて
A.スキル構成
ガンナーの場合は剣士と異なり、そもそも咆哮の範囲外から攻撃できるため、高級耳栓を要しない。拡散弓を使う場合なら別だが、その場合であっても曲射等で範囲外から攻撃が可能なので、耳栓の優先順位は低い。
したがって、実はガンナーの場合の推奨スキルは存在しない。ガンナーで戦う場合アカムトルムはほとんど単なる的になって全然面白くないのだが、楽しみたい人は貫通弓・貫通ボウガンで気持ち良く貫通を通す、野雷で斬裂弾を撃って太い尻尾を斬る等すれば良いのではないだろうか。
B.要注意行動の捌き方
(a) 追尾突進
上述した通り、ガンナーを効果的に排除するための行動パターンをアカムトルムはほとんど持っていないので、長距離移動型の追尾突進のみに気を払えば後は何をしても自由である。捌き方だが、やはり中距離でアカムトルムの顔の直線状から外れた位置に居ることが効果的である。もっともガンナーの基本は「モンスターと目を合わせない」ということに尽きるので、この基本ができている限りアカムトルムに苦労することは無い。「当たったらほとんど即死」ということだけ頭に入れておけば良い。
4.各武器を使う場合の役割
(a) 切断武器
片手剣からランスまで、切断属性を持つ近接武器を使う場合はとりあえず尻尾を中心に狙う。アカムトルムは体が大きすぎることがはっきり言って弱点で、例えば頭も尻尾も2人張り付いても全く互いの行動を阻害しないような動きが可能なので、割り合い複数同位置に居ても快適にプレイできる。ウカムルバスと異なり本体のダメージとは無関係に切断できるので、最初にさっさと斬って弱点の頭や他の破壊可能部位に散る等すれば良いのではないだろうか。高級耳栓があれば尻尾の半分より外側に居ると完全に咆哮を無効化して攻撃を続けることが可能。もちろん素材に関心が無い場合は最初から弱点の頭に集中。
(b) 打撃武器
上述したようにハンマーをはじめとする打撃武器はアカムトルムに対して非常に相性が良い。何より頭がでかいので打撃武器2人で頭の左右から叩くことができる。大体体感だが1人打撃武器が居ればクエスト終了までに2回はスタンが取れる。
狩猟笛の場合は聴覚保護や攻撃力・防御力強化等の旋律が推奨される。アカムトルムには大振りな攻撃が多く、笛を吹くチャンスはいくらでもあるのでこちらも相性が良い。ヘイトを稼ぎやすいので、遠方に位置取り吹き専になると追尾突進のターゲットにされやすくなることには注意。
(C) ガンナー
自由。可能なら剣士で手が届きにくい背中や腹の破壊をすれば良い。
5.勝手なコメント
個人的には楽しいハンマーか双剣を用いる場合が多い。ガンナーの場合は何をやっても面白くないので大体貫通を通すか斬裂弾を撃つ。麻痺や睡眠で流れを止める人が鬱陶しい。アカムトルムを楽しみたい人は、アカムトルムがそんな人々に麻痺させられた場合は砥石や回復薬を使ったり、眠らされた場合は突っ立っておけば良いと思う。また、特に素材に関心が無い場合は中央部に砥石を採取できる岩があるので、クエストが終わるとそこへ行って砥石でも採取すれば良いと思う。
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