2012年5月28日月曜日

脱稿

論文が終わった。英語ではあるが今書けることは全部書いたと思う。今回は金も時間も無いので高い割に普通の味の蕎麦を食いに行くことはできない。
 なぜ時間が無いかと言うと、7月24日と25日にニューヨーク州司法試験を受験しなければならないからだ。何もかもが最低の試験だったMPREのスコアもなぜかNY州の規定の点数を上回っていたのでどうにかなったらしい。なのでもうBarBriという俺の人生で初めての登場となる予備校での授業を受講している。予備校と言ってもマンハッタンにある本部以外は全部ビデオでしかもオンラインで観ることができるので受けたい時に受ければいい。
 アメリカのロースクールが日本と決定的に違うところは、「そもそも学生が予備校を利用することは当たり前」という前提で作られていることだ。したがって、授業で触れる内容ははっきり言って70%ほどは司法試験の役に立つものではなく、どちらかというと純粋な法律学だし、大学は予備校のビデオ授業を受けられるように部屋を予備校に貸し与えるし、予備校へ行くように提案してくる。
 予備校に行くようになっても結局NYUで暮らすので今後2カ月は何も変わらない生活が続くようである。「2カ月が過ぎた頃、異変に気付く。10冊の電話帳みたいな本を読み終えても日が暮れていない。齢26を超えて完全に羽化する。」みたいになればいいんじゃないだろうか。

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