2013年9月2日月曜日

FFXIV 新生エオルゼア 感想

 やらないといつまでも気になると思ったので、「逆に計画的に集中して本当は一か月ぐらいやるところを無理やり1週間ぐらいでやる」を目標にFFXIVを買ってログイン戦争を勝ち抜きながら無理やりプレイした。とりあえず全体的な感想を書くとオンライン部分以外はよくあるFFで懐かしいということである。
 いつも通りストーリーを適当に書くと、(いつも通り)クリスタルに選ばれた主人公がエオルゼアという「第七霊災」で傷ついた世界で冒険者として、どうでもいい小間使いみたいな仕事から、蛮神と呼ばれるいわゆる召喚獣達との戦いまで、様々なことを経験しながら、やがてエオルゼア全土の支配を目論む(どこかで見た)帝国のスネーク達と戦う話である。
 この「(いつも通り)」や「(どこかで見た)」という点はむしろ好意的に受け取られるべきだなと思う。ファイナルファンタジーという日本のRPGを背負っていた作品は、第12作目で「あれ・・・こいつ主人公?」という展開になって、第13作目で「ファルシ・・・?ルシ・・・?はあ?」という展開になって以後世間的には広く「死んだ」と認知されつつあった。特に第13作目は普通に表現すれば良い言葉を無駄な専門用語で言い換えて馬鹿なパラフレーズを作る、これまでのFFにあったはずのユーザーの自由な冒険を否定する、などの巨額の費用を投じて壮大な自殺行為を挙行して、値崩れしまくったその2作目も含めてユーザーに「他のRPGの方がまだマシだわ」という感想を持たせることになった。文字通り迷走である。
 (新しい方の)第14作目の良い点は、「思ったよりちゃんとしてるじゃん」という感想をユーザーに持たせる作りになっていることだと思う。旧FFXIVの一切、そして第13作目の多くの点が思い出したくない過去であることは周知の事実であるため、「新生エオルゼア」も駄目かも・・・と多くの人々が予想していたと思うのだが、その予想を良い意味で裏切って結構ちゃんとしたFFになっている。サーバーの数が足りなくてログインができないという点に(ものすごく寛大な心で)目を瞑れば、正直オフラインにして、「砂の家」のメンバーをストーリーの進展に合わせて仲間に加えられるようにすれば、「新生エオルゼア」はリビルドした第12作目だと言っても過言ではない。
 もちろんMMORPGなので、ダンジョン攻略などでMMORPG特有のロールの押し付けや、圧倒的なクエストの数と取得経験値の制限などはあるので、合わない人は合わないと思うのだが、第11作目を楽しんだ人はもちろん、第12作目、第13作目に絶望した人にはちょっと触ってみることを薦める。
 (余談だが)俺は個人的にはもちろん骸旅団やアグリアスのヘルプメッセージの再登場にちょっと嬉しくなった。あと今作のシドはシリーズ屈指のイケメンである。

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