サッカー日本代表が羨ましい。この感情はプロのサッカー選手としてあのフィールドに立ちたいというのではなく、明日のデンマーク戦のような乾坤一擲の戦いがあって、その戦いに向けて死ぬほど努力するという状況が羨ましいのだ。本当に羨ましい。
修士課程1年目が俺が真面目に勉強を始めてから最悪の年だなと思っていたのは、こういった乾坤一擲の勝負が存在しなくて全然楽しくなかったからだと思う。少年漫画的な展開、すなわちどうにもならない強敵が居て、それに向かって努力し、勝利を掴むまでの過程が俺の人生には必要不可欠だと、去年の面白かった勝負の連続の中で思っていた。去年はフルブライトの面接が終わった辺りから「そうだよ・・・これなんだよ!これが俺の人生なんだよ!」と思い始めていた。
だから自分でいっぱい敵を作ろうと思っているわけだ。乾坤一擲の戦いに備え、その結果に深く一喜一憂していく生活こそ俺の人生。だから死ぬほど楽しめればいいと思っている反面死ぬほど苦しめればいいと思っているわけだ。
2010年6月24日木曜日
2010年6月23日水曜日
自分にとっての学問
実は自分にとっての学問はまだ高校生になったぐらいの感覚である。世間的には大学4年で学問を終了することが普通みたいになっているが、個人的には修士過程を終了してやっと中学生を卒業したという感覚だろうか。そもそも社会制度上の高校2年生の終わりぐらいからまともに勉強を始めたので、まだぜんぜん勉強をしていない感覚がある。
うーん、なんで高校2年生の終わりに勉強を始める気になったのか、思い出せない。国立の大学に行くという目標はあったかもしれないが、それがどんな利益を俺にもたらすのか全然考えてなかったような気がする。その割には毎日2時間睡眠であとは新聞を配って勉強という歪んだスタイルだったので、その生活を持続させたモチベーションはどこから来たのか、母親の死を消化するための行動か、漠然とした未来への展望か、何なのか分からない。今のように明確な動機を同定した後に行動に移すというスタイルとは全然違った方法で毎日苦しみながら勉強をした。
皮肉なことに、今のように明確な動機を持っている俺は昔のわけも分からず自分に苦役を課していた自分を欲している。
うーん、なんで高校2年生の終わりに勉強を始める気になったのか、思い出せない。国立の大学に行くという目標はあったかもしれないが、それがどんな利益を俺にもたらすのか全然考えてなかったような気がする。その割には毎日2時間睡眠であとは新聞を配って勉強という歪んだスタイルだったので、その生活を持続させたモチベーションはどこから来たのか、母親の死を消化するための行動か、漠然とした未来への展望か、何なのか分からない。今のように明確な動機を同定した後に行動に移すというスタイルとは全然違った方法で毎日苦しみながら勉強をした。
皮肉なことに、今のように明確な動機を持っている俺は昔のわけも分からず自分に苦役を課していた自分を欲している。
2010年6月18日金曜日
"WE CARE ABOUT THE SMALL PEOPLE"
このKY発言は、アメリカで未曾有の環境災害を起こしたBP社の理事であるカール・ヘンリック・スバンバーグ氏が、ホワイトハウスでのオバマ大統領との会談後に行った会見でのものである。
・・・Small People・・・だと・・・・!? 当然Anderson Cooper は360で激昂して今まで取材して出会ったルイジアナで漁業や観光業で被害を受けている人々を一人ずつ紹介した後、彼らはSmall Peopleではないと言って厳しい非難を加えた。
このKYなおっさんはスウェーデン人でネイティブスピーカーじゃないが、この発言のKYさは中学生でもネガティブな印象しか与えないんじゃないかということは想像できるだろう。1Q84でも読んでんのか、このおっさんは。せめてOrdinary Peopleと表現しなよ。まあそう表現したとしてもこのKYなスウェーデンのおっさんが真面目に働いていたルイジアナの人々を(理解不能な理由で)見下していることは判明したが。北欧でのびのびとした教育を受けてEU圏の企業で出世した結果がこれらしい。
・・・Small People・・・だと・・・・!? 当然Anderson Cooper は360で激昂して今まで取材して出会ったルイジアナで漁業や観光業で被害を受けている人々を一人ずつ紹介した後、彼らはSmall Peopleではないと言って厳しい非難を加えた。
このKYなおっさんはスウェーデン人でネイティブスピーカーじゃないが、この発言のKYさは中学生でもネガティブな印象しか与えないんじゃないかということは想像できるだろう。1Q84でも読んでんのか、このおっさんは。せめてOrdinary Peopleと表現しなよ。まあそう表現したとしてもこのKYなスウェーデンのおっさんが真面目に働いていたルイジアナの人々を(理解不能な理由で)見下していることは判明したが。北欧でのびのびとした教育を受けてEU圏の企業で出世した結果がこれらしい。
2010年6月14日月曜日
メキシコ湾の原油流出事件について
最近 CNN Anderson Cooper 360でおなじみのAnderson Cooperみたいにかっこ良く喋るにはどうすれば良いかを研究するために、2年ぶりに360をポッドキャストで視聴しているのだが、ここ1週間はずっとアメリカでBP社が発生させた原油流出事件のことを報じている。日本ではワールドカップの影響で全くの対岸の火事状態ではあるが、アメリカでは結構大事らしい。なんせ、発生から50日も発っているのにまだ原油はぶわーっと流出し放題状態なのだから。
この事件で取りざたされているのは、原油流出を止められていないことよりも、事件発生に至る過程、事件発生後のBP社の対応に対する不透明さである。Anderson Cooperはしきりにtransparency という単語を連呼している。例えば、BP社は事件発生後50日経過してからやっとどのぐらい原油が流出しているか、そのビデオテープをメディアや研究機関に渡したが、当初発表した映像は(おそらく意図的に)解像度の低い映像だったのだ。その違いは明らかで、やっと渡されたhigh-resolutionな映像を下にした分析結果(CNNではカリフォルニア大学の分析結果)は、1日平均約4万バレルもの原油が流出し続けているというものであった。
更に、BP社は「安全第一」をモットーに掲げていたくせに、数年前からパイプの老朽化を指摘されていた事実を無視して営業を続けていた。結果として、爆発事故が発生し、11人の死者が発生した(アメリカのメディアの慣行?なのかは分からないが、死者の名前とどんな人物だったか、Anderson Cooperが一人ひとり読み上げていた)。360では事故の生存者5名にインタビューを行っていたが、上述した「安全第一」については、今現在は全く信頼できないとのコメントを得ている。そして、事故被害者を代表している弁護士はBP社の行為をCriminal(犯罪行為)だと述べていた。
今日のロイター通信の報道によると、このBP社はイギリスの企業らしく、オバマ大統領は今回の事件の影響力を9.11の同時多発テロと同程度としており、両者の間で国際問題にもなりかねない様相である。もっとも国際法的な観点からすれば、今回のようなイギリスに属する全くの企業(=私人)の行為は原則的に国家責任を構成しない。あくまで例外として、例えばイギリスが同企業のある種の業務上の怠慢に対する「相当の注意義務」を欠いていた場合のみ、アメリカはイギリスの国家責任を追求できる。相当注意義務の程度であるが、現在通説的な見解となっている国内標準主義を採用すると、自国の国民に対する一般的な保護と同程度で足りるため、イギリスの国内法実行上合理性のある注意義務を果たしていると見れば、今回のケースはイギリスを不問とすることができる。本件の場合はこの辺でどちらとも解釈できそうであるが、テストで優の成績が欲しい人はイギリスの国家責任を客観主義に基づき(当該行為の国家への帰属と国際義務違反)肯定した後、責任解除の方法を論じればいいだろう。在テヘラン米国大使館事件とホルジョウ工場事件あたりは最低でも挙げておかないとダメだろう。
もっとも現実の世界は感情を持った人間同士の交渉によって物事が進むようにできているので、米英の現在の関係性を考えてもどちらか一方が徹底的に一方を叩きつぶすような展開にはならないだろうが。これが北朝鮮やイランだと「やっぱりな」ということとなり、徹底的に叩きつぶそうとしたかもしれない。
この事件で取りざたされているのは、原油流出を止められていないことよりも、事件発生に至る過程、事件発生後のBP社の対応に対する不透明さである。Anderson Cooperはしきりにtransparency という単語を連呼している。例えば、BP社は事件発生後50日経過してからやっとどのぐらい原油が流出しているか、そのビデオテープをメディアや研究機関に渡したが、当初発表した映像は(おそらく意図的に)解像度の低い映像だったのだ。その違いは明らかで、やっと渡されたhigh-resolutionな映像を下にした分析結果(CNNではカリフォルニア大学の分析結果)は、1日平均約4万バレルもの原油が流出し続けているというものであった。
更に、BP社は「安全第一」をモットーに掲げていたくせに、数年前からパイプの老朽化を指摘されていた事実を無視して営業を続けていた。結果として、爆発事故が発生し、11人の死者が発生した(アメリカのメディアの慣行?なのかは分からないが、死者の名前とどんな人物だったか、Anderson Cooperが一人ひとり読み上げていた)。360では事故の生存者5名にインタビューを行っていたが、上述した「安全第一」については、今現在は全く信頼できないとのコメントを得ている。そして、事故被害者を代表している弁護士はBP社の行為をCriminal(犯罪行為)だと述べていた。
今日のロイター通信の報道によると、このBP社はイギリスの企業らしく、オバマ大統領は今回の事件の影響力を9.11の同時多発テロと同程度としており、両者の間で国際問題にもなりかねない様相である。もっとも国際法的な観点からすれば、今回のようなイギリスに属する全くの企業(=私人)の行為は原則的に国家責任を構成しない。あくまで例外として、例えばイギリスが同企業のある種の業務上の怠慢に対する「相当の注意義務」を欠いていた場合のみ、アメリカはイギリスの国家責任を追求できる。相当注意義務の程度であるが、現在通説的な見解となっている国内標準主義を採用すると、自国の国民に対する一般的な保護と同程度で足りるため、イギリスの国内法実行上合理性のある注意義務を果たしていると見れば、今回のケースはイギリスを不問とすることができる。本件の場合はこの辺でどちらとも解釈できそうであるが、テストで優の成績が欲しい人はイギリスの国家責任を客観主義に基づき(当該行為の国家への帰属と国際義務違反)肯定した後、責任解除の方法を論じればいいだろう。在テヘラン米国大使館事件とホルジョウ工場事件あたりは最低でも挙げておかないとダメだろう。
もっとも現実の世界は感情を持った人間同士の交渉によって物事が進むようにできているので、米英の現在の関係性を考えてもどちらか一方が徹底的に一方を叩きつぶすような展開にはならないだろうが。これが北朝鮮やイランだと「やっぱりな」ということとなり、徹底的に叩きつぶそうとしたかもしれない。
2010年6月11日金曜日
Collapsed Stateジンバブエ VS (自称)平和国家日本
昨日の日本とジンバブエのW杯前の最後の練習試合の結果は、平和研究の領域でCollapsed State(崩壊国家)の意味を再定義することが必要になるんじゃないか・・・と思わせるものだった。何より、国家構造が破綻している国と戦ったGDP世界第2位(そろそろ中国に抜かれてしまうが・・・)の大国が1点も取れないという事実は、国家の破綻とサッカーの国家的発展の因果関係の意味を考えさせるものであった。
ジンバブエははっきり言ってどうしようもない国である。価値的な意味でどうしようもない言うよりは、国家運営に明確に失敗しているが故にどうしようもないのだ。NGO The Fund of Peaceの「崩壊国家ランキング」では2009年度第2位である。海賊と無政府状態で名高い1位のソマリアと、「世界最悪の人道被害」で名高いスーダンに挟まれている。話題となった人類の歴史上最悪と言っていいハイパーインフレは、ジンバブエ中央銀行の頭取であったゴノの「日の出作戦(笑)」というすんばらしい政策によって加速していったが、結局2009年に米ドルの支配下となることで、流通していたジンバブエドルに対する信用を完全に失墜させ、流通していた紙幣を紙屑とすることで収束を見た。しかし、昨年度は失業率が一時94%というとんでもない数字になっているなど、経済的な意味での発展はほとんど無い。サッカーなんかやってる場合じゃない。
当然こんな国のサッカーチームがW杯予選を勝ち抜ける(勝ち抜いたら勝ち抜いたでサッカーって何なんだ)わけがなく、彼らは文化的な面でも日の目を見ることは無い状況にあった。ところが、昨日モザンビークがドタキャンしたことで彼らは徹夜で移動して(自称)平和国家日本と対することとなった。結果は・・・国がぶっ壊れている彼らにとっては金星に近い引き分けである。
へぇ~国の発展とサッカーの強さは相関しないんですね。まあ確かに、国の発展度とサッカーの強さに強い相関がある場合は、アメリカが毎回優勝していなければならないし、未だに貧困国と言っていいアルゼンチンやブラジルが強い理由が説明できない。そう考えると、仮に社会に構造的暴力(と言うまでも無い直接的暴力)が満ち溢れていても、サッカーはできると言うことだろうか。国家が崩壊しているか否かという要因とサッカーの国家的発展は無関係なのかもしれない。ともかく、この事実は多くの発展途上国にとってはチャンスと見えるのではないだろうか。まあ他の先進国に比べて日本だけが異様に弱い場合は別だ。この理由は今の日本サッカーを見ているとかなり説得力があるように見えてしまうのだが・・・・。
ジンバブエははっきり言ってどうしようもない国である。価値的な意味でどうしようもない言うよりは、国家運営に明確に失敗しているが故にどうしようもないのだ。NGO The Fund of Peaceの「崩壊国家ランキング」では2009年度第2位である。海賊と無政府状態で名高い1位のソマリアと、「世界最悪の人道被害」で名高いスーダンに挟まれている。話題となった人類の歴史上最悪と言っていいハイパーインフレは、ジンバブエ中央銀行の頭取であったゴノの「日の出作戦(笑)」というすんばらしい政策によって加速していったが、結局2009年に米ドルの支配下となることで、流通していたジンバブエドルに対する信用を完全に失墜させ、流通していた紙幣を紙屑とすることで収束を見た。しかし、昨年度は失業率が一時94%というとんでもない数字になっているなど、経済的な意味での発展はほとんど無い。サッカーなんかやってる場合じゃない。
当然こんな国のサッカーチームがW杯予選を勝ち抜ける(勝ち抜いたら勝ち抜いたでサッカーって何なんだ)わけがなく、彼らは文化的な面でも日の目を見ることは無い状況にあった。ところが、昨日モザンビークがドタキャンしたことで彼らは徹夜で移動して(自称)平和国家日本と対することとなった。結果は・・・国がぶっ壊れている彼らにとっては金星に近い引き分けである。
へぇ~国の発展とサッカーの強さは相関しないんですね。まあ確かに、国の発展度とサッカーの強さに強い相関がある場合は、アメリカが毎回優勝していなければならないし、未だに貧困国と言っていいアルゼンチンやブラジルが強い理由が説明できない。そう考えると、仮に社会に構造的暴力(と言うまでも無い直接的暴力)が満ち溢れていても、サッカーはできると言うことだろうか。国家が崩壊しているか否かという要因とサッカーの国家的発展は無関係なのかもしれない。ともかく、この事実は多くの発展途上国にとってはチャンスと見えるのではないだろうか。まあ他の先進国に比べて日本だけが異様に弱い場合は別だ。この理由は今の日本サッカーを見ているとかなり説得力があるように見えてしまうのだが・・・・。
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