次に5本のうちの2本目となるILHR (International Law and Human Rights Fellowship Program)に書類を提出した。
このプログラムこそNYUが国際法最強である所以の1つだと言える。このプログラムはILC(International Law Commission)をはじめとする実務で国際法や人権に関する知識を要する場所に大学が金を出して学生を送り込むというものだ。Timapといったシエラレオネのマイナーな所から、UNHCR、ICTY、ECCC(Extraordinary Chambers in the Courts of Cambodia)などのデカイ所まで、20を超える場所が選択肢として存在する。
ただ、今年は俺が入学前に狙っていたSCSL(Special Court for Sierra Leone)やICTJ(International Center for Transitional Justice)のニューヨーク本部は無かったのが少し残念だった。ICTJに関しては当初コロンビアにしようかと思っていたのだが、カウンセラーによればそこは確実にスペイン語を喋れる学生が獲るだろうとのことだったので、あまり地理的な知識を有していないがレバノンの事務所にした。他にはカンボジアのOHCHRと、ECCCである。OHCHRも以前IFDで書いたIDLOと同じくはっきり言ってここで将来働くことになれば俺の人生における目標の1つは果たしたことになるという感じの場所だが、ECCCについてはICTYとレバノンのSTL(UN Special Tribunal for Lebanon)だったら、明確にExit Strategyの実施に入っていて平和構築にとってはそもそも理論的な限界を有する「終わりかけている」ICTYと、正義を追求する前提となる政治的意思の形成が本当にされたのか疑わしいレバノンのHybrid CourtよりはECCCの方が日本も関わっているし面白そうだという理由でここにした。
途中全然面白くないMPREといった糞試験(試験までの待ち時間1時間30分、試験時間2時間5分という素晴らしい試験)のせいでやる気を削がれたりしたのだが、そこそこ上手く書けたと思う。とは言ってもむしろここからがやっと本番となる3本だが。
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